3 best baked sweets shops

年始の贈り物におすすめ! 見て楽しく、食べて美味しい“焼き菓子”の進化形

ティータイムの定番! 年明けの華やかな気分を盛り上げ、贈り物としても喜ばれる進化した美しいパウンドケーキやマドレーヌ——。見て楽しく、食べて美味しい個性的な焼き菓子を供してくれるお店3軒をご紹介します。

PHOTO BY CHISATO NOGUCHI (NDPP.)
EDIT BY TM EVOLUTION.INC

❶ 可愛らしい花型のしっとりなめらかパウンドケーキ
——PATISSERIE PAVLOV(パティスリーパブロフ虎ノ門店)

0106_bake_g1-1
1/7「虎ノ門限定プティフルール」8個入り ¥2,200、16個入り ¥4,500。苺とゆずの2種類のプチパウンドケーキ。生地にはそれぞれ苺、柚子の果肉が練りこまれ、さらに上には苺と柚子味のチョコレートが。店内の壁画と同じ花のパッケージで、特別感のあるギフトに出来そう。
0106_bake_g1-2
2/7「オリジナルアソート」7個入り ¥1,800。マロン、チョコレート、オレンジ、バニラフレーズ、ピスタチオショコラ、キャラメルフィグ、抹茶と、厳選された7種類の味のパウンドケーキ詰め合わせ。しっとりとなめらかな舌触りで、プチサイズなのに食べた後の満足感が高い。
0106_bake_g1-3
3/7「クグロフ」4個入り¥1,800。可愛い“クグロフ”型のプチパウンドケーキ。ゆず、ショコラフランボワーズの2種類で、上からチョコレートがけしている。以上3種類の焼き菓子は、日持ちが14日間。
0106_bake_g1-4
4/7ショーケースにはデザインの美しい生ケーキが並ぶ。生ケーキやデザート類は常時14〜15種類を用意。要冷蔵で日持ちは当日中。ちなみに生ケーキも生地は全てパウンドケーキで、『パブロフ』では「生パウンドケーキ」と呼んでいる。これを人にも贈りたいというお客様のリクエストから、焼き菓子のパウンドケーキが誕生した。
0106_bake_g1-5
5/7焼き菓子類は、個人的なギフトはもちろん、ビジネス仕様のギフトや手土産に利用する人も多い。これまでにない味のパウンドケーキ、花型の可愛らしいデザインのパウンドケーキは、お届けした先でも話題になりそうだ。
0106_bake_g1-6
6/7店内にはカフェスペースがあり、こちらのテーブルで、ショーケースで選んだケーキをドリンクと一緒にいただける。ケーキ代+ドリンク代 ¥400、ドリンクのみの場合は ¥600。パウンドケーキに合うようにシェフが厳選した紅茶と、オーガニックコーヒーを是非一緒に味わって。
0106_bake_g1-7
7/7店長の大平由衣さん。「ご自身へのご褒美や、特別な贈り物として、『パブロフ』の甘くて華やかなパウドケーキを是非お試しください。お待ちしております」

パリや国内のホテルで活躍したシェフパティシエ・近藤康和氏が提案するのは、これまでにないパウンドケーキ。結婚式のお引き菓子としてこのパウンドケーキを作ったのが始まりで、2012年には横浜元町に新感覚の”パウンドケーキショップ”をオープンさせた。

その虎ノ門店は、天井のシャンデリアが煌く、まるでインテリアショップのような内装デザイン。ショーケースには、キラキラで宝石のような生パウンドケーキが並ぶ。そして、この世界観を遠方の人にも届けたいという声から生まれたのが、日持ちする焼き菓子のパウンドケーキ。見た目もお洒落で可愛らしく、センスのいいギフトとして喜ばれることは間違いない。頂いた人が、「もう一度食べたい」と、自ら買いに来ることもあるという。

これまでのパウンドケーキのイメージとは異なり、しっとりとなめらかな食感が特徴。甘さのあるものから和風まで、様々な味を楽しめる。例えば「オリジナルアソート」の「キャラメルフィグ」は、層になった生地の中にドライイチジクがたっぷり焼き込まれ、甘さとほのかな酸味が特長。また「プティフルール」は食べるのがもったいないほどの可愛らしい花の形。食べたら誰もがハッピーな気分になれそうだ。また洋酒を使っていないため、子供から大人まで食べられるのも嬉しい。

TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA

PATISSERIE PAVLOV(パティスリー パブロフ虎ノ門店) 住所 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒズルビジネスタワー1F 電話 03-6273-3432 営業時間 平日10:30〜19:30(土曜・日曜・祝日11:00〜19:00) 定休日 無休 ※各種カード使用可 ※価格は税込 

❷ ノルマンディー出身のシェフが届けるフランス伝統菓子
——Le Pommier(ル ポミエ麻布十番店)

0106_bake_g2-1
1/8「ガトーバスク」1個 ¥350。卵黄、アーモンド、砂糖の生地にしっとりとしたアーモンドクリームが入った焼き菓子。
0106_bake_g2-2
2/8「ダックワーズ」イチジク、イチゴ各 ¥270。アーモンド風味のメレンゲを使って焼き、中にクリームを挟んだお菓子。中のクリームはイチジクとイチゴの2種類の味。表面はパリッとしているのに、中はホロホロとした食感なのが特徴だ。
0106_bake_g2-3
3/8「マドレーヌ」1個 ¥230。味は、はちみつ風味のナチュール、フランボワーズ、ピスタチオ、チョコレートの4種類。マドレーヌはサブレ、フィナンシェと共に。フランス人に人気の定番焼き菓子だ。
0106_bake_g2-4
4/8棚には様々な焼き菓子が並ぶ。好みのものを詰め合わせてもらって可愛いラッピングのギフトボックスにできる。
0106_bake_g2-5
5/8この日の生ケーキは17種類、シュークリームが1種類。金曜日から日曜日は3種類ほど増える。スペシャリテは店名にちなんだ「青リンゴのムース」。
0106_bake_g2-6
6/8手作りの美味しいジャムは自宅用にも、ちょっとした手土産にしても喜ばれそう。瓶のカバーが赤と白のギンガムチェックなのが素敵。
0106_bake_g2-7
7/8パンは『BIGOT』のパンを販売している。これらのパンや生ケーキ、焼き菓子は、ブレンドコーヒー、アールグレイ、ジュース、ホットショコラなどと共に店内でイートインできる。平日限定のおすすめケーキセットは ¥1,000。
0106_bake_g2-8
8/8オーナーシェフのフレデリック マドレーヌ氏。「毎年、干支のエクレアを発売していて、ご好評をいただいています。今年は1月1日から、コンデンスミルクを使って描いた牛の絵柄のエクレアを発売しています」

『ダロワイヨ・ジャポン』のシェフパティシエを5年務めたフレデリック マドレーヌさんがオープンした店。2005年に世田谷区北沢に開業してから、現在は北沢本店、麻布十番店に加え、表参道にカフェを営業している。

『ル ポミエ』は、フランスの伝統的なお菓子作りを重視しつつ、時代に合わせた新しいレシピとデザインを考案し続けているパティスリーだ。品揃えは生ケーキ、マカロン、焼き菓子、ショコラ、パン、ジャムなどと幅広く揃えている。記念日やバースデーケーキを注文する人も多い。

生ケーキより日持ちする焼き菓子は、贈り物文化が根付いている日本で良く売れる商品。フィナンシェ、マドレーヌ、ダックワーズ、ガトーバスクと種類も豊富で、箱に詰め合わせして新年のご挨拶に、お世話になった方へのご挨拶に、フランスの香りと共に届けてみては。

TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA

Le Pommier(ル ポミエ麻布十番店) 住所 東京都港区麻布十番3-9-2 電話 03-6435-0104 営業時間 11:00〜20:00 定休日 無休 ※各種カード使用可 ※価格は税別

❸ 軽やかな食感を楽しめる、アメリカンレシピのふんわりスコーン
——Good day for you roppongi(グッディ・フォーユー六本木)

0106_bake_g3-1
1/7生地全体にチョコレートをたっぷりと練り込み、さらにロッシュショコラというゴロッとしたチョコレートを混ぜた期間限定レシピによる一品。ダークチェリーはシロップ漬けにしたものを使用している。「ミルクチョコとダークチェリーのスコーン」¥269。
0106_bake_g3-2
2/7左は、蜂蜜の自然な甘味がふんわり広がる「チョコチップとはちみつのスコーン」¥260。右は、ホワイトチョコの苦味のない甘さとラズベリーの甘酸っぱさが楽しめる「ホワイトチョコとラズベリーのスコーン」¥260。どちらも年間を通して楽しめる人気定番品だ。
0106_bake_g3-3
3/7「カラフル ボール クッキー」¥630は、ブラックココア、かぼちゃ、紫芋の3種の味わいをアソート。サクっとした食感、ホロっとした口溶けは、まるでサブレのよう。
0106_bake_g3-4
4/7賞味期限が長く、贈り物としても喜ばれるクッキー。店頭では、味わい別に幾つかの種類を用意している。シンプルなパッケージも好感度大。
0106_bake_g3-5
5/7焼き上がったばかりのスコーン。商品は全て、店頭からも垣間見えるキッチンにて、日々、当日販売分を焼き上げている。
0106_bake_g3-6
6/7『グッディ・フォーユー六本木』のもうひとつの看板メニューが「チーズケーキ」。スコーン同様、アメリカのホームメイドレシピを再現した濃厚なチーズケーキが、ショーケースの半分を占める。
0106_bake_g3-7
7/7DIY感のある可愛らしい看板が店舗の目印。六本木通りに面した都会の中心にあって、どこかホッとする雰囲気だ。

アメリカで修業したオーナーが、1986年にこの店をスタート。『グッディ・フォーユー六本木』の看板商品のスコーンは、常時9種類が店頭に用意され、季節ごとにメニューが入れ替わっていく。

一般に売られているイギリスタイプのスコーンとは異なり、この店のスコーンは、アメリカンレシピ。口当たりが柔らかく、しかも軽やかなのが特徴だ。バターやマーガリンを多めに使用することで、クロテッドクリームなどを塗らなくても、温めるだけでそのまま美味しく食べられる。

また自然の材料をなるべく使用して、保存料を加えないホームメイドな作り方を実践しているため、素朴な美味しさが最大限に引き出されている。スコーンは、購入当日を含めて4日間で食べ切ることを推奨しているが、冷凍保存も可能で、その場合は約2週間程度日持ちする。

お勧めは、お好みのスコーン5個のまとめ買い。どれでも5個で¥1,153とは、約1個分がお得になる計算だ。自宅で食べる時は、電子レンジで20秒温めた後、オーブントースターで焼き色をつけるようにすると、とても香ばしくなって美味。是非お試しを!

TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA

Good day for you roppongi(グッディ・フォーユー六本木) 住所 東京都港区西麻布1-7-4 ECONACH西麻布ビル1F 電話 03-3404-0970 営業時間 11:00〜19:00 定休日 日曜 ※価格は税別 ※現金のみ対応

※ 六本木ヒルズ等各施設では、新型コロナウイルスの感染拡大防止の予防対策を徹底し営業しております。また一部の店舗では営業時間を短縮しております。ご来店の際には事前に各施設HPをご覧ください。