3 best Konamon restaurants

ソースって正義! 懐かしくも新しい“粉もん”の世界

本場大阪風お好み焼にたこ焼、はたまた東京発の変わり種まで。お手頃で気安く、美味しくて楽しい! 日本が誇る“粉もんグルメ”が思う存分味わえる、人気のお店をご紹介します。

EDIT BY TM EVOLUTION.INC

❶ 戸田亘のお好み焼 さんて寛
——アレンジのない大阪ならではの味を、東京で味わい尽くす!

人気ナンバー1なのが、この「スジ焼き」¥1,705。「大阪店の味と変わらない」と絶賛されている。牛スジの脂が溶けて旨味が加わった生地をたっぷりの青ネギと共に、さっぱりといただける。最初に辛め、次に甘めのソースを塗り、肉と卵、ネギ。全ての素材がケンカせず、いい味わいを作り出している。オーダー必須の逸品。

『さんて寛』オリジナルメニューの「ホエー豚の厚切りベーコンポテトチーズ(塩味)」¥1,793。ミルクで育った旨みたっぷりのホエー豚に食感のいいポテトを合わせ、さらに溶けるチーズにたっぷりのパルメザンチーズ。濃厚ながらも、くどくなく、食べ飽きないと女性に人気。キンキンに冷やした白ワインを合わせたい。

「豚焼きそば」¥1,100。そばもうどんも、焼き具合がコツ。程よい焼き締めと、しっとりとした食感が命。麺に味がしっかりと入っているため、食べる時にソースで“口を汚さない”のも嬉しい。焼き上げの勘とプロの技が、絶妙な味わいを醸し出している。

どこか懐かしくほっこりする味、大阪の“粉もん”。お好み焼のソースは数多あるものの、『さんて寛』の魅力はズバリ「ご飯に合う」ソース。少し甘め、でもさっぱり。これがあとをひく。お好み焼きとご飯の相性がバツグンなのだ。関東のソースだと味が濃く、すぐに満腹感が襲う事もあるが、ここのソースはさっぱりしているので重く感じない。

そして『さんて寛』のお好み焼きの人気の秘密は、食感の良さ。見た目は重量感があるものの、ひと口食べれば “カリっ、フワッ、サクッ、そしてしっとり”の食感でまったく重さを感じない。イメージは“お餅”。カリッとした中でもしっとりした食感を大事にしている。この焼き具合は何物にも代えがたい。

また、同店では味だけでなく、お好み焼きの焼ける音や香り、見た目や食感など、五感全てで味わってほしいとのこと。そのため、ライブ感を大切にしている。カウンターはもちろん、出来上がりが提供されるテーブル席でも、鉄板が常に最高の状態であるようスタッフが意識してくれている。また、オリジナルメニューも多く提供。特に鉄板料理はここでしか味わえないものばかり。焼き物に合うワインも多く取り揃えている。

戸田亘のお好み焼 さんて寛|okonomiyaki of Toda Wataru Sante-kan
住所=東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズ サウスタワー B1F 電話=03-6441-3638 営業時間=11:00~22:00(L.O.21:30)、ランチ11:00~15:30(L.O.15:00) ※3月以降価格変更あり 定休日=不定休 ※QRコード決済、Paypay決済、交通系IC決済、各種クレジットカード利用可
 
TEXT BY HANAKO ASAKURA
PHOTO BY TAKUYA SUZUKI

❷ 甚六
——ラグジュアリーな空間で堪能する、関西発庶民派の味

「甚六五目たこ焼き」(一人前6個)¥790。“甚六”といえば「これ!」といわれるほど丸々とした大きめのたこ焼きが大人気。高温で焼き上げるため外はカリッと、内はトロッとした食感を味わえる。まずはソースなどをつけずにそのまま食べて欲しい。重くないため、いくつでも食べられてしまうので注意が必要。

「スジキムチ玉」¥1,850。丁寧に灰汁を取り、醤油、酒等で煮込んだ牛スジ肉とこんにゃくが味の秘訣。火が通ることで煮こごりが溶け出しトロトロに。さらに甘すぎない自家製キムチとじゃがいものまろやかさが相まって、美味しさに深みがアップ。卵にかつお節、自家製のソースとマヨネーズで更なる味のハーモニーを楽しんで。

「甚六ギョーザ焼き」¥1,430。焼ギョーザのお好み焼きバージョンである。薄くパリパリと軽やかな食感。少しずつ食べられるのでおつまみに最高! にんにくが入っていないため、女性にも食べやすい。別添えのタレがまたひと際美味しさをプラスしてくれる。

白金の地に店を構えてから30年以上、2年前にリニューアルオープンし、お洒落で開放感のある空間にパワーアップ。連日店内は賑わっている。『甚六』の魅力はなんといっても、素材へのこだわり。「お好み焼き」や「ギョーザ焼き」、「たこ焼き」といった粉物は、とにかく生地にこだわっている。生地の素となる小麦は厳選した国産小麦を使用。また「甚六五目たこ焼き」で使用するタコはドリップしないよう特別にブランチングしたタコを使用。口にすると一瞬にしてタコの旨みを感じられる。

「素材の味わいを楽しんで欲しい」という想いは、たこ焼きや餃子焼きにも共にソースが別添えになっていることが物語っている。ソースの味でごまかさないという強い自信がうかがえる。この素材の良さは歴史と美味しさへの信頼感からくるもの。仕入れも仕込みも、プロのスタッフと業者の「甚六ブランド」への想いが支えているのだ。

その素材の良さと、30年以上、鉄板のそばにいるスタッフのプロの技(職人芸)を味わうために、是非鉄板焼きも注文してほしい。中でもこだわりのA5ランクの和牛は、満足感を得ること間違いなし。ちなみに、併設する甚六プロデュースの焼肉店『今甚』では肉をより一層コスパよく味わえるとのことだ。メニューに迷ったら、まずはコースを選んで。内容、価格共に飽きない内容になっている。また「おまかせ」でお願いするのも手だ。お客様の好みに合わせたメニューをセット。どんなリクエストにも対応してくれる。使い勝手の幅が広いのも嬉しい。

甚六|JINROKU
住所=東京都港区白金6-23-3 WATOREI白金1F 電話=03-3441-1436 営業時間=17:00〜24:00(L.O.23:00) 定休日=月曜(月曜が祝祭日の場合は営業、翌日休み) ※QRコード決済(LINE Pay)、各種クレジットカード利用可
 
TEXT BY HANAKO ASAKURA
PHOTO BY TAKUYA SUZUKI

❸ 築地金だこ
——食材の国境を超え、たこ焼の“その先”を目指した、『築地銀だこ』の最高峰店

『銀だこ』定番2種と、『金だこ』のオリジナル3種をひとつずつ試すことができる「ネオたこセレクション」¥1,078。まずはこのメニューで全レシピを堪能したい。

店長のおすすめ、「アスパラチーズベーコン」¥638は、照り焼きソースにチーズをのせ、その上にベーコンフレークをトッピング。マリーシャープスのハバネロソースがスモーキーな風味を添え、最後はグリルしたアスパラで口中をスッキリとさせる設計だ。

「ねぎレモンサワークリーム」¥638。フランス発祥の酸味のあるラビゴットソースは、元気が出る味わい。このソースに、ネギとサワークリームをトッピングしている。うん、これはお酒が進みそう!

ゴルフボールサイズの大きなたこ焼に仕上げるために、焼台は特注品。焼き手も自社研修をクリアしたスタッフのみが担当する。

『築地銀だこ』がセルフプロデュースする、全国随一のプレシャスたこ焼き店舗『金だこ』(※銀ではなく、金!)。銀だこ品質の美味しい「たこ焼き」を、独創的なプレゼンテーションで食べられる特別店舗だ。そもそも『銀だこ』のたこ焼きとは、外側がパリッと、内側はトロッという異なるふたつの食感が特徴。この外側のパリッとした風合いは、仕上げ油を使って、最後に追い焼きのひと手間を加えるからだ。関西圏と異なり、関東圏でのたこ焼き文化は、かつては持ち帰りが主流だった。そのため、冷えても美味しく、形状も崩れにくい……そのためのひと工夫が、コレステロールフリー、コーン油100%を使用し、最後に焼き上げて仕上げるからだ。

そして内側のトロ感の秘訣は、天かす。たこ焼きにおける天かすは、脂質を補うだけではなく、食材を調和させる役割を持つ。トロ感でタコの素朴な旨味をギュッと封じ込め、ネギ、紅生姜の鋭角な香りと酸味で、味わいの多層化を図っている。ゴルフボールとほぼ同じ、大きな仕上がり寸に合わせて、タコ自体も大きくカット。銀だこオリジナルのミックス粉に、かつおベースの魚介出汁を合わせ、エビ粉、あおさ、玉子を加えて、独自の旨味を追求している。

また、たこ焼以外にも『金だこ』だけのオリジナルおつまみメニューを用意。昼飲み、ちょい飲みからディープ飲みまで、あらゆるニーズを満たすのが、虎ノ門横丁の『金だこ』なのだ。

築地金だこ|TSUKIJI KINDACO
住所=東京都港区虎ノ門1−17−1 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 3F 虎ノ門横丁 電話=03-6205-4234 営業時間=11:30〜22:00(L.O.21:30) 定休日=無休 ※各種QRコード、交通系IC、各種クレジットカード利用可
 
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
PHOTO BY DAISAKU NISHIMIYA(NDPP.)

※2023年2月現在の情報となります。
※表示価格は全て税込価格です。
※店舗により臨時休業や営業時間を変更させていただく場合がございます。詳細は「虎ノ門ヒルズの営業状況について」「アークヒルズの営業状況について」をご確認ください。