まだまだ露出の多いウェアを着なければならない季節。やっぱり身体のパーツが気になりますよね。来年の夏に向けて⁉ ダイエットとはまた違う、“身体の芯から健康で美しい身体づくり”を目指してみませんか。さぁ、今日から“ボディメイク”するランチを!
EDIT & TEXT BY TM EVOLUTION.INC
❶ TOTAL FOODS ——フィットネス先進国の食事メソッドを、近隣のオフィスワーカーにも提供
「ONE-DISH DELI」(385.0kcal、タンパク質35.2g、脂質5.3g、糖質44.0g→デリ2品、玄米、ブロッコリー、お味噌汁を含んだ数値)¥1,200。内容は週替わり、およそ12種類のメニューの中から、好みの主菜2品をチョイスできる。この日は、ささみとキノコ バルサミコドレッシング和えと、海老とイカのネギ塩ソース。味付けがビビッドで、健康食にありがちな味のぼやけが全くない。
「花山椒香るラムキーマカレー 玄米付き」(642.0kcal、タンパク質32.9g、脂質18.2g、糖質80.6g→玄米200gの数値を含む)¥900。ラム肉の濃厚な旨みをベースに、小麦粉不使用のカレースパイスが軽やかにまとめている。ラム特有の臭みがまったくなく、これなら羊が苦手な人でもペロリと食べられそう。
「牛アキレス腱煮込み チゲ鍋風」252.0kcal(タンパク質38.5g、脂質4.9g、糖質14.7g)¥750。プルプルのゼラチン質がたっぷりで、腹持ちが良く、大満足。ピリっと辛い韓国味付けにより、味わいがはっきりしているから、追加注文の玄米ごはんを入れておじやにしても味の骨格が崩れない。しかもこのスープ、持ち帰って冷めても美味しい!
「アセロラ&チェリーのビタミンプロテイン」170.7kcal(タンパク質22.5g、脂質1.3g、糖質20.1g)¥680。ニチレイフーズとのコラボ商品で、レモンの34倍のビタミンCを含むアセロラの栄養素を手軽に摂れる甘酸っぱいジュース。プロテインをたっぷり配合、腹持ちがいいのも嬉しい。
店頭には各種プロテインドリンク、ジュース類のほか、グルテンフリードーナッツ、おからケーキなどのギルティフリースイーツも並んでいる。
『トータル・フーズ』は、パーソナル・トレーニングジム「TOTAL Workout」に付帯するカフェ。トータル・ワークアウト代表の池澤 智氏が、2001年のジムオープン当初から手掛けてきたフード部門だ。「ボディメイクには食事が大切!」ということから、高タンパク質、低脂肪、低糖質の食事を提供しているが、何よりジム会員でなくても、イートイン・テイクアウト共に利用できるのがありがたい。
そして食事による戦闘態勢離脱を起こさせないのが、近隣のオフィスワーカーたちに人気がある理由。食後の血糖値スパイクを起こさせないから、頭がボヤーッとせず、大切な会議の前でも、シャープなコンディションを保ち続けることができるのだ。
食材は全て無添加、白砂糖不使用、オメガ3系オイルのみを使用。カレーペーストにも小麦は使用せず、トロミを出すのに少量の水溶き片栗粉を使用するなど、食材とその調理方法に徹底してこだわっている。エンプティカロリー(熱量に比して、栄養素が乏しい)をできる限り除外、積極的にスーパーフーズを使用することで、全メニューにわたり栄養価が抜群。ゆえに食べた後の満足感がしっかり感じられ、身体に必要な栄養を十分に摂り、身心共に食べて健康になれる。
味付けについても自信あり! まずは『トータル・フーズ』自慢の週替り「ONE-DISH DELI」から試してみては!?
TOTAL FOODS|トータル・フーズ住所=東京都港区六本木6−4−1 六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ B2F 電話=03-5414-1877 営業時間=10:00〜21:00 定休日=無休 ※各種カード、交通系IC、QRコード決済利用可
PHOTO BY CHISATO NOGUCHI (NDPP.)
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
❷ Mr.FARMER ——トップクラスのヴィーガンカフェで身も心もクレンズ
ワンプレートにたくさんの食材や栄養が詰め込まれた「パワープロテインプレート」¥2,189は、近くの有名ジムで鍛えるアスリートにも大人気。ヴィーガン唐揚げや、スクランブルエッグ風にしたヴィーガンエッグは大豆ミートで作られている。野菜ごとにサルサソース、デュカ(中東のスパイアス)など味を変化させているので食べ飽きずに、ペロリと食べられてしまう。
「ポケビーツボウル」¥1,859 。しょうゆ、ごま油などで漬けにしたビーツのポケを、ブラウンライスにトッピングしたライスボウル。ケール、アボカド、キュウリ、トマトなどの野菜で彩りも豊か。りんご酢やアーモンドミルク、豆乳などで作ったマヨネーズは唐辛子を効かせてメリハリのある味付けに。
さつまいもの麺を使用した「白ごまの冷製担々ヌードル」¥1,595は、一般の中華料理店で食べる冷やし坦々麺を食べているかのような再現性に驚く。もちもちした麺に、大豆ミートのそぼろとごまとラー油を効かせたタレが絡んで絶妙だ。契約農家などから直送したセルバチコ、九条ネギ、ホワイトセロリがトッピングされていて本格的。
カウンターには自由に飲める「グレープフルーツ レモン&オレンジ」や「アップル キャロット&小松菜」など自由に飲めるフレーバーウォーターがサーバーに。熱い身体や乾いた喉にすうっと染み込んでいくような美味しさ。
「美と健康は食事から」をコンセプトに2014年にオープンした野菜カフェ『Mr.FARMER』。このたび、7店舗を展開するこのお店の第1号店である表参道店がヴィーガンカフェとして今年7月にリニューアル。野菜をはじめとする食材はもちろん、調味料やお酒までヴィーガン対応のものを使用。全世界的に流行しているヴィーガンメニューが全体を占めるカフェは、美や健康に常にアンテナを張っているヘルスコンシャスな人々やアスリートを中心に、早くも話題になっている。
まずは、リニューアル前から、ボディメイクに敏感なゲストやアスリートから、高タンパクでボリューム満点!と絶大な人気を誇っている「パワープロテインプレート」をヴィーガン仕様に。プレートに盛られた種類豊富な野菜はそれぞれ味付けを変えているので、たっぷりな量なのに飽きがくることがない。秀逸なのは「鳥の唐揚げ」風。肉の代わりに噛みごたえのある大豆ミートをコーンスターチの衣で揚げ、ヴィーガン対応のワインや酒、しょうゆ、キビ砂糖で作った照り焼きソースでいただく。食感も肉の唐揚げさながら。ひと皿食べた後の満足感と共に、身体にいい物を摂取したという充実感が半端ない。
“食べる献血”と称されるほど栄養価が高いビーツをハワイのポケ(漬けマグロ)に見立て、ライスボウルにした「ポケビーツボウル」は、ヘルシーなマグロ風丼といったところ。コクのあるナッツ類や、固めのテクスチャーのマヨネーズで味に物足りなさを感じることがない。また麺好きに是非おすすめしたいのが「白ごまの冷製坦々ヌードル」。弾力のあるサツマイモ麺を使用し、大豆ミートのそぼろに、香り高い白ごまと自家製ラー油、そして契約農家などから取り寄せている新鮮な香味野菜が味のアクセントに。冷製で夏バテした身体を癒してくれる涼味溢れる一品だ。
Mr.FARMER|ミスターファーマー 表参道店住所=東京都渋谷区神宮前4-5-12 セピア原宿ビル1F 電話=03-5413-4215 営業時間=9:00~20:00(L.O.19:00) 定休日=無休 ※各種クレジットカード、IC決済、QRコード決済利用可
TEXT BY AKIRA TANAKA
PHOTO BY TAKUYA SUZUKI
❸ Gluten Free T’s Kitchen ——健康食の最前線がここに! 身体も心も満たされる“美味しい”グルテンフリー&ヴィーガン
「マックアンドチーズパスタ(サラダ付き)」¥1,750。乳製品のチーズを不使用、たまねぎ、にんにく、野菜出汁、カシューナッツをペーストにして、チーズらしいとろみを出している。パスタの食感も、まるでアルデンテ。
「グルテンフリー チャコールパンケーキ」¥1,550。米粉、ベイキングパウダーをベースに、デトックス効果が期待できる竹炭を配合。卵、牛乳を使用していて、確かな満足感がある。たっぷりのストロベリーソース、メープルソースが、これまた美味。
「季節野菜の天ぷら レモンと塩添え」¥1,750。28品目アレルゲンフリー、無添加、グルテンフリー、ヴィーガン仕様。小麦の代わりに米粉、片栗粉などをブレンドしていて、通常の天ぷら粉よりも30%以上、油の吸収率が少なく、とってもヘルシーだ。食感も軽やかでサクサク感が楽しめる。
店頭で提供しているオリジナル無添加調味料を商品化。国内外のコンテストでグランプリを受賞、現在Amazonや楽天などのECサイトでも購入できる。たまり醬油ベースで野菜の旨味たっぷり、そこに唐辛子を加え、程よい辛さの具沢山に仕上げている。「グルテンフリーヴィーガンティーズホット(オリジナル)」¥880(160g)。
「美味しいグルテンフリー、美味しいヴィーガン」と聞いて、思わず眉をひそめてしまう人、実は多いのでは? グルテンフリー、ヴィーガン食は、何かが物足りない……かつての『グルテンフリーT’sキッチン』オーナーシェフ飯野さんも、そんな疑念を持っていたひとりだ。そこで、飯野さんは、既存のグルテンフリーレシピを一度解体し、独自にレシピ開発を行った。
味にパンチがなければ、出汁を引いてボトムアップを図り、小麦のまろやかさの代わりに麹を多用する。食感を生み出すために、意外な食材を使用することもあるそうだ。そうやって通常食とグルテンフリー食を徹底的に食べ比べ、両者の味の溝をひとつひとつ埋めていったそう。飯野さん自身に食物アレルギーがないからこそ、成し得たことだ。そうした努力は、2019年に農林水産省フードアクションニッポンアワード、2020年にグルテンフリー・オブ・ザ・イヤー カナダ調味料部門グランプリ授賞に結実している。飯野さんが独自に開発したホットソースが、国内外に認められたのだ。
当初はグルテンアレルギーを持つ人たちに向けて、日本の味をグルテンフリーで伝えるところからスタートした同店だが、昨今は健康のために敢えてグルテンフリー、ヴィーガン食を選択する人が増えているそう。毎食グルテンフリーとまではいかなくても、一食を置き換えるだけで胃腸の負担は和らぎ、身体が軽くなる感覚を覚える。なにより美味しい! というシンプルな感動が、健康食に対するネガティブな感情を取り去り、心から元気にさせてくれる。
※2022年8月現在の情報となります。
※表示価格は全て税込価格です。
※店舗により臨時休業や営業時間を変更させていただく場合がございます。詳細は「六本木ヒルズの営業状況について」をご確認ください。
#body make food#roppongihills
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