TO FINISH OFF THE MEAL!

終わりよければ全てよし! 絶品締めご飯

コースを締めくくる“ご飯”や“麺”。お腹いっぱいなのに、なぜかたまらなく美味しく感じる……。ここでは、「締めのご飯や麺を目指して」といっても過言ではない、コースのラストが楽しみな、至福の日本料理店をご紹介します。

TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
PHOTO BY YUJI YAMAZAKI(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)
EDIT BY TM EVOLUTION.INC

❶ 中華麺+和の出汁が、唯一無二の味わいを生む
——澄まし処 ふくぼく(スマシドコロ フクボク)

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1/6昆布、いりこ、鰹節でとった一番出汁を塩だけで味の調整をし、細めの中華麺を使った、澄まし麺。歯切れのいい中華麺と和の出汁の深みを味わえる。
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2/6淀大根の干し貝柱煮込み(ディナーコースより)。和の出汁で淀大根を煮込み、干し貝柱を煮込んだあんで仕上げた、和食と中華の折衷を味わう新感覚の料理。
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3/6京野菜サラダ単品 ¥800。聖護院大根や金時人参、京水菜など旬の野菜を使ったサラダ。金時人参を使ったドレッシングは爽やかな酸味で野菜をより一層美味しく食べられる。
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4/6お酒は日本酒をはじめ、ビール、焼酎、ハイボール、シャンパーニュ、白ワインと幅広い品揃え。店の料理に合うものを選んで置いている。
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5/6ランチの営業もあるので気軽に入ってみたい。夜は ¥3,800(酒肴コースと旬コース)、¥6,800、¥9,800の4コースのみ。一品料理はコースに追加して注文できる。
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6/6店長の臼井忍さん。中華の著名レストランで働いた経験から、和食と中華の技法や香りを織り交ぜた料理を考案したという。

夜のコースの締めとして選べる澄まし麺は、和と中華を融合させた料理。澄んだ出汁は、深みがあり複雑な味わいだ。素麺ではなく細めの中華麺を使うことにより、あっさりしつつも食べ応えが加わっている。最初はそのままで、次に、添えられているネギ、海苔、胡麻油を加えて、違う味わいを楽しみたい。

「出汁と麺の細さと茹で具合の兼ね合いが難しく、調整に調整を重ねて完成までに一年を費やしました」と店長の臼井忍さん。コースでは澄まし麺のほかに、ごま油で焼きめし風に仕上げた鴨だし焼きめしも選べる。店名の『ふくぼく』は、荘子の「彫琢復朴」(余計なものを削ぎ落として本来の姿に戻るの意)からきている。その名の通り、料理もなるべく余計な手を加えず、素材の持ち味を生かすことを念頭に置いている。

澄まし処 ふくぼく(スマシドコロ フクボク) 住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワーウェストウォーク5F 電話 03-5413-2989 営業時間 11:00〜15:00(L.O.14:30)/17:30〜23:00(フードL.O.21:30、ドリンクL.O.22:00、土曜・日曜・祝日17:00〜) ※カード使用可 ※価格は税・サ別 

❷ 炭火焼き肉料理と個性溢れる締めご飯
——MATOI-YA(マトイヤ)

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1/6MATOI-YA・パルミジャーノTKG(卵かけご飯) ¥480。細かく刻んだベーコン入りで、上から削りたてのパルミジャーノチーズをたっぷりかけて。
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2/6しらすのせオリーブごはん ¥480(ディナー)。釜揚げしらすと細かく刻んだオリーブを混ぜたご飯。ほうじ茶スープ付き。
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3/6国産鶏の黒ソース焼きパスタ ¥880。焼きそばをイメージしたパスタで、生パスタを黒の中濃ソースで味付けした、赤ワインとよく合う締めご飯。
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4/6カウンター席の上にはワインがずらり。チリ、アルゼンチン、カリフォルニア、南アフリカを中心に30種類以上、ボトルで ¥2,380から。
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5/6表参道駅から徒歩約5分の好立地。アラカルトだけでなく、料理7品飲み放題付き ¥3,500~のコースもあるので、大人数のパーティも。
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6/6調理長の石嶋佑次さん。「お肉をがっつり食べた後に、食べやすい和洋折衷の締めご飯を用意しています」。

備長炭を使った炭火焼き肉料理を供すバル。ビーフ、ラム、ダック、チキンと、様々な肉メニューが並ぶ。牛フィレの熟成肉をグリルした料理は300グラムで ¥3,780(ハーフ ¥1,980)。仲間とシェアしながら食べるのに向いている。グリル料理と一緒に楽しみたいワインは、ポルトガルのスパークリングワインをはじめ30種類以上が揃う。

飲んだ後に食べたい”締めご飯”も充実。パルミジャーノTKGは、カルボナーラをイメージしたご飯。しらすのせオリーブご飯は、刻んだオリーブとオリーブオイルという洋のベースに、しらすという和の要素をプラス。国産鶏の黒ソース焼きパスタは、和風ソースが決め手。いずれも、ここにしかないオリジナル料理で、お肉とワインの後にも食べやすい締めご飯に仕上がっている。

MATOI-YA 表参道店(マトイヤ オモテサンドウテン) 住所 東京都渋谷区神宮前5-50-6 中島ビルB1F 電話 03-6418-2871 営業時間 月曜〜木曜11:30〜15:00(L.O.14:30)/17:00〜23:30(L.O.フード22:50、ドリンク23:05)、金曜11:30〜15:00(L.O.14:30)/17:00〜翌3:00、土曜・日曜11:30〜23:30 定休日 無休 ※カード使用可 ※ディナーは税別、ランチ税込 

❸ 焼き鶏コースの締めに食べたい2種の丼
——鳥与志(トリヨシ)

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1/4焼き鳥丼 お椀付き ¥1,000(ランチ)。ご飯の上に焼き鶏のかしわ、血肝(レバー)、つくね、手羽先、そぼろとシシトウが盛られている。夜は鶏スープ、ランチは味噌汁が付く(鶏スープに変更も可能)。
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2/4そぼろ丼 ¥600(夜のみ)。醤油とみりんで味付けした鶏のミンチを、ご飯の上に盛る。夜の焼き鶏コースの締めご飯として人気。ランチタイムにはもう少し大きめの丼に盛って ¥800で提供している。
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3/4鶏肉以外でも、うずらの卵、シシトウやナスなど野菜の串焼きもある。
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4/4平成4年に開店して今年で27年目。ご主人の吉野定宏さんは、六本木で修業した店からタレを分けてもらい、継ぎ足し継ぎ足し、今も使っているという。

虎ノ門界隈のビジネスパーソンから根強い支持を得る焼き鳥専門店。店主の吉野定宏さんは「素材によって焼き方を変える」と語る。例えば脂を落としたい部位は弱火で脂を落としながらじっくりと、そうでないものは強火で、など、創意工夫に余念がない。 

夜のおまかせコースは14本(野菜串入り) ¥3,800、半コースは7本で ¥2,400。いずれも、野菜サラダ、大根おろし、お新香、鶏スープが付く。コースの締めの食事は、焼き鶏丼、きじ丼、そぼろ丼、鶏雑炊、お茶漬け、稲庭うどんと種類豊富。中でも夜の締めご飯にはそぼろ丼が人気。粗めに挽いた鶏肉を醤油とみりんで炊いたそぼろが絶品だ。
もうひとつの名物は焼き鶏丼で、こちらは夜だけでなくランチタイムにも大人気。4種類の焼き鳥の味の違い、そぼろとご飯の相性の良さ、様々な魅力が存分に楽しめる。 

鳥与志(トリヨシ) 住所 東京都港区虎ノ門1-1-11 マスダビル1F 電話 03-3593-3545 営業時間 11:15〜14:00/17:00〜22:30(L.O.22:00) 定休日 土曜・日曜・祝日 ※カード使用可 ※ランチは税込、夜は税別

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