IKUKO’S METHOD

自分に贈りたいご褒美ギフト——地曳いく子のおしゃれメソッド45

ファッションのご意見番ことスタイリスト地曳いく子さんが、独自の視点で切り込むオトナ女史のためのスタイル術「IKUKO’S METHOD」。今回のテーマは、自分へ贈りたいホリデーシーズンのご褒美ギフトです。

STYLING BY IKUKO JIBIKI
PHOTO BY SHIN KIMURA
EDIT BY AKANE MAEKAWA

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価値は自分で決めろ!2020冬

ホリデーシーズンが近づくと、ワクワクする気持ちが高まります。そのワクワクのひとつが、ギフト選びです。ギフトといえば、贈ったり、人から頂いたりするものですが、何かと大変だった2020年の締めは、“今年もよくがんばったね!”と自分自身にご褒美をあげてもいいのではないでしょうか。私が選ぶ自分ご褒美のポイントは、毎日使って気持ちをあげてくれるもの。生活様式がガラリと変わったこの1年。リモートワークも増え、おうち生活が長くなったこともあり、ものの価値観も変わってきました。以前なら、パーティーに履いていく特別なハイヒールがご褒美になることもありましたが、今年ならハイヒールが買えてしまうぐらいのお値段をルームシューズに投入してもアリなのでは?と思います。

失ったり手離さなければ、次に進むことができないこともあります。だから、失うというのも、才能らしいですよ。私の場合は。無いものを憂うより、今できる楽しいことを見つけていけるといいですよね。自分ご褒美選びには、自分らしい楽しさを見つけるヒントもあるような気がします。

地曳いく子が考える
ご褒美ギフトの選び方極意

❶ 好きなものには偏愛で突き進む

COVID-19を体験し、お金のかけ方の考えに変化を感じるようになりました。「何歳までにはこれを持ちたい」、「このぐらいの値段は出したい」、「大人だからこれぐらいは身に付けなければ」、以前はそんな気持ちに縛られていたような気がします。でも、価値観は人それぞれ。既成概念にとらわれて高価なものに費やす必要もないですし、反対に好きなものであれば偏愛でお金をかけてもいい。ルームシューズに愛とお金を注ぎ込んでもよし。通勤想定で使えるバッグを考えるより、ちょっと小さめでも気持ちをあげてくれるデザインであれば、荷物が全部入らなくても気にしない。だったら、エコバッグを持てばいいじゃない。気持ちをあげてくれるだけの価値を自分で見い出せればOK! がんばった私へのご褒美ギフトなら、なおさら偏愛で突き進むべきです。

❷ 1マイルご近所でも活躍の2WAY小ぶりバッグ

今欲しいのは、小ぶりバッグ。しかも、クラッチとしても、ショルダーバッグとしても使える2WAYなもの。クラッチとして持てば、パーティー感や夜のディナーなどの特別なお出かけ感が増しますが、ショルダーストラップをつけてクロスボディにした瞬間、カジュアル感が増しますよね。パーティーがないからこそ、1マイルご近所でもデニムに毎日パーティーバッグを斜め掛けして、気持ちをあげていくのも大切。カジュアルになり過ぎた服をもあげてくれます。もちろん、いざパーティーともなれば活躍しますし。

❸ 思い切って華やかな色やプリントを

私は、この頃、全身黒のコーディネイトが多いので、小物で華やぎをプラスしていきたいです。今回紹介しているバッグは、色違いでベーシックなカラーのものもありましたが、あえて色味のきれいなものを集めました。クリスマスやお正月はどちらかというと、パッと明るい色が多いですよ。もちろん宗教的な意味もあるかと思いますが、日が短くなる冬にきれいな色を使うというのは、精神的に気持ちをあげてくれるという効果があるような気も私はします。小物やバッグこそは、パッと気持ちをあげてくれる色や柄を選びたいです。

❹ ドットチャレンジ計画

個人的なことですが、水玉の服が似合わないんです。ドットのブラウスはかわいいと思いますし、欲しいのですが、何度も断念。今年は、小ぶりバッグで水玉を投入してみたいと思います。カジュアルでシックな服に落ち着きがちなファッションの時も、水玉の小ぶりバッグをひとつ組み入れればオトナキュートに仕上がるはず。皆さまも、好きだけど顔に合わせるとどうもしっくりこない柄があったら、小物から取り入れてみて下さい。

※ 2020年12月現在の情報となります。
※ 六本木ヒルズ等各施設では、新型コロナウイルスの感染拡大防止の予防対策を徹底し営業しております。また一部の店舗では営業時間を短縮しております。ご来店の際には事前に各施設HPをご覧ください。

 

profile

地曳いく子|Ikuko Jibiki
スタイリスト/1959年東京生まれ。数々のファッション誌で活躍し、女優や著名人のスタイリングも数多く手がける。大人の女性を美しくみせる的確な理論に基づくスタイリング術に定評を持つ。現在は、ファッションアイテムのプロデュースほか、テレビやラジオに出演するなど多方面で活躍。著書に『服を買うなら、捨てなさい』『着かた、生きかた』(ともに宝島社)『おしゃれも人生も映画から』(中央公論新社)、『買う幸福』(小学館)、『おしゃれは7、8割でいい』(光文社)、ひとりっPこと編集者の福井由美子との共著『たまには世界のどこかでふたりっぷ』(集英社)など多数。10月に最新刊『若見えの呪い』(集英社文庫)を上梓。