Living at roppongi hills

都心で満喫するステイケーション——六本木ヒルズ|サービスアパートメント体験リポート③

コロナ禍による生活様式の変容を受け、注目を集めているサービスアパートメント。都心と地方を行き来する人の生活拠点の一つとして、あるいは在宅ワークがメインになった人のリフレッシュの場として、多様なニーズに応える空間となったサービスアパートメントの魅力を、3組の六本木ヒルズをよく知る人々が体験リポートする。

Photo by Kohei Omachi
text by Akane Maekawa
Edit by Jun Ishida

第3回 会社員 島﨑雅子

「六本木ヒルズには、子どもと一緒に映画を観に行くことも多いです」という島崎雅子さん。海外のラグジュアリーブランドの元プレスとしてファッションの第一線で仕事をし、現在はやんちゃ盛りの4歳のお子さんを育てているママでもある。「映画の後は、六本木ヒルズでそのまま早い夕食。ほとんどのレストランにはキッズメニューや子ども用のカトラリーも用意されていて、施設全体で子連れの人に対して優しい対応なのだという印象があります」

子どもがいると気を使うことが多く、旅行先のホテル選びはいつも苦労する。そのため休暇でハワイに行く際は、ホテルではなくキッチンや洗濯機が備えてあるレジデンスでの滞在を選んでいるという。

シックな色調でまとめたインテリアに、落ち着いた雰囲気が漂うリビング&ダイニング。

リビングから続くベッドルーム。可動式の扉で仕切ることもでき個室にもなる。曲線を描く木壁の中はバスルームに。

今回、島﨑さんの家族が滞在したのは、キッチン付きのリビング&ダイニングとベッドルームのある約67平米の部屋。それぞれのスペースは、中央に設計されたバスルームを囲むように配置され、一続きの間取りとなっている。

「部屋が区切られることなくデザインされているので、とてもゆったりとした空間に感じます。リビングとベッドルームの間には可動壁が設置されているので、子どもを寝かしつけた後に、そっと仕切りを動かし個室に。リビングでくつろいでお酒を飲んだりできるのが、とても気に入りました。子どもがいると、旅先でゆっくりと大人の時間を楽しむのって意外と難しいんです。完全個室になったベッドルームですと、息子が一人になるのを不安がりますし、かといってワンルームだと一緒に寝るしかなくなるので(笑)それから、バスルームが広く、浴槽と洗い場に分かれているのが、日本人的には嬉しかったです」

木壁と青のタイルのコントラストが印象的なバスルーム。空間が広くとられ、バスと洗面スペースがガラスで仕切られているので使い勝手もよい。

アメニティにはロクシタンのセットが用意されている。

会員制のスパ&フィットネスクラブ「ヒルズスパ」を利用できるのも、サービスアパートメントの特典のひとつ。スパには、サウナやプール、ジャグジー、エステティック、ジム、マッサージなど多彩なメニューが揃う。島﨑さんも、滞在中にスパでアロマオイルを使ったボディマッサージを体験した。「フランスの〈YON-KA〉という自然派のエッセンシャルオイルを使ったトリートメントで、4つの香りから好きなものを選べ、とてもリラックスできました。スパは、向かいの棟に入っているのですが、さりげないエントランスだったのでプライベート感があり、中のスペースも人と顔が合わないような造りで、とても配慮がされているように思いました。ウェアやシューズ、水着のレンタルもあり、時間が空いた時に何も用意せずに行けるので、気軽に利用できそうです」

「ヒルズスパ」のプール。サイドはテラスに面しとても開放的で明るい。

緑豊かな六本木ヒルズの景色を臨むジム。パーソナルトレーニングやヨガレッスンなども受けられる。

木調の空間にリラックスできるエステティックサロンの個室。フランスの〈YON-KA〉のエッセンシャルオイルを使ったアロマセラピーマッサージが人気。

スパにはダイニングも併設。専属のシェフによるオーガニックな野菜や厳選した食材を使った料理を楽しむことができ、サービスアパートメントの居住者であれば、ここでの朝食サービスが付いている。「野菜やフルーツもとてもフレッシュで、おいしかったです。スパを利用した後にそのまま来ている方もいるようで、とてもカジュアルな雰囲気。皆さん、レジデンスのメリットを上手に利用されているなと思いました。都心でありながらも、バケーションに来たような感覚で、家族でも気負いなく食事ができたのがよかったです」

サービスアパートメントの滞在者は、「ヒルズスパ」に併設されたダイニングでの朝食サービス付き。オーガニックな野菜や厳選された食材でつくる料理を楽しめる。

また、家族ステイの島﨑さんにとって、居住者専用の健康相談室があることは、数あるサービスの中でも心強い施設に感じたという。慈恵医大病院と連携する健康相談室では、医師と、24時間待機するバイリンガルの看護師が健康管理から体調不良時の対応までサポートする。「旅行先で困るのは、突然体調を崩したとき。子どもがいるので、すぐに相談できる場所があるのは、とても頼りになります。特に、外国からの滞在者の方には、他にはない安心できるサービスなのではないでしょうか」

健康相談室。医師と24時間待機するバイリンガル対応の看護師が居住者たちの健康をサポートしてくれる。

海外や地方へ、気軽に旅行へと行けないコロナ禍の今。近場で休暇を過ごすステイケーションというスタイルが注目を集めているが、サービスアパートメントでの滞在は、まさに暮らしながら休暇を楽しむ体験だったと言う島﨑さん。「夫は、仕事に集中したい時に滞在したいと言っていました。家だとあれこれと考えることが多いですが、生活の基盤となるサービスが充実しているので、ほかに気をとられることなく仕事に集中できそう。スパやジムも利用できるので、リフレッシュにもなりますし。息子も、ヒルズを探検して楽しんでいました。近くにはさくら坂公園もあり、子どもにとってもウキウキとする場のようです。遠出のできない今だからこそ、都内で仕事をしながら非日常の休暇を過ごすというのも、新たなライフスタイルのひとつなのかもと思いました。どうしても家に戻らないといけない用事があったら、現実に帰れる距離感というのもいいですね(笑)」(※ヒルズスパのエステやマッサージ、パーソナルトレーニングやヨガレッスンは有料となります)
 

島﨑雅子 会社員/海外のラグジュアリーブランドのプレスとして11年勤める。現在はこれまでのキャリアを活かし、ファッション関連の会社に所属。

 

MORI LIVING
ROPPONGI HILLS RESIDENCE D
六本木ヒルズレジデンス D

所在地 東京都港区六本木6-12-4 アクセス 六本木駅 徒歩約5分[地下鉄 日比谷線・大江戸線]麻布十番駅 徒歩約9分[地下鉄南北線・大江戸線]
 
森ビルの展開するサービスアパートメントは、六本木ヒルズレジデンスのほか、愛宕グリーンヒルズフォレストタワー、アークタワーズ、プルデンシャルタワーレジデンスの4物件にあります。


森ビルサービスアパートメント

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