スイーツ好きで知られる人気フォトグラファー・今城純さんが夏らしいカラフルスイーツを撮り下ろし。六本木ヒルズで味わえる、目にも美味しいスイーツの世界を堪能あれ。
PHOTO BY JUN IMAJO
EDIT & TEXT BY RCKT/ROCKET COMPANY*
❶ 透きとおる色とりどりのマチェドニア
——毛利 サルヴァトーレ クオモ
カットしたフルーツにシロップや果実酒、スパークリングワインなどを注いだイタリアのスイーツ、マチェドニア。毛利 サルヴァトーレ クオモでは、ブルーキュラソーシロップのゼリーに旬のフルーツと4種のゼリーボールを浮かべ、マチェドニアを夏らしく華やかに仕立てました。ラ・フランスのジェラートが爽やかなアクセントになるとともに、クリームソーダを思わせる懐かしい雰囲気も。ノンアルコールでお子さまも楽しめますが、追加料金でジェラートをシャンパンに変更して大人の味わいに仕上げることもできます。
「透明感がある優しい色合いで、見ているだけでも心が華やぎます。バニラのアイスクリームかと思いきや、ラ・フランスのジェラートなんですね! スイーツの中でもジュレやゼリーが特に好きなので、一つ一ついろいろなフルーツの風味を感じるゼリーボールは嬉しいですね」(今城さん)
❷ さっぱりソフトクリームに果実をたっぷりのせて
——グランドフードホール
北海道産の牛乳と砂糖だけで作った、グランドフードホールの人気メニュー・ソフトクリーム。グロサリーで扱う「塩ココナッツグラノーラ」や愛媛県オリジナル品種のいちご“赤い雫”を使用した「いちごドリンク」、同じく愛媛県産「甘夏缶詰」とグランドフードホール自慢のアイテムをこのソフトクリームにトッピングし、ブルーベリーとラズベリーソースを加えてパフェのような華やかな一品に。
「ソフトクリームがさっぱりしていて、いろいろな種類のフルーツと組み合わせて変化する味わいを楽しめるのが嬉しいですね。たっぷりのった甘夏が、缶詰だと思えないくらいフレッシュ。グラノーラのココナッツとほんのりしょっぱい味わいもいいですね。見た目も甘夏とラズベリーソースの色鮮やかなコントラストがとてもきれいです」(今城さん)
❸ マンゴーがきらめく、見目麗しいショコラのタルト
——ル・ショコラ・アラン・デュカス 六本木
パリに本店を構え、世界各地から厳選した最高級のカカオ豆を焙煎から手がけ、味わいから食感までさまざまな表現で楽しませてくれるル・ショコラ・アラン・デュカスのショコラやデザート。夏限定の「タルト・ショコラ・マング」は、ジューシーなマンゴーとチョコレートタルトの組み合わせ。タルトの中にはザクっとした食感が楽しいプラリネ・フィヤンティーヌと、マンゴーピューレを練り込んだシャンティショコラを忍ばせ、最後にマンゴーのコンフィをたっぷりのせて。スモーキーなジャワ産カカオのアイスとともに提供されます。
「シャンティショコラが軽やかな味わいで、そこにマンゴーの爽やかな風味が加わって暑い夏にぴったりのチョコレートデザートですね。アイスクリームは最初は別々に、途中からタルトと合わせて食べると味の変化が楽しめます。少しだけ散らされたライムもいいアクセント。丸いタルトにあしらわれたマンゴーが宝石のようにきらめいて、まるで王冠のようです」(今城さん)
今城 純 / JUN IMAJO
1977年生まれ。日本大学芸術学部写真科卒業後、2004年より横浪修氏に師事。2年後に独立し、広告・雑誌・CDジャケット・写真集・ムービー制作と多岐にわたり活躍。スイーツが好きで、2022年にはスイーツの作品を集めた写真集『雨音(あまおと)』(青幻舎)を上梓。2023年7月14日より公開の映画『アイスクリームフィーバー』(吉岡里帆主演)では撮影とカラコレを担当。川上未映子氏による短編小説を、千原徹也監督のもと独特な色彩感覚で映像表現している。
※2023年7月現在の情報となります。
※表示価格は全て税込価格です。
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