チェーン店にはない、食材とプレゼンテーションにこだわったグルメバーガーを提供するショップが増えている。パティもバンズも一級品。マニアも納得、唯一無二のハンバーガーが味わえる3軒へご案内します。
TEXT BY HANAKO ASAKURA
PHOTO BY TM EVOLUTION.INC
❶ 肉の旨さにこだわった個性派ハンバーガー
——AS CLASSICS DINER ROPPONGI(エーエス クラシックスダイナー六本木)
“グルメバーガー”ブームの先駆けである『エーエス クラシックス ダイナー』。六本木ヒルズ・メトロハットにある六本木店でも、駒沢公園の本店同様、こだわりの詰まったハンバーガーが味わえる。
「変わったことをやるのが好き」というオーナーのポリシーのもと、パティにバンズ、BBQソースにマヨネーズと、全てにおいて手作りにこだわっている。機械を使わずハンドチョップしたパティはつなぎなしのビーフ100%。メキシコ産で肉感が溢れつつも臭みがない。厚みのあるバンズは天然酵母仕様で酒かすが入っている特注品だ。ソースもマヨネーズもピクルスも、食した時の“一体感”を重視。「肉汁+酸味+甘さ=美味しさ」の方程式を味わうため、大きな口でかぶりついて欲しい。
店内はアメリカンダイナーを思わせる雰囲気で、居心地も抜群。ベビーカーでの入店も出来、家族連れにも人気だ。また、どの時間もテイクアウト可能で、近隣のオフィスワーカーや住民に重宝されている。
PHOTO BY FUMIAKI ISHIWATA(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)
❷ 食感も新鮮な、ハワイ発のハンバーガー
——TEDDY’S BIGGER BURGERS 原宿表参道店(テディーズビガーバーガー原宿表参道店)
『テディーズビガーバーガー』は、ワイキキ生まれの人気ハンバーガーショップ。ここ原宿表参道店でも、ハワイで“BESTバーガー賞”を18年連続受賞している味が楽しめると評価が高い。
美味しさの秘密はなんといってもパティ。本店同様、USビーフ100%の肩肉を使用。つなぎなしのパティは直火で焼き上げられ、表面はカリッと、内側はとっても柔らかくジューシーな仕上がりに。15種類のシーズニングと秘伝の自家製スーパーソースが肉の旨味を引き立て、一度食べたら病みつきになること間違いなし!
さらに、この店では“食感”も重視。バンズはふわふわで軽く、鮮度にこだわった新鮮野菜もシャキシャキ。一見ボリューミーに見えるが、口当たりはライトで食べやすい。週末は並ぶこと必至。平日のランチタイムを除いた午後が狙い目の時間帯だ。
PHOTO BY FUMIAKI ISHIWATA(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)
❸ 肉汁溢れるパテとほんのり甘いバンズの香りを楽しむ
——GOLDEN BROWN omotesando(ゴールデンブラウン表参道)
表参道ヒルズの3階にある『ゴールデンブラウン表参道店』は、終日客足が途絶えない人気ハンバーガーショップ。アメリカンテイストな雰囲気ながら日本発祥。中目黒に続いて2店舗目になる。
看板メニューは店名を冠する「ゴールデンブラウンバーガー」。肉厚なのにジューシーな100%牛肉のパテと、やや甘みのあるバンズとの相性は絶妙。バンズの間にはマッシュルームとスモークチーズ、ベーコンが挟まれており、あえてレタスを抜いた肉食系バーガーとなっている。ガブッとかぶりついた時に感じるチーズの薫香と香ばしく焼き上げたバンズの香りが堪らない一品だ。
そのほか、アボカドが程よくクリーミーでチーズとの相性が映える「アボカドベーコンチーズバーガー」など、常時20種以上のハンバーガーが楽しめる。どれも一度食べたらクセになる美味しさだ。
PHOTO BY HISAKO HAGI(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)
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