ファッションのご意見番ことスタイリスト地曳いく子が、独自の視点で切り込むオトナ女史のためのスタイル術「IKUKO’S METHOD」。今回は「自分をハッピーにする小物」をセレクト。新年の開運は、気持ちをアゲる小物にあります。
STYLING BY IKUKO JIBIKI
PHOTO BY SHIN KIMURA
EDIT BY AKANE MAEKAWA
今年も一年頑張りました
年末にもなると人様に贈るギフトもひと段落。そんな今だからこそ自分へのサンキューギフトを考えてもいい時。ちょっとしたことでも気分は一新できるもの。新年に向けて小物をひとつ新しくしてみてはどうでしょうか? ただしその場の勢いは控えめに。本当に好きなものを手にすることが気分をアゲていくコツですから。ここは自分の好きを見つめ直すいい機会にしましょう。自分ありがとう、そして新年も頑張ろうね。
地曳いく子が伝授する
ハッピー小物のすすめ
❶ なんてったって老舗メゾン
安くてそれなりにいいものが溢れている現代。でもやっぱりスモールレザーグッズはラグジュアリーブランドものを揃えたくなりますよね。高いアトリエ技術だからこそ出せる深い色出しや他にはないデザインと質。この老舗メゾンの技術こそ日々手にするお財布や小物に投入すべきなのです。バッグやシューズも余裕があればもちろん全部買い揃えたいけれど、そうはいかないのが現実。コスパから考えても、毎日使い倒せる小物にこそお金をかけるべきなんです。
❷ バッグインバッグ?な小物
お財布、携帯、化粧ポーチ。この3種の神器はいつもあなたのバッグにあるものですよね。この際は思い切ってこの“バッグの中にいつもあるもの”に投資するのも手です。おすすめは、それひとつでも小さなバッグとしても使える「バッグインバッグ?な小物」。パーティーバッグにもなるお財布やカードホルダー付きの携帯ケースなど、ユーティリティの高いアイテムはかなり活躍してくれます。
❸ カードケース? いえ、お財布なんですけど私
以前にもお伝えしましたが、今お財布は二極化しています。特に気になるのは「カードケース? いえ、実はお財布なんです私」みたいなコンパクトなお財布。お札も入って小銭も入ってカードも入る。しかもお値段もコンパクト。ラグジュアリーブランドからも多く出ているので要チェックな自分ギフトです。
❹ 大きくて光るもの主義
キーホルダーなら絶対大きくて光るもの主義なんです、私は。なぜなら落とした時にすぐにわかるから。自分の経験上、存在感が薄いものはキーホルダーとしての意味なし。きらりと光るものならバッグの中でもさっと見つけやすいですし、単体でもバッグチャームとして使えます。
地曳いく子|Ikuko Jibiki
スタイリスト/1959年東京生まれ。数々のファッション誌で活躍し、そのキャリアは30年超えを誇る。数多くの女優のスタイリングも手がけ、大人の女性を美しくみせる的確な理論に基づくスタイリング術に定評がある。独特の語り口も魅力で、現在はテレビやラジオでのコメンテーターとしても活躍中。著書に『服を買うなら、捨てなさい』『着かた、生きかた』(ともに宝島社)など多数。最新作『脱「若見え」の呪い“素敵なおばさま”のススメ』(マガジンハウス)を10月に上梓。
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