“GYOZA” AND CHAMPAGNE MARIAGE

発見! シャンパンと餃子が生む不思議なマリアージュ

餃子とビールは当たり前。意外な組み合わせと思うなかれ、シャンパンと餃子をテーマにする店、ワインの充実した餃子専門店……これが想定外のマリアージュを奏でます。リピート必至、発見のある3軒をご紹介します。

EDIT BY TM EVOLUTION.INC

考え抜かれた餃子×シャンパン、唐揚げ×シャンパンの妙味
——Cave Cinderella(カーヴ・シンデレラ)

ドラモット ブリュット(シャルドネ60%、ピノ40%)
1/7この日、看板メニューの焼き餃子に合わせたのは、ドゥラモット・ブリュット(シャルドネ60%、ピノ40%)。ボトルで¥15,000。酸味がありながらも柔らかく、すんなりと流れていく。肉の旨味に寄り添う味わい。
シャスネ ダルシュ キュベ ロゼ(ピノ60%、シャルドネ40%)
2/7鶏もも肉の皮を外し、肉本来の味を昇華させた唐揚げには、シャスネ・ダルス・ロゼ・ブリュット(ピノ65%、シャルドネ35%)ボトル¥18,000を合わせて。
シャンパンとの相性にフォーカスした餃子
3/7シャンパンとの相性にフォーカスした餃子は、共に国産の赤身豚2:牛1を一度挽きにしたものに味を入れ、カットしてひと晩寝かせたキャベツと長ネギ、生姜を合わせる。器は、シャンパンの泡をイメージ。
餃子、唐揚げとのマリアージュ
4/7餃子、唐揚げとのマリアージュをいろいろ楽しみたいと、数種のボトルをオーダーし、それを全てグラスで試すというゲストも多いとか。
グラス・シャンパン
5/7グラス・シャンパンは常時3~4種。季節感を配慮し、産地や葡萄の違いを味わえるよう、発見のあるラインナップを用意。
シンデレラ・ワイン
6/7店名の『カーヴ・シンデレラ』は、今まで知られていなかったワインが、急速に名を馳せ市場を席捲する急上昇ワインの呼称、“シンデレラ・ワイン”から来ている。
シンプルモダンな店内
7/7西麻布の夜景を一望するシンプルモダンな店内。カウンター奥には壮観なワインセラーが。2015年12月オープン、今年で4年目を迎える。

この店のテーマは、「頭で理解するシャンパン」。例えば、同じ葡萄比率でも造り手の違いで変わるシャンパンの味わい、同じ葡萄で造ったドサージュ(リキュールによる補糖)ありとドサージュなしの相違など……。飲み手がその豊かなバリエーションを体感し、ニュアンスの異なる世界を楽しみ、記憶し、シャンパンの奥深い魅力を発見してほしい、という店主の想いを表現した空間だ。

約100種揃うシャンパンに合わせるのが、餃子と唐揚げ。中でもシグネチャーメニューとなるのが餃子。それとシャンパンのマッチングを提唱した開祖が店主だ。その餃子は、5年かけて試行錯誤を重ねたという逸品。過度な味付けをせず、野菜の歯ごたえを際立たせ、香ばしく焼き上げられた餃子は、シャンパンの味を邪魔しないよう、醤油やラー油ではなく、レモンと塩で食す。

もうひとつの推しである唐揚げをはじめ、トリュフサラミやオリジナルチップスといった様々な前菜、出汁と野菜を使ったメニュー、締めのそうめんやパスタまで、しっかりディナーも楽しめる。もちろん、2軒目、3軒目のシャンパンバー利用としても。実に個性的な、「人に自慢したくなる」西麻布の隠れ家である。

TEXT BY KAZUHIDE TAIRA
PHOTO BY SHO KATO(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)

Cave Cinderella(カーヴ・シンデレラ)

Cave Cinderella(カーヴ・シンデレラ) 住所 東京都港区西麻布1-15-7 6F 電話 03-5413-7554 営業時間 19:00〜 定休日 土曜・日曜・祝日 個室1室(個室料1h¥12,000) ※出来れば予約を ※カード使用可 ※価格は税別

具の肉を選んで注文できる絶品焼餃子
——餃苑 わさ(ギョウエン ワサ)

ブリュット・ナチュール フルール・ド・リョーロップN.V.
1/7餃子と合わせるシャンパンは、ブリュット・ナチュール フルール・ド・リョーロップN.V.グラス¥1,800。有機栽培のパイオニア的存在で、泡がきめ細かくフレッシュな酸味が特長。
焼餃子
2/7焼餃子は1個¥400。シャキシャキする食感はクワイで、美味しさをより引き立てている。
手作りのラー油
3/7手作りのラー油は澄んだものと唐辛子入りの2種類を用意する気遣い。辛いのが好きな人は唐辛子入りをたっぷりつけて。
店内
4/7『餃苑 わさ』の店内には、少数のテーブル席を用意。抑え気味の照明と高級感のある内装デザイン。
チャイニーズレストランわさ
5/7目黒区八雲の名店『チャイニーズレストランわさ』が六本木ヒルズに移転して再開店した。
餃苑わさ
6/7この重厚なドアを入って左手がカウンター席でおまかせコースのみの『けやき坂 わさ』、右手がアラカルトで注文できる『餃苑 わさ』となっている。
中華料理店
7/7中華料理店では珍しく、ソムリエがサービスしてくれる。シャンパーニュ、ワイン、日本酒や紹興酒など厳選したお酒を提供。お酒ペアリング45〜60cc5杯セット¥8,300。

ここ『餃苑 わさ』の料理の中でも突出しているのが焼餃子だ。野菜は茨城産、青森産のニンニクや鳥取・日光の生姜など、厳選した食材を使い、秋田県白神山地の天然水でひとつ一つ丁寧に蒸し焼きにしている。さらに特筆すべきは具の肉の種類を選べること。高坂鶏、愛農ナチュラルポーク、梅山豚、天城黒豚、松坂豚、米沢豚など、丹念に育てられた希少豚・鶏を使っている。

肉の種類の違いによる様々な美味しさを楽しめるのはもちろん、ひと口目はそのままで、ふた口目は澄んだラー油で、三口目は唐辛子入りラー油でと味を変えて楽しめるのも嬉しい。料理を取り仕切るシェフの山下昌孝さんは、イベリコ豚や他の鶏肉なども研究中。今後はまた種類も増える予定だそう。肉汁が溢れる餃子は、しっかり肉が入っているのにサクッとして、いくつでも食べられそうだ。

シャンパーニュは、「大手のメゾンではなく、小規模な生産者から選んで入れています」とシニアソムリエの花田敬大さん。お勧めしてくれた「フルール・ド・リョーロップ」は、香りが華やかで餃子をはじめとする中華全般にとてもよく合う。

TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
PHOTO BY FUMIAKI ISHIWATA(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)

餃苑 わさ

餃苑 わさ(ギョウエン ワサ) 住所 東京都港区六本木6-12-2 六本木ヒルズ けやき坂レジデンスB棟3F 電話 03-6447-1877 営業時間 18:00〜23:00(L.O.21:00) 定休日 日曜・月曜 
※カード使用可 ※要予約 ※価格は税・サ別 

フレンチの豚肉料理から始まった餃子を
——スタンドシャン食TOKYO新橋虎ノ門(スタンドシャンショクトーキョーシンバシトラノモン)

エドシック・モノポール・ブルートップ
1/6餃子に合わせるのは、エドシック・モノポール・ブルートップ グラス¥1,400、ボトル¥7,500。豚肉の脂とシャンパンの酸味が新感覚の美味しさ。シャンパンは柔らかい口当たりで酸味が少なめ。1杯目におすすめだ。
餃子
2/6餃子は6個¥500、12個¥900。胡麻味噌ピリ辛タレ、酢醤油、チェリートマトソース、タプナード(グリーンオリーブを使ったソース)の4種が一緒に提供される。餃子に白トリュフオイルをかけ、その上からヒマラヤのピンク岩塩をかけても美味しい。
ムール貝のシャンパン蒸し
3/6ムール貝のシャンパン蒸し¥980には、シャルル・ダンブラン・ブリュット グラス¥980、ボトル¥5,800を。食事と合わせやすいバランスの取れた辛口で、口に入れると酸味がきて、後味はなめらか。
パテ・ド・カンパーニュ
4/6自家製でマイルドな味付けのパテ・ド・カンパーニュ¥1,200とフィリップ・ガメ・セレクション・ド・ブラン・ド・ノワール ボトル¥8,900。ピノ・ノワールとピノ・ムニエのみで作られたシャンパン。黒ブドウのふくよかさと旨味を感じられる。
シャンパン食堂グループ
5/6大阪北新地発祥のシャンパン食堂グループ。高級品のイメージが強いシャンパンを、気軽に楽しんで欲しいという発想から始まった。ボトルはお手頃なものを中心に30〜40種類ほど用意。
一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気
6/6ひとりでも気軽に立ち寄れる雰囲気。女性同士のグループ客も多い。東京には、ほかにも赤坂見附店、恵比寿店がある。

お祝い、ハレの日の飲み物というイメージが強いシャンパンを、もっと普段から楽しもうというコンセプトの店。系列の『シャンパン+ビストロ』のメニュー「豚肉のロースト」から派生して、“フレンチのファストフード”という新感覚の餃子を考案した。シャンパンやワインの酸味に合う餃子を提供している。

ニラを使わず軽めの口当たりなのが特徴。ニンニクあり、なしが選べるのと、豚肉に替えて大豆ミートを使ったビーガンギョーザも提供する。「白トリュフオイルと岩塩をかけて食べるのがお勧めです」と店長の坂井勇一さん。白トリュフの深みが加わり、やみつきになる美味しさだ。

ほかにも料理はフレンチビストロの定番や軽いおつまみなど、シャンパンに合う品揃え。1軒目に餃子と料理をしっかり食べても良し、2軒目に軽く餃子とシャンパンを飲んでも良しと、都合によって使い分けができるのも嬉しい。毎日OPEN~18:30は、ハッピー泡!(Happy Hour)を行っており、グラス・シャンパンが¥500~で楽しめるほか、全グラス・シャンパンの割引も行っている。

TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
PHOTO BY YUJI YAMAZAKI(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)

スタンドシャン食TOKYO新橋虎ノ門(スタンドシャンショクトーキョーシンバシトラノモン)

スタンドシャン食TOKYO新橋虎ノ門(スタンドシャンショクトーキョーシンバシトラノモン) 住所 東京都港区西新橋1-18-11 ル・グラシルBLDG.16-1F 電話 03-6457-9798 営業時間 月曜〜金曜16:00〜23:30(L.O.23:00)、土曜15:00〜 定休日 日曜 
※カード使用可 ※予約不可 ※価格は税別 ※全席禁煙

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