Curry! Curry! Curry!

ダイエット中でも大丈夫。スパイス香る、ホットなインドカレー

真夏の身体に効く、代謝を促すスパイスの数々。ダイエット中でも気にならない、魚介類や野菜、豆を中心とした、ヘルシーな本場インドカレーの美味しいお店をご紹介します。

EDIT BY TM EVOLUTION.INC

❶ 現代的なインド料理を、高コスパで提供
——DIYA六本木ヒルズ店(ディヤ ロッポンギヒルズテン)

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1/7インドの伝統的人気料理、タンドリーチキン入りの濃厚辛口カレー「チキンティッカマサラ」¥1,480。多種多彩な『DIYA』のカレーメニューの中で、最も定番的な一品。メニュー選びに迷ったら、まずはこのカレーから試したい。
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2/7南インドのスパイシーなドライマトンカレーは、ピリリとした辛味にマトンの濃厚な旨味が寄り添う。臭みがなく、マトンが苦手でもこのメニューならばOKでは? 但し、オーダーから提供までに20分程度かかるのでご注意を。「カレラマトン」¥1,580。
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3/7スパイスが香り高く、食欲をそそる『DIYA』の人気アペタイザー。“タンドリーと言えば、チキン?”という認識をいい意味で裏切る、プリッとした海老の食感との絶妙なマリアージュを楽しみたい。「タンドリープロン(4P)」¥1,480
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4/7 “ギー”と呼ばれる澄ましバターを用いて、インドの最高級バスマティ米を炊き上げた「バスマティプラオ」¥900。ふわっとした軽い口当たりで、カレーとの絡みもいい。インド料理の醍醐味を味わうなら、国産米よりも断然こちら!
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5/7店内はインド料理店らしくない(!?)ゆったりとした贅沢空間。おつまみメニューやアルコール類なども充実していて、お酒メインで利用することも出来る。
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6/7エスニック気分を盛り立てる品々が、店内外のあちらこちらに。
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7/7「メニューには辛さの指標がありますが、もっと辛さを効かせたいなど、お好みに合わせて調整できます」と、ブランド マネージャーの代永準治さん。

『DIYA六本木ヒルズ店』は、六本木ヒルズが開業して間もない2004年4月に、ヒルサイドB1Fにオープン。コルカタ(カルカッタ)の名レストラン『BAR B-Q』の味に習い、その豊かなレシピを六本木のグルマンたちに届けている。店名の“DIYA”とは、オイルランプの灯りの意。「食を通じて、悠久の国インドへと誘う光となりたい」との思いが込められている。

同店では北インド、南インド各地の代表的なカレーをベースに、現代的にアレンジを効かせた各種メニューが揃っている。もしも選択に迷ったら、まずは基本の「チキンティッカマサラ」を。このカレーを道しるべにして、深淵なるインドカレーを、自身の舌で掘り下げていただきたい。

また世界から取り寄せた輸入ビール、各種ワインのラインナップもなかなかのもの。おつまみとして最適なタパスメニューと共に、お酒主体で居酒屋のように利用できるのも『DIYA六本木ヒルズ店』の特徴だ。店舗正面には、20名のテラス席があり、自然の風が吹き抜ける中、夏の心地良い時間を楽しむことも可能だ。

TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
PHOTO BY CHISATO NOGUCHI(NDPP.)

DIYA六本木ヒルズ店(ディヤ ロッポンギヒルズテン) 住所 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ ヒルサイドB1F 電話 03-6438-1177 営業時間 ランチ11:00〜16:00/ディナー16:00〜23:00(L.O.22:00) 定休日 無休 ※価格は税別 ※クレジットカード使用可 ※六本木ヒルズ等各施設では、新型コロナウィルスの感染拡大防止の予防対策を徹底し営業を再開しております。また一部の店舗では営業時間を短縮、もしくは臨時休業を継続しております。ご来店の際には事前に各店舗へお問い合わせください

❷ エッジ際立つインド料理と直輸入インドワインが楽しめる
——GHUNGROO 南青山本店(ゴングル ミナミアオヤマホンテン)

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1/6マッシュしたじゃがいもとグリーンピースの包み揚げ「サモサ」¥475。ミントソースは辛党の方々にオススメ。ビリビリと辛いが、芋の素朴な味わいに奥行きを与えてくれる。
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2/6インド米を、チキンと多彩なスパイスで炊き上げた「チキンビリヤニ」¥1,650は、『ゴングル』の人気メニュー。野菜ミックス、ライタ(甘みを添えたヨーグルトソース)、ミントソースを付け合わせに。ランチタイムは¥1,175で提供。
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3/6「キーマドーサ」¥1,680は、挽き肉カレーをクレープで巻いたインド料理。ココナッツチャツネ、トマトチャツネ、サンバースープ(野菜と豆をタマリンドとサトウキビエキスで煮込んだもの)が付く。ランチタイムは¥1,080で提供。
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4/6カレー料理に合わせたい、今話題のインドワインを直輸入。左から、「クラシックシラーズ」¥1,850、「フラッテリ セッテ」¥3,500、「グラン・キュヴェ・ブリュット」¥2,300、「フラッテリ ヴィーデ シャルドネ」¥3,000。ほかにハーフボトルの用意もある。
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5/6「スパイラルビル」を正面に見て右側の脇道を入り、徒歩数十秒で店舗へ。毎日16時まではランチメニューが味わえる。また、全メニューがテイクアウト可能だ。
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6/6店内は、シンプルかつ洗練された雰囲気。現在は、席と席の間隔を空けると同時に、アクリルの仕切り板を利用して感染症対策が施されている。

青山の老舗カレー店『ゴングル青山本店』が開店したのは1992年。当初は、ナンやチャパティを主食に、生クリームを加えたクリーミーなカレーを得意とする北インド料理主体のメニュー構成だったが、定期的に開催してきた「南インド料理フェア」が好評だったことから、数年前にメニューを一新。現在では南インドの料理人を正式に加えて、酸味の効いたスープカレーや「ビリヤニ」などの米料理までも守備範囲に加えている。

また『ゴングル青山本店』では、ワインラバーに話題のインドワインを直輸入。イタリアから苗を譲り受け、インド国内で育てた葡萄は、タンニンがしっかりとした輪郭のある味わいが特徴。これが、香辛料の効いたスパイシーなカレーに合うと評判なのだ。

そして『ゴングル青山本店』では、全時間帯でアルコール類が半額になるキャンペーンを実施中。テイクアウトは電話注文可能で、全メニューが10%オフに。このビッグなキャンペーンを利用して、青山でおよそ30年間愛されてきた、洗練のインド料理を是非試したい。

TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
PHOTO BY TAKUYA SUZUKI

GHUNGROO 南青山本店(ゴングル ミナミアオヤマホンテン) 住所 東京都港区南青山5-9-6 セイナンビル 電話 03-3406-0464 営業時間 11:30〜22:00(L.O.21:30)、日曜11:30~21:30(L.O.21:00) 定休日 無休 ※価格は税別 ※クレジットカード使用可 ※新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、営業時間は前後する可能性があります。ご来店の際には事前に店舗へお問い合わせください

❸ 夏場に食べたいスパイスを多用した南インド料理
——Nirvanam 虎ノ門店 (ニルワナム トラノモンテン)

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1/6「バターチキンカレー」¥1,400。トマトペースト、ジンジャーガーリックペースト、カシューナッツペースト、ガストリメティ、クリーム、バター、タンドリーチキンなどが入ったカレー。まろやかで、辛さだけでなく甘みも感じられて食べやすい。
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2/6「ゴアフィッシュカレー」¥1,500。アラビア海沿いのゴア州で食べられている魚を使ったカレー。魚はメカジキで、ココナッツミルク、コリアンダー、ガラムマサラ、ターメリック、塩などを使い、油脂は少なめで比較的あっさりとしている。
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3/6「ほうれん草・カッテージチーズのカレー」¥1,500。辛さ抑え気味の、野菜を使ったマイルドなカレー。カッテージチーズは表面にかけたものだけでなく、四角く切ったものを中にも入れて、コクと食べ応えを出している。
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4/6「ウディン・ワダ」(2個)¥950。南インドでよく食べられている料理で、潰したレンズ豆にクミンと塩を混ぜて成形し、油で揚げたもの。カレーソースとココナッツソース添え。ココナッツソースにはミント、パクチー、マスタードなどが入り、爽やかで個性的な味わい。
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5/6エレガントなインテリアでまとめられた店内。ランチはビュッフェのみの提供で、女性には嬉しいドリンクサービスがある。
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6/6シェフのマユールさん。在日7年、インド料理のキャリアは18年というベテランだ。

首都圏中心に6店舗を運営する南インド料理を中心に提供するお店。虎ノ門店は駅から3分と便利な立地。テーブル間もゆったりと取られた気品ある内装で、落ち着いて会食できる場所だ。

『ニルワナム』とは至福という意味。南インド・アラビア海岸沿いのケララ州をはじめ、ゴア州、カルナタカ州、デカン高原とベンガル湾沿いなどの地域の料理を中心に提供している。米やココナッツミルクを多用し、野菜と豆や魚を使うのが特徴だ。

「ゴアフィッシュカレー」は、白身魚のメカジキに合う、サラサラとしたカレーで、コリアンダーやガラムマサラ、ターメリックなどの夏に取りたい各種スパイスが入る。「ほうれん草・カッテージチーズカレー」は、肉が入っていないあっさりとしたものを食べたい時にオススメ。カレーに使われている各スパイスには、血行を促進したり体温を下げたりと薬膳的効果があるので、特に夏場には一種の健康管理食として上手く取り入れてみたい。

TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
PHOTO BY TAKUYA SUZUKI

Nirvanam 虎ノ門店(ニルワナム トラノモンテン) 住所 東京都港区虎ノ門1-1-20 虎ノ門実業会館 B1F 電話 03-5510-7875 営業時間 ランチ11:15〜14:30(L.O.14:00)/ディナー18:00〜22:00(L.O.21:45) 定休日 日曜 ※カード使用はディナータイムのみ可 ※価格は税込 ※ランチタイムは女性にマンゴーラッシーをサービス ※新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、営業時間は前後する可能性があります。ご来店の際には事前に店舗へお問い合わせください