SIGHTSEEING TRIP TO HOSONO’S WORLD

細野晴臣を”観光”する——六本木ヒルズでデビュー50周年記念展を開催

六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー・スカイギャラリーにて、細野晴臣デビュー50周年記念展が開催中。ロック、テクノ、ワールドミュージックなど多様な音楽活動に加え、映画やアート、漫画まで。その多岐にわたる興味&活動の軌跡を、“観光するように”体感できる。

TEXT BY KYOKO INOU

細野晴臣デビュー50年の軌跡を辿る展覧会

1947年東京生まれ。1969年に「エイプリル・フール」でデビュー。「はっぴいえんど」、「YMO」など日本の音楽シーンを牽引した伝説的バンドのメンバーとして、またソロ活動、作曲家・プロデューサー、レーベル主宰者として多彩な活動を続ける細野晴臣氏。彼のいままでの人生の旅と、そこから見えてくる未来を楽しむ展覧会が、六本木ヒルズで開催中だ。会場エントランスに足を踏み入れると、まず出迎えるのは商店街の入口のようなネオン輝くゲート。さらに赤い提灯や、1976年に発表したアルバム『泰安洋行』をモチーフとした顔ハメ看板が、観光地ムードを盛り上げる。正月特番『細野晴臣イエローマジックショー』のテレビセットも展示され、にぎやかな雰囲気の中、細野ワールドへの“観光”がスタートする。

細野晴臣デビュー50周年記念展

エントランスには、細野氏使用のギター8本を積み上げた全長約6mの「ギタータワー」もそびえる。

探究心や遊び心。クリエイティビティの根源を垣間見る

随所に設置されたモニターから、細野氏の代表楽曲やライブ映像が流れる会場内。活動の変遷を5つの年代で括り、レコードジャケットやポスターと共に追った約85メートルの壮大なビジュアル年表を、音に包まれつつ辿ることで、彼の音楽活動の軌跡を全身で体感することができる。数えきれない多種多様な所有ギターの中でも特に思い入れの強い20本を、エピソードや使用楽曲の解説つきで展示するコーナーも見逃せない。また、数多の名曲を生み出してきた細野スタジオを再現した展示では、細野氏が世界中で集めてきた民族楽器のコレクションに混じって、スタジオを飾る玩具や日用品を展示。あらゆるものに “音”を見出す細野氏の深く広い音楽観が楽しめる。

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1/5「1969〜1973|情景の音楽」では1969年デビューのバンド、エイプルリ・フールからはっぴいえんどまでを紹介。「はっぴいえんど」URCレコード/ポニーキャニオン
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2/51stソロアルバム「HOSONO HOUSE」リリースからキャラメル・ママ、ティン・パン・アレーの活動を展示する「1974〜1978|楽園の音楽」。「HOSONO HOUSE」KING/BELLWOOD
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3/5世界中を圧巻したイエロー・マジック・オーケストラの結成から解散までを紹介する「1979〜1983|東京の音楽」。「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」ソニー・ミュージック
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4/5「1984〜2004|彼岸の音楽」では、ワールド・ミュージックなど細野氏の音楽の変遷を振り返る。「Omni Sight Seeing」ソニー・ミュージック
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5/5「2005〜現在|記憶の音楽」では、2005年から2011年の震災以降の活動を紹介。「HOCHONO HOUSE」SPEEDSTAR
細野晴臣デビュー50周年記念展

細野氏のギターコレクションの中でも、特に思い入れのある「Gibson J-45」。
まつわるエピソードは展覧会で。

細野晴臣デビュー50周年記念展

スタジオ部分で展示されている民族楽器。

本展の音声ガイドには、細野晴臣氏自身がナビゲーターとして登場するほか、細野氏と交流の深い、ナイツ・塙宣之さん、星野源さん、高橋幸宏さん、水原希子さん、原田郁子さんなど豪華ゲストが次々と登場。音声ガイドでしか聞けない特別なコメントも必聴だ。

細野晴臣デビュー50周年記念展

細野晴臣デビュー50周年記念展『細野観光1969-2019』 開催期間 開催中〜11月4日(月・休) 場所 六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー・スカイギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階) 時間 10:00~22:00(最終入場21:30) 入場 一般¥1,800、高校生・大学生1,200円、4歳~中学生600円、シニア(65歳以上)1,500円

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