数多のカフェが林立する原宿・表参道エリア。その中で、大人が居心地よく、美味しく、ホッとできる、ブランドプロデュースや日本初のスイーツなどが食べられるおすすめのお店3軒をご紹介します。
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❶ パリ発の焼き菓子や生菓子、ショコラで寛げるサロン
——HUGO & VICTOR 表参道ヒルズ店(ユーゴ アンド ヴィクトール 表参道ヒルズ店)
1/6スイーツ1品、ドリンク1品の「マリアージュセット」¥1,000。スイーツはフィナンシェ(写真)、マカロン、ビターチョコレートソフトクリームから、ドリンクはコーヒーか紅茶を選べる。甘味を抑えたフィナンシェは、焦がしバターとアーモンドプードルの味わいを感じられる、ブランド一押しの焼き菓子。
2/6「パフェ ショコラ」¥1,600。下からビスキュイショコラとペカンナッツ、シャンティクリーム、キャラメルソース、ビターチョコレートソフトクリーム、ペカンナッツ、ショコラアイス、シャンティ、マカロン。濃厚だったり、甘さ控えめだったりと、様々な味わいのショコラを満喫できる。パフェの提供は表参道店を含む4店舗のみ。
3/6「ショートケーク フレーズ」¥800。アーモンドプードルがたっぷりの生地に、バニラビーンズをふんだんに使った柔らかいシャンティ、新鮮なイチゴを合わせた、シンプルでありながら贅沢な生ケーキ。3日前までの予約で、ホールケーキを注文することも可能(5月中旬までの提供予定)。
4/6「ショコラ ノワール」¥900。香りも豊かなチョコレートドリンクは、リッチで奥深い味わい、そして軽い口当たり。上にライムゼストが添えられ、甘さの中にライムのほのかな香りと酸味を感じられる。ショコラオレはオレンジピール入り。
5/6本を象ったパッケージが素敵な、フィナンシェの詰め合わせ。自宅用はもちろん、取引先への手土産、お中元やお歳暮、結婚式の引き出物にと、あらゆる用途に引き合いの多い人気商品だ。
6/6東京に居ながらにしてパリのエスプリを感じられる、ハイセンスな内装デザインが施された店内。
5ツ星ホテルや3ツ星レストランでシェフパティシエを務めたユーグ・プジェ氏が、幼馴染と共に2010年パリで創業したパティスリー。伝統的なショコラや焼き菓子に、斬新なデザインを加え進化させたスイーツを提供している。
日本国内では6店舗を展開。表参道店ではショップにカフェが併設されている。ショコラに加え焼き菓子や生ケーキの販売もあり、サロン内ではこれらとパフェやソフトクリームをいただける。
かつて、フランスの『Figaroscope』で「パリで一番美味しいフィナンシェ」に選ばれたというそれは、焦がしバターの香り豊かでしっとりとした生地が特徴。どなたにも好まれる上品な味わいで、贈り物にも最適。数種類のショコラを使用した「パフェ ショコラ」、「ショートケーク フレーズ」をはじめ、種類豊富な生ケーキなど、逸品が揃う都会ならではの贅沢空間だ。
TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
PHOTO BY SHIGEYASU GUSHIMA
❷ 大人に向けた“現代の至高のパフェ”を、ぜひ一度!
——EMPORIO ARMANI CAFFÈ AOYAMA(エンポリオ アルマーニ カフェ アオヤマ)
1/71月のパフェ「オレンジ クランベリー ホワイトチョコレートとチーズケーキのパフェ」¥1,800。オレンジの瑞々しさと、クランベリーの酸味が奏でる洗練されたハーモニーは、見た目にも美しい大人の味わい。
2/7エスプレッソで浸したサヴォイアルディ(※イタリアのクッキー)に、アーモンドリキュールを使用したゼリーをのせ、マスカルポーネクリームで包んだ珠玉の一品。「エンポリオ アルマーニカフェ ティラミス」¥1,100。
3/72月のパフェは「ストロベリーとルビーチョコレートのパフェ」¥1,800。旬の苺を贅沢に使用、注目のルビーチョコレートで彩ったトレンディなアソートだ。プロセッコのゼリーも効いている。
4/7「アルマーニ ドルチ 紅茶セレクション」のティーバックを使用した紅茶 ¥850。アールグレイやイングリッシュブレックファーストといった定番のほか、ミントやカモミールなどのハーブ系もラインナップ。
5/7シグネチャーコーヒー「アルマーニカフェ」¥1,000は、『illy』ブランドのエスプレッソとチョコレートを使用したカフェモカ。ラテアートで描かれたブランドロゴが映える。
6/7「アルマーニ ドルチ」は主に銀座店で展開している製品だが、「チョコレート プラリネ」(4個入り¥1,800 ※税別〜)と、「チョコレート ディスク」(18枚入り¥2,500 ※税別)の2種類についてはここ、青山店でも購入可能だ。
7/7店舗内は、『アルマーニ カーザ』による設え。贅沢かつ洗練されていると同時にシンプルイズムを極め、アルマーニブランドの至高のコンセプトを具現している。
『エンポリオ アルマーニ カフェ アオヤマ』は、2013年4月、世界12番目の『アルマーニ カフェ』として誕生。日本では唯一の直営カフェである。
このカフェの最大の特徴は、世界で唯一、青山の店舗だけで提供している月替りの大人向けパフェ。『アルマーニ リストランテ 銀座』のパティシエが毎月新たに考案し続けているマンスリーパフェメニューは、ルックスもテイストも至高の一品だ。ひとつ一つの素材がまさに最上級であることはもちろん、パフェの各層を崩して口に運んだ時のハーモニーが極上なのである。その完成度の高さ、幸せに満たされる充足感で、¥1,800というプライスはむしろお得! と思えるほど。
またこのカフェは、全時間帯でワイン、リキュールや食事メニュー(L.O.19:00)の用意がある。しかも食事は前菜とメインが分かれる本格メニューから、軽くつまめるサンドウィッチまで多彩。『アルマーニ カーザ』の家具による洗練空間であることはもとより、提供アイテムが勢揃いしているという使い勝手の良さも魅力的な店だ。
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
PHOTO BY SHIGEYASU GUSHIMA
❸ ファッションデザイナー、ラルフ ローレン氏自らコーヒー豆を吟味してプロデュースしたカフェ
——Ralph’s Coffee (ラルフズ コーヒー)
1/7「ラルフズ チョコレートケーキ」¥950。上質なチョコレートを使用し、濃厚なのに甘さは抑えめで、日本人の口にも合うクラシックなチョコレートケーキ。ニューヨークで経営する『ポロバー』で提供する本場のレシピで作っている。
2/7「ベーコン エッグ&チーズクロワッサン」¥1,000。温められたクロワッサンにカリカリのベーコンとふわふわのオムレツを挟んだ、米国ではお馴染みの朝食。奥は「アボカド トースト」¥850。パンの上にシェーブルチーズを塗り、つぶしたアボカドをたっぷりとのせた、ヘルシーで人気のメニュー。
3/7「ラルフズ ブラウニー」¥600(アイスクリームを追加の場合 ¥900)と「ラルフズ コーヒー」¥500。ブラウニーはラルフ・ローレン氏の妻、リッキー・ローレンさんの家に代々伝わるレシピでアメリカの母の味を再現している。素朴で家庭的な焼き菓子だ。
4/7「ラテ」¥580。バリスタが一杯ずつ淹れるラテは、リクエストでラテアートを描いてもらえる。
5/7カラフルな幾何学模様の陶製タイルの床、グリーンのセラミックタイル張りの壁、オリジナルコーヒーカップのイラストが掲げられた、アメリカンスピリット溢れる店内。
6/7コーヒー豆やチョコレート、焼き菓子と、コーヒーカップやエプロンなどロゴ入りのオリジナルグッズ、ブルックリンのショコラティエ『ハイ&ロウ』プロデュースのオリジナルチョコレートの販売もある。
7/7グリーンのエントランスが目印。人通りの多い表参道に面しているが、一歩足を踏み入れると別世界のよう。
単に洋服を売るだけでなく、ライフスタイル全般の提案をしているアメリカ生まれのファッションブランド『ラルフ ローレン』。その表参道店に2018年11月にオープンした『ラルフズ コーヒー』は、ラルフ ローレン氏本人が内装デザインからコーヒー豆のセレクトまで、細部にこだわってプロデュースしている。
「私にとって『ラルフズ コーヒー』は、私たちの世界の延長であり、私たちが過ごしている忙しい生活の中で、ほっとひと息つけるような安らぎに出合える場所なのです」とローレン氏。その言葉通り、表参道の喧騒から離れ、穏やかな寛ぎのひと時を過ごせる。
コーヒーは、有機栽培豆を使用するブランド『ラ・コロンブ』がラルフ ローレン氏のために特別にブレンドしたもの。ドリップブレンドには、最高品質の中南米産の100%オーガニックコーヒー豆を使用している。苦味が強くなく、マイルドで飲みやすい口当たりだ。ショップを覗いた後は、スタイリッシュな空間でコーヒーとサンドイッチやケーキを食し、アメリカンテイストの世界を満喫しよう。
TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
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