IKUKO’S METHOD

ハッピー小物で自分にお疲れ様——スタイリスト地曳いく子のおしゃれメソッド10

ファッションのご意見番ことスタイリスト地曳いく子が、独自の視点で切り込むオトナ女史のためのスタイル術「IKUKO’S METHOD」。今回は「自分をハッピーにする小物」をセレクト。新年の開運は、気持ちをアゲる小物にあります。

STYLING BY IKUKO JIBIKI
PHOTO BY SHIN KIMURA
EDIT BY AKANE MAEKAWA

1226_ikuko_g1
1/8リップグロスやスマホまで入れることができてしまうチェーン付のウォレット。パーティーバッグとしても活躍しますが、仕舞い込まずに毎日お財布として使い倒すことをおすすめ。バッグからさっと取り出してランチになんて素敵じゃないですか。チェーンウォレット¥199,000(ルイ・ヴィトン/六本木ヒルズけやき坂通り1F
1226_ikuko_g2
2/8カード入れやポケット付きのアイフォンケースはもはや小さなバッグ。これひとつ持てばお出かけも可能。お札スペース&コインケース付のカードケースは立派なミニウォレットです。GGパターンにネコやハチが描かれたクラシックでパンクなデザインに惹かれます。 アイフォンケース¥39,000、カードケース¥39,000(グッチ/六本木ヒルズウェストウォーク2F
1226_ikuko_g3
3/8深みのあるきれいなターコイズブルーは老舗ブランドならではの色出し。お財布やキーケースを取り出した時、同じ色味のエナメルブレスレットを手もとにつけていたらよりおしゃれですよね。ウォレット¥107,000、キーケース¥41,000、ブレスレット¥81,000(ボッテガ・ヴェネタ/六本木ヒルズウェストウォーク2F
1226_ikuko_g4
4/8サンローランのYをデザインしたキルティングのステッチがシックで上品。ポーチだけど近くのランチならこれひとつ持って出かけたいです。上ポーチ¥45,000、下ポーチ¥41,000(サンローラン/六本木ヒルズウェストウォーク2F
1226_ikuko_g5
5/8取り外せるケースが中に付いた便利なウォレット。ポイントカードはケースに残して、大事なものだけ本体に入れて小さなバッグでパーティーへ、なんてことも。もうひとつお財布を持つなら、お札も入る三つ折りのタイニーウォレットがおすすめ。 ウォレット(ケース付)¥85,000、タイニーウォレット¥39,000(サンローラン/六本木ヒルズウェストウォーク2F
1226_ikuko_g6
6/8これまでメタリックだったヴァレンティノのアイコニックなスタッズが白のスタッズでスポーティに。ジップも白でポップです。 ウォレット¥86,000(ヴァレンティノ/表参道ヒルズ本館1F・2F
1226_ikuko_g7
7/8きらりと光るキーチェーンはまさにハートに刺さる逸品。ビジュー付きの存在感のある小物は気分をアゲてくれること間違いなし。 カードケース¥56,000、キーチェーン¥55,000(グッチ/六本木ヒルズウェストウォーク2F
1226_ikuko_g8
8/8ロマンティック不足な人にはぜひ持ってもらいたいラブリーなウォレットやキーホルダー。オフィスにラブリーすぎる服は微妙な人になってしまいますが小物ならOK。だからこそ好みはぎゅっと小物に凝縮すべきなのです。 ウォレット¥54,000、キーチャーム各¥54,000(サルヴァトーレ フェラガモ/六本木ヒルズけやき坂1F

今年も一年頑張りました

年末にもなると人様に贈るギフトもひと段落。そんな今だからこそ自分へのサンキューギフトを考えてもいい時。ちょっとしたことでも気分は一新できるもの。新年に向けて小物をひとつ新しくしてみてはどうでしょうか? ただしその場の勢いは控えめに。本当に好きなものを手にすることが気分をアゲていくコツですから。ここは自分の好きを見つめ直すいい機会にしましょう。自分ありがとう、そして新年も頑張ろうね。

地曳いく子が伝授する
ハッピー小物のすすめ

❶ なんてったって老舗メゾン

安くてそれなりにいいものが溢れている現代。でもやっぱりスモールレザーグッズはラグジュアリーブランドものを揃えたくなりますよね。高いアトリエ技術だからこそ出せる深い色出しや他にはないデザインと質。この老舗メゾンの技術こそ日々手にするお財布や小物に投入すべきなのです。バッグやシューズも余裕があればもちろん全部買い揃えたいけれど、そうはいかないのが現実。コスパから考えても、毎日使い倒せる小物にこそお金をかけるべきなんです。

❷ バッグインバッグ?な小物

お財布、携帯、化粧ポーチ。この3種の神器はいつもあなたのバッグにあるものですよね。この際は思い切ってこの“バッグの中にいつもあるもの”に投資するのも手です。おすすめは、それひとつでも小さなバッグとしても使える「バッグインバッグ?な小物」。パーティーバッグにもなるお財布やカードホルダー付きの携帯ケースなど、ユーティリティの高いアイテムはかなり活躍してくれます。

❸ カードケース? いえ、お財布なんですけど私

以前にもお伝えしましたが、今お財布は二極化しています。特に気になるのは「カードケース? いえ、実はお財布なんです私」みたいなコンパクトなお財布。お札も入って小銭も入ってカードも入る。しかもお値段もコンパクト。ラグジュアリーブランドからも多く出ているので要チェックな自分ギフトです。

❹ 大きくて光るもの主義

キーホルダーなら絶対大きくて光るもの主義なんです、私は。なぜなら落とした時にすぐにわかるから。自分の経験上、存在感が薄いものはキーホルダーとしての意味なし。きらりと光るものならバッグの中でもさっと見つけやすいですし、単体でもバッグチャームとして使えます。

profile

地曳いく子|Ikuko Jibiki
スタイリスト/1959年東京生まれ。数々のファッション誌で活躍し、そのキャリアは30年超えを誇る。数多くの女優のスタイリングも手がけ、大人の女性を美しくみせる的確な理論に基づくスタイリング術に定評がある。独特の語り口も魅力で、現在はテレビやラジオでのコメンテーターとしても活躍中。著書に『服を買うなら、捨てなさい』『着かた、生きかた』(ともに宝島社)など多数。最新作『脱「若見え」の呪い“素敵なおばさま”のススメ』(マガジンハウス)を10月に上梓。