ファッションのご意見番ことスタイリスト地曳いく子さんが、独自の視点で切り込むオトナ女史のためのスタイル術「IKUKO’S METHOD」。今回は、春に向けて気持ちをアゲてくれる色やモチーフがテーマです。
STYLING BY IKUKO JIBIKI
PHOTO BY SHIN KIMURA
EDIT BY AKANE MAEKAWA
春はパステルだけじゃない
ネオ スプリングカラーを見逃すな!
もうすぐ2月。まだまだ寒いですが、暦のうえでは春がやってきます。ですが、気持ち的にはなかなかアガらない日々ですよね。新年の浮かれ気分も過ぎ去り、あたたかくなるのはまだ先のこと。ということで、少しフライング気味と思うかもしれませんが、春気分をひとつ手に入れ、気持ちをリフレッシュしてみませんか。目で見たり、身に付けたりすることで、気持ちのスイッチが入るはずです。春というと、パステルカラーやフェミニンな印象が強いですが、今季は“パステルやや濃いめ”のネオ スプリングカラーに注目です。春の定番ともいえるお花柄も、ファンシーというより派手さや毒々しさのあるちょっと違和感を感じるぐらいポップなもので、ポンプアップしていきましょう。
地曳いく子が指南する
春気分へのポンプアップ計画
❶ ネオンカラーじゃないよ、“ネオカラー”ですよ!
春といえばパステルカラーを思い浮かべますが、気持ちをアゲたいなら、今年は色もモチーフもちょっと派手かなと思うぐらいのものを選ぶのがコツでございます。色ならネオンカラー一歩手前のヴィヴィッドな色。ヴィヴィッドと言っても、真夏の強い陽射しの中でギラっと映える色ではなく、春のあたたかな陽光の中で浮き上がる明るさです。でもやっぱりパステルが好きという方は、桜色の薄い色味ではなくサーモンピンクのようにやや濃いめを選ぶと今年らしさがアップします。春を先取りするなら、強さはあるけれど、夏とは違うトーンの“ネオ スプリングカラー”を一点投入してみましょう。
❷ 柄物はオトナげないのが上等!
時代が成熟した今、懐かしい子ども時代への回帰の流れがファッションの中にもあります。今季は気持ちをアゲるためにも、柄物はちょっとオトナげないかなというぐらいのものを買うのがポイントです。テーラードジャケットの下に、レトロなキャラクターが覗いていたら、それだけで楽しい気分になりませんか?スカーフはモチーフがド派手にポップでも、巻いてしまえばこっちのもの。多様な柄の方が幅広く使えます。フラワーモチーフなら原色系の派手めのもので遊び心を添えましょう。
❸ 形はベーシックが基本
色もモチーフも強めのものを選ぶべし、とお伝えしましたが、形はベーシックなものが大前提。すべてが強すぎると、トレンド色が出過ぎてしまうので、どちらかを。今季復活のテーラードジャケットは、ネオ スプリングカラーな明るめをチョイスしたら、オーバーサイズではなく、普通サイズが正解です。
地曳いく子|Ikuko Jibiki
スタイリスト/1959年東京生まれ。数々のファッション誌で活躍し、女優や著名人のスタイリングも数多く手がける。大人の女性を美しくみせる的確な理論に基づくスタイリング術に定評を持つ。現在は、ファッションアイテムのプロデュースほか、テレビやラジオに出演するなど多方面で活躍。著書に『服を買うなら、捨てなさい』『着かた、生きかた』(ともに宝島社)『おしゃれも人生も映画から』(中央公論新社)、黒田知永子との共著『おしゃれ自由宣言』(ダイヤモンド社)『買う幸福』(小学館)『おしゃれは7、8割でいい』(光文社)など多数。










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