8 Best new year's Gifts

新たな年に、幸せを届けるヒルズの美味しい“おもたせ”8選

2024年が始まりました。新しい年の晴れやかな場にお呼ばれしたら、ひと味違う、華やかな“おもたせ”を持って出かけましょう! ヒルズにあるこの3軒なら、きっと喜ばれる、おしゃれで美味しい手土産の逸品に出合えるはずです。

TEXT BY AKIRA TANAKA
EDIT BY TM EVOLUTION.INC

❶ 流行に敏感なスイーツ好きの集いには、進化系カヌレで挑む——カヌレ ド キャンティ

「オリジナルカヌレ」のフレーバーは常時18種類。トッピングだけでなく、生地の味も全て違う。店舗では全18種類のフレーバーのセット¥4,000 、定番と人気フレーバーの6種類セット¥1,850、定番の4種セット¥1,500の3セットが選べる。

「カヌレのもっちりした本来の美味しさを知ってもらいたい」ということで開発された、ひと口サイズの「ミニカヌレ」。何といっても常温で2カ月日持ちするという点は魅力。プレーン、ココア、よもぎのフレーバーが各3個ずつ入った9個セット¥2,000、紫イモフレーバーが加わった各4個入りの16個セット¥3,000をご用意。

おもたせのアイテムは、美味しさはもちろん、話題性や見た目の素敵さも重要。新潟発のカヌレ専門店という点や、映えるトッピング、そして高級感溢れるオレンジのパッケージ。流行にアンテナを張っている感度の高い方が、もらって嬉しいと感じる手土産になること間違いなしだ。

スイーツ女子&男子が集まる会の“おもたせ”は、なかなかハードルが高い。トレンドや見た目にセンスが問われるからだ。昨年のスイーツの注目株はクロワッサンとドーナツのハイブリッドスイーツだったが、ここ最近のお持ち帰りスイーツのトレンドは、斬新なものではなく、ドーナツやプリンといったこれまである馴染み深いスイーツの進化系が多いようだ。今回ご紹介するカヌレも幾度となくブームを起こしてきたスイーツだが、パティシエの経験をもつイタリアン『アトリエ キャンティ』のオーナーシェフ 川又 真さんが手掛けるカヌレ専門店『カヌレ ド キャンティ』は、新潟発信という意外性もあり、たちまち話題に。そして昨年9月、六本木ヒルズに満を持してオープンした。

こちらのオリジナルカヌレは、全18種類のフレーバーが揃う。抹茶やココアなどスタンダードなものはもちろん、黒ごまや西京味噌など、和のテイストを感じさせるもの、そして時季に合わせたシーズナルな限定フレーバーが2種加わるなど、バリエーションも豊かだ。トッピングの違いもさることながら、例えば抹茶は、抹茶とミルクを生地に加えて焼き上げるといったように、生地もフレーバーに合わせ全て違うので、食べ飽きることなく思わず2個、3個と食べ進めてしまう。超低温で2日以上熟成した生地を、2時間かけて丁寧に焼き上げたカヌレはもっちり、ねっとり! 高級感漂うオレンジの専用ボックスでお渡しすれば、“映え”も文句なしの華やかなおもたせになるはずだ。

また、保存期間が冷蔵で1週間、冷凍で1カ月のため、すぐのお渡しが難しい場合やギフト、ビジネスなどの手土産には、常温で2カ月もつ真空パック「ミニカヌレ」のセットがお薦め。食べやすいやや小ぶりのひと口サイズで、フレーバーはプレーン、ココア、よもぎ、紫イモの4種類。こちらはトッピングは敢えてせず、生地本来の味を堪能するタイプ。オリジナルの生地は超低温で長時間熟成させて、ゆっくり焼き上げたもっちり食感。全工程機械に頼らず手作業で作られている。用途やシーンによってオリジナルカヌレ、ミニカヌレを選び、小洒落た手土産として携え、センスある場を演出してみてはいかがだろうか。


カヌレ ド キャンティ
住所=東京都港区六本木6-2-31 六本木ヒルズ ノースタワー B1F 電話=03-6804-6617  営業時間=11:00〜20:00 定休日=無休 ※各種電子マネー、交通系IC、各種クレジットカード利用可
 
PHOTO BY KIPPEI MITSUYA

❷ お酒好きのあの方に差し上げたい、気の利いたチーズ&ワイン3選——LAMMAS / ISTINTO

「シュロップシャー コルストン バセット」¥1,500(100g)×「ワイルドローズ(作り手:ブラックチョーク)」¥8,250。芳醇なオレンジの色みが美しいまろやかなブルーチーズに、濃厚かつ、綺麗な酸味のイングリッシュスパークリングを。

「コンテ24カ月熟成」¥1,900(100g)×「ブルゴーニュ ブラン キュヴェ・ファミーユ(作り手:ルー・デュモン)」¥5,720。食べやすさではナンバー1の“みんな大好”きコンテチーズに、ブルゴーニュの白を。フランスもので取り合わせた、大勢が楽しめる王道コンビ。

「トーマ サン セバスティアーノ」¥1,550(100g)×「ガルダ・コッリ・マントヴァーノ・DOC・ルビーノ(作り手:ヨゼフ)」¥7,040。イタリアンコンビは、男性的でパワフル。食べやすさがありながらレア感もあり、ほかの人と「おもたせカブり」したくない方にお薦め。

大きな塊で仕入れ、絶え間ない日々のケアで、日本屈指の呼び声が高い上質なチーズと、自然派ワインが揃う『ランマス』。三軒茶屋の本店、六本木ヒルズ店に続き、3号店が昨年11月、「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」にオープンした。前の2店舗同様、徹底的に品質管理されたチーズや豊富なナチュラルワインのラインナップはそのままに、カジュアルながら前菜、アラカルト、デザートまで提供。5種類のチーズを使ったハンバーガーや、マッシュルームとたっぷりチーズのサラダなど、チーズを中心とした本格的な料理が楽しめる飲食スペースも設けている。

お酒好きの方には知る人ぞ知るこちらで、チーズとワインのおもたせはいかがだろうか。何よりチーズとワイン共に精通しているスタッフの提案は、それぞれ別の専門店で選ぶより“つじつまの合った”間違いのない取り合わせをナビゲートしてくれるはずだ。今回、マネージャーの野村滉一朗さんが、差し上げる方のタイプをシミュレーションし、お薦めを提案してくれた。まず、流行に敏感な女性には、イギリスで揃えたブルーチーズとスパークリングの組み合わせを。明るいオレンジ色の「シュロップシャー コルストン バセット」は、バターのような口どけを感じさせる、比較的食べやすい青カビチーズ。合わせたのはハンプシャー州のワイナリーで作られるスパークリング「ワイルドローズ」。珍しいイギリスのスパークリングワインと、歴史ある「コルトン バセット社」のブルーチーズの取り合わせは新味があり、かつ華やかさが感じられる。

また正統派のお酒好きの方には、チーズが得意でない方にも食べやすく人気の高いハード系チーズ、24カ月間熟成の「コンテ」に、日本人醸造家が手掛けるブルゴーニュのシャルドネ100%の白「ブルゴーニュ ブラン キュヴェ・ファミーユ」を。日本人の口に合うコンテチーズは間違いなく王道。家族に感謝の想いを込めたワインのファミーユ(家族)の名の通り、ご家族を大切にされている方へのギフトにもお薦めだ。イギリス、フランスと続いて最後には、イタリアのセミハード系チーズ「トーマ サン セバスティアーノ」をご紹介。放牧で牧草の干し草を食べて育った牛のミルクから作られた、醤油のような熟成感のある珍しいチーズには、力強いロンバルディア州のイタリア最大の湖、ガルダ湖の近くの生産者「ヨゼフ」の赤「ガルダ・コッリ・マントヴァーノ」を。力強く男性的、チーズもワインも大好きな方への野趣のある取り合わせだ。是非こんな方法で、差し上げる方のタイプをイメージしながらチーズとワインを選ぶスタイルを実践してみよう!


LAMMAS/ISTINTO
住所=東京都港区虎ノ門2-6-1 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー B2F T-MARKET 電話=03-6206-7688 営業時間=ショップ:11:00~22:00(日・祝 11:00~21:00) カウンター:11:00〜14:30(L.O.14:00)/17:00〜23:00(フードL.O.22:00、ドリンクL.O.22:30)、日・祝 11:00〜14:30(L.O.14:00)/17:00〜22:00(フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30) 定休日=月(祝日の場合翌火) ※各種電子マネー、交通系IC、各種クレジットカード利用可
 
PHOTO BY HIDEHIRO YAMADA

❸ お子様のいるホームパーティーに、専門店のシュー菓子を——クレーム デ ラ クレーム

粉糖がまるで雪のようなドーム型の「クレーム デ ラ クレーム」¥464。専属パティシエの発想から生まれた、新感覚のシュークリーム。薄い生地のサクサク食感と、口の中に広がるクリームのしっとりした味わいを楽しんで。

食べやすいひと口サイズのシュークリーム「プチシュー」¥691(10個入り)。軽やかなシューとあっさりとしたクリームのコンビネーションが絶妙。しっとりカスタードと濃厚なショコラの2種のクリームのフレーバーが。10個入り、32個入りをご用意。

とろりとしたガナッシュチョコレートを包んだシューを、しっとりジェノワーズにのせて焼き上げた「シュクレ」各¥367。キュートな見た目はギフトにも好適。定番のバニラ、ショコラのほかに季節限定のフレーバーも。

お子様がいるご家庭でのパーティーで喜ばれる“おもたせ”は、お菓子やケーキが定番。中でも、子供から大人まで人気の高いシュークリームは“外さない”手土産と言えるだろう。多くの洋菓子店が置いているシュークリームだからこそ、厳選された素材、上品な味、美しい姿など、どれをとってもワンランク上のものをチョイスすれば「さすがのセンス!」と感心されるというもの。そこでご紹介したいのが、濃厚卵のカスタードクリームのような黄色がトレードマークの『クレーム デ ラ クレーム』。創業150年余りを数える、京都の老舗菓子舗『石田老舗』が手がける京都・烏丸御池に本店を構えるシュークリーム専門店だ。

専門店らしくシュー菓子のバリエーションも揃っているので、差し上げる方をイメージしながら選ぶのも楽しい。明治4年に創業の『石田老舗』は、素朴で優しい味で根強いファンを持つ「蕎麦ぼうろ」を開発。1980年代に洋の焼き菓子に進出した後も、和菓子で培った熟練の技や、日本人好みの優しく上品な味を洋菓子に生かしている。店名にもなっている「クレーム デ ラ クレーム」は、まさに京都で育まれた繊細かつ、新感覚のシュークリーム。京都の地卵を用いたまろやかな味のカスタードや生クリーム、メレンゲのクリームを包むのは、わずか2ミリのさくさく食感の生地。軽やかな口当たりはほぼ、クリームを食べているような印象だ。

また、人数の多い集まりや、ちょっとつまむのに使い勝手がいいのが、小ぶりのシュークリーム「プチシュー」。小さいお子様も食べやすいサイズで、味はチョコクリームとカスタードクリームの2種類がある。こちらはチョコやカスタードのクリームに生クリーム1割を加えたクリームが特徴。そして、『クレーム デ ラ クレーム』の手土産で忘れてはならないのが、フランス語で“砂糖”を意味する「シュクレ」。しっとりしたジェノワーズ(フィナンシェのような生地)にとろけるチョコクリーム入りシューを取り合わせた可愛らしいルックス! 個包装で常温保存ができるので、訪問先へのお渡しに時間がかかる場合や、アウトドアパーティーなどでも重宝する。ほかにもバリエーション豊かなシュー菓子が揃っているので、お出かけ先や、お呼ばれに合わせてぴったりなものを選んでみたい。


クレーム デ ラ クレーム
住所=東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド2F 電話=03-3408-4546 営業時間=11:00〜20:00(金・土・祝前日11:00〜21:00) 定休日=無休 ※各種電子マネー、交通系IC、各種クレジットカード利用可
 
PHOTO BY HIDEHIRO YAMADA

※2024年1月現在の情報となります。
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