
間もなく閉幕する森美術館「STARS展」。日本を代表するアーティスト、6名の作品が一堂に会した本展もさることながら、実はコレクター必携の、「STARS展」限定のエクスクルーシブなミュージアムグッズが登場していることはご存知でしょうか。アーティスト本人が制作に携わるなど、もはや作品といっても過言ではないミュージアムグッズの数々をご紹介します。
TEXT BY MIHO MATSUDA
PHOTO BY aya kawachi
● ミュージアムグッズについて
※ STARS展オンラインショップは、1/12まで販売します。
※ 12月25日以降のご注文は、1月6日以降の発送になります。
※ 在庫状況が変動するため、売り切れの場合はご了承ください。
草間彌生|Yayoi Kusama

草間彌生「女たちの群れは愛を持っているのに、男たちはいつも去っていってしまう」 ¥14,300(税込/森美術館/六本木ヒルズ 森タワー53F) ©Yayoi Kusama
草間彌生の最新の絵画シリーズ「わが永遠の魂」から、本展出展作《女たちの群れは愛を待っているのに、男たちはいつも去っていってしまう》(2009年)を、そのままの縦横比でプレートに再現しました。柔らかな白と透光性が美しいボーンチャイナ製です。
村上隆|Takashi Murakami

17mを超える大きな新作絵画《ポップアップフラワー》(2020年)の絵柄を、ボーンチャイナの上に鮮やかな発色で再現されました。村上隆「ポップアップフラワー」 ¥19,800(税込/森美術館/六本木ヒルズ 森タワー53F) ©Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd, All Rights Reserved.
現在六本木ヒルズの66プラザで高さ11メートルを超える「お花の親子」を展示している村上隆。本展の新作絵画《ポップアップフラワー》(2020年)の部分を使用した、幅37㎝のスクエアプレートや、榛名山の東麓の村に工房を構える「卯三郎こけし」と村上隆のコラボによるオリジナルのこけしも発売するなど、コレクターは見逃せないアイテムです。
李禹煥|Lee Ufan
商品のフォルムやレイアウトに合わせて、李禹煥がひとつずつ描き下ろしたエクスクルーシブなグッズです。丸みのあるマグにはそのフォルムに合わせて、Tシャツやサコシュにも、それぞれドローイングが配置されています。もはやグッズではなく、作品のひとつと言ってもいいかもしれません。
宮島達男|Tatsuo Miyajima
1980年代半ばからLEDを用いて1から9までの数字が変化するデジタルカウンターを使ったインスタレーションや立体作品を中心に制作する宮島達男。本展では、東日本大震災犠牲者の鎮魂と震災の記憶の継承を願った「時の海―東北」の最新作が展示されていますが、ミュージアムグッズも、デジタルカウンターのモチーフを取り入れています。
奈良美智|Yoshitomo Nara
「STARS展」のための新作絵画《Miss Moonlight》(2020年)の絵柄のジグソーパズルや、波佐見焼のマグカップ、型友禅の手拭い、缶バッジ、トートバッグなどのミュージアムグッズが多数登場。素材や産地にもこだわりがつまっています。
杉本博司|Hiroshi Sugimoto

8×10の大判フィルムをイメージして、切れ込み・ノッチが入ったクリアファイル。フィルムの種類や表裏を認識するためのノッチがあることで、杉本博司の作品世界の一部になったようなコンセプチュアルなステーショナリーです。杉本博司 「未露光原板」 ¥1,100(税込/森美術館/六本木ヒルズ 森タワー53F) ©Hiroshi Sugimoto
《シロクマ》(1976年)など過去の代表作や、神奈川県小田原市に設立した「小田原文化財団 江之浦測候所」の四季折々を収めた初監督映画《時間の庭のひとりごと》(2020年)を展示している杉本博司。本展のミュージアムグッズは、シンプルでありながら彼の世界観を表現したクリアファイルです。
残りわずかな「STARS展」。世界で活躍する6人のアーティストの作品を、一度に見られるのは今だけです。これから来場する方はもちろん、ミュージアムグッズを見逃してしまった方も、最後にもう一度足を運んで、今だけの特別なミュージアムグッズを手に入れてみてはいかがでしょうか。
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