WHAT’S THE BEST DISH FOR GOHAN ?

究極の「白ごはん」と「ごはんのおとも」を探しに六本木ヒルズへ!

街路樹の葉が色を変え、秋の訪れを実感する10月。新米の気配にそわそわする人も少なくないはず。1年で一番お米がおいしい季節を前に、「こだわりの白ごはん」「最高のごはんのおとも」を探して、六本木ヒルズをグルメ散歩。お米や炊飯のこだわりから、何杯もごはんをお代わりしたくなるおかずまで、今日だけはダイエットを忘れて、旬のごはんを楽しもう。

TEXT BY MIHO MATSUDA
PHOTO BY TOMO ISHIWATARI

六本木ヒルズで出会った
こだわりの「白ごはん」と究極の「ごはんのおとも」

毎日のハードワーキングの前提になるのは、とにかく健康。適度な運動と、糖質制限ダイエットなどの節制は、ヒルズエリアで働くワーカーならすでに常識だろう。しかし、今日だけはそれを忘れたい。なぜなら、1年で一番、ごはんが美味しい季節だから。

今回は、六本木ヒルズで「白いごはん」にこだわった3店をピックアップ。ごはんの美味しいお店には、やっぱり最高の「ごはんのおとも」も存在するわけで、お店がイチオシするおかずもご紹介する。しかし、この3店はあくまで代表的なお店。六本木ヒルズは実は隠れた「ごはん天国」でもあるのだ。ぜひ、いろんなお店をまわって、自分だけの「白ごはんマップ」を完成させよう。白いごはんが、明日の活力を運んでくれるはずだ。

❶ 最高級の明太子とのどぐろが脇役に! 主役はオリジナルの旬房米——日本料理 旬房

「旬房米」釜炊き白御飯 味噌汁、香の物付き(2名様用)¥4,000 ※ディナー、割烹のアラカルトのみ、明太子¥600(税・サービス料別)

六本木ヒルズエリアで「白米のごはん」と言えば、グランド ハイアット 東京の日本料理「旬房」は外せない。ここだけで味わうことができる「旬房米」は、山形県南陽市で特別に育てられたお米だ。山形県の特別栽培米「つや姫」は通常のお米よりも農薬や化学肥料を5割以下に減らして栽培されるが、「旬房米」は通常の「つや姫」よりさらに農薬を6割、化学肥料を9割以下に抑えている。10年以上も有機肥料で土作りを行なう農家と、グランド ハイアット 東京の副総料理長である根笹卓也氏がこまめに連絡を取り合い、田植えや刈り取りにまで参加して、大切に育てられている。

その旬房米は、オーダーが入るごとにひとつずつ釜炊きにして、炊きたてを提供。ふっくらとツヤツヤで、ほのかな甘さと、山形の清流を思わせるキレの良さは旬房米ならではの味わいだ。

「旬房米」釜炊き白御飯 味噌汁、香の物付き(2名様用)¥4,000 、アラカルトーのどぐろ 時価

「ごはんが止まらなくなりますよ」とグランド ハイアット 東京の根笹副総料理長がおすすめしてくれたのが、表面だけ軽く炙った明太子。表面はパリっと香ばしく、中はレアの福岡産明太子が、旬房米の上品な甘みを引き立てる。確かに、これは食べ終わるのが惜しいくらいの至福のごはんだ。

そして、これからますます美味しくなるという最高級のお魚「のどぐろ」も、見逃せない一皿。絶妙な塩加減で焼き上げられ、皮はパリっと身はふんわりと雲のようなやわらかさで、これだけでも最高の一品なのにそこに旬房米が加わると、つい歓声をあげてしまうほどの美味しさ。大切な人や海外の友人を招待したくなる特別なごはんだ。

日本料理 旬房 旬房米の新米は10月中頃から登場予定。今年、山形県は天候にも恵まれ出来上がりは上々とのこと。旬房米を100%使った純米大吟醸「旬房」もぜひお試しを。

❷ 羽釜炊きのコシヒカリと、幻の花乃牛——和食・酒の肴 六本木いなきあ

旬の素材をシンプルな調理法でいただく「六本木いなきあ」。唎酒師の資格をもつ店長が厳選する日本酒と、博多長浜港から直送される魚介が美味しい和食のお店だが、ここで提供されるごはんはすべてこだわりの羽釜炊き。お米は、甘みとツヤのある新潟産コシヒカリを使用し、魚介と一緒に炊いた土鍋飯や、トリュフの卵かけごはんも人気のメニューだ。

新潟県産のコシヒカリだけを使用し、伝統的な羽釜で熱を閉じ込めて炊飯。羽釜ご飯(1杯)¥216

その「六本木いなきあ」で、見逃せないごはんのおともが、「花乃牛のランプステーキ」。花乃牛は、現在A5までの国内産の牛肉等級のさらに上を目指し、鹿児島県で生み出された和牛。こだわり抜いた飼料で35カ月肥育された牛は、なんと月に2頭しか出荷されないのだとか。その貴重な花乃牛の、さらに貴重な部位を使ったランプステーキは、肉の繊維が驚くほど柔らかく、甘みのある脂は、口の中に旨味だけを残してさっと消えていく。

「鹿児島県産長期熟成 花乃牛 ランプステーキ120g」¥4,700

味付けは、塩、胡椒、柚子胡椒で。花乃牛の豊かな旨味と、しっかりと甘みが引き出された羽釜炊きの白ごはんで、「旨味」の波状攻撃。そこへ、厳選された日本酒を添えたら、最高の一晩になること間違いなし。

和食・酒の肴 六本木いなきあ 新米の登場は時期未定とのことだが、他にも日本の旬を感じる食材を使った料理がたくさん。秋を感じるなら、間違いなくこのお店。

❸ 銘柄豚のとんかつで、ごはんをおかわり!——とんかつ 豚組食堂

「今日はごはんをもりもり食べたい」。そんな時に、最高の「ごはんのおとも」は、なんといっても「とんかつ」。国内のプレミアム銘柄豚を味わうことができるのが、この「とんかつ 豚組食堂」だ。新潟の「雪室熟成豚」、群馬の「くちどけ加藤ポーク」、岐阜の「納豆喰豚」、三重県の「松阪ポーク」、淡路島でイノシシと黒豚を交配した猪豚「ゴールデンボアポーク」など、その日入荷した、プレミアム豚肉を、とんかつの名店「西麻布 豚組」の技術とクオリティーで、少しリーズナブルに味わうことができる。

ロースカツ膳 220g/スタンダード銘柄豚 ¥2,150、プレミアム銘柄豚¥2,980、猪豚¥3,500

厳選された銘柄豚を、これでもかという厚みでカットし、2時間熟成の一等パン粉をふわっと纏わせ、太白ごま油と綿実油をブレンドした油でカリッと揚げる。もちろん、キャベツの千切りと、山形県産「ひとめぼれ」の白ごはん、味噌汁はセット。

ガス釜でふっくら炊き上げた山形県のひとめぼれが、ジューシーなとんかつの肉汁をがっちりキャッチ。ごはん、サラダはお代わり自由なのも嬉しい。

まずは、何もつけずに揚げたてのカツにかぶりつき、肉の味を確かめよう。そして次に、アンデスの岩塩、次は定番のソースで。うまいとんかつと、炊きたての白ごはん。もちろん、ごはんはお代わり自由だ。豚組食堂のとんかつは、食材にこだわっているので、胃もたれがしにくい。だから安心して、口いっぱいに頬張って、食べる幸せを噛み締めよう。

豚組食堂 究極のとんかつを目指す「西麻布豚組」のとんかつをカジュアルに楽しめる。

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