“AS YOU LIKE” ASIAN NOODLE

その日の気分でカスタマイズ! 自分だけの“味変”を楽しむアジアンヌードル

スープに麺にトッピングに調味料。毎日通っても飽きない、ワーカーの皆さんがその日の気分で“カスタマイズ”できる、辛くて甘くて酸っぱくて爽やかな〈自分だけのオリジナル麺〉を作れるアジアンレストランをご紹介します。もちろん、テイクアウトもOK!

EDIT BY TM EVOLUTION.INC

❶ UP Noodle Stand ——種類豊富なオリジナルフォーを自分らしくアレンジ

一番人気の「オマール海老出汁の濃厚トムヤムフォー」¥780。タイ風のトムヤムスープをフォーにした一品。オマールえびの殻で出汁を取ったビスク風のスープを加えることで、ココナッツ風味のトムヤムスープに、さらに濃厚な味と芳醇な香りが立つ。ネギ、パクチー、モヤシなどの野菜を追加トッピングし、さらにヘルシーに。

「チキンのシンプルフォー」¥730は、ナンプラー風味のチキンスープをベースにしたあっさりとした味わい。画像は麺を玄米フォー(追加+¥110)に。玄米フォーならでは香ばしい香りや食感はシンプルなスープだからこそ、味の違いがよく分かる。

定番トッピングはパクチー、万能ネギ、もやし、ゆで卵、ゆで鶏など(各¥110〜¥220)。週替わりの、ほかのメニューのトッピングを追加することもできる。例えば、上の「チキンのシンプルフォー」に、その週に「エビワンタンフォー」があれば、海老ワンタンをトッピングすることも可能。週替わりのフォーの具をトッピングする楽しさもある。

ベトナムのファーストフード、フォー(米麺)をベトナムに限らず、トムヤムやスパイスカレー、麻辣などの中華やタイほかアジア各国のスープでいただくオリジナルフォーを楽しむことができる『UP Noodle Stand』。日本の伝統的ファーストフード“立ち喰いそば”感覚で手軽に食べられると、多忙な虎ノ門のビジネスパーソンを中心に賑わう、人気のフォーの店だ。清潔感のある店内に入ると、スマートフォンにメニューをダウンロード、クイックオーダーし、出来たらセルフでピックアップする今どきスタイル。

フォーの種類は常時8種類ほど。週替わりなので、頻繁に足を運んでも飽きることがない。そのうち「オマール海老出汁濃厚トムヤムフォー」(¥780)、「ネギいっぱいのビーフフォー」(¥780)、「チキンのシンプルフォー」(¥730)は特に人気が高く、常時ラインナップされている。基本、麺はレギュラーの米麺のフォーだが、玄米を使った玄米フォー(1日30食限定+¥110)、ビーフン、センヤイ(極太平打ち米麺)から選べるので、アジア通の方や、その日の気分によって麺を選びたいという方に喜ばれている。特に玄米フォーは珍しく、普通のフォーよりモチモチした食感。グルテンフリーは、ヘルシー志向の女性を中心に人気が高いとか。

トッピングは、その週にラインナップされている具を加えられる点も嬉しい。例えば、その週に「エビワンタンフォー」がメニューにあれば他のメニューにもエビワンタンをトッピングすることができる(別料金)。定番トッピングはパクチー、万能ネギ、モヤシ、ゆで卵、牛焼肉などお好きなものを。また、メニューには日本ならではの季節感も表現しているという。例えば同社他業態店舗の取り組みとして実施した「秋のガパオ」にはナスやきのこなどを加えているというので、そうしたオリジナルティ溢れる工夫も楽しんでいただきたい。

アップ ヌードル スタンド|UP Noodle Stand
住所=東京都港区新橋4-1-7 新虎通りCORE 1F 電話=03-6721-5070 営業時間=11:00~20:00(L.O.20:00) 定休日=土曜・日曜・祝日 ※各種クレジットカード、IC決済、QRコード決済利用可 
 
TEXT BY AKIRA TANAKA
PHOTO BY HIDEHIRO YAMADA

❷ タイストリートフード バイ クルン・サイアム——「ちょい足し」に「ちょい替え」。タイ料理は“味変”で行こう!

秋冬限定メニュー「豚バラなんこつの煮込みラーメン」¥1,280。コリコリなんこつとホロホロ豚肉が絶妙な煮込みが別添えに。ネギ、パクチー、モヤシがトッピングされたあっさり味のラーメンは、タイ独特のテーブル調味料(唐辛子、砂糖、唐辛子漬けの酢、ナンプラー)で自分好みの味にカスタマイズ。

麺の種類も3種類からチョイス。奥はセンレック(米粉を使ったタイ風ビーフン)。「豚バラなんこつの煮込みラーメン」や「パッタイ」は特に指定がなければこちらの麺で提供される。ほかに右のウンセン(春雨)、左のバミー(卵を使った中華麺)から選ぶこともできる。麺の違いでここまで味わいが変わるということに驚く。その日の気分で麺の種類を替えてみるのも楽しい。

たくさんのメニューの中で人気ベスト3に入る「パッタイ(エビ入り焼きビーフン)」¥1,200。こちらは麺を、センレックかウンセンから選べる。提供される時には辛くないので、タマリンドによる甘酢っぱい味も相まって子供にも大人気。辛いもの好きな大人向けには、唐辛子などテーブル調味料をお好きなだけ。またパクチー好きには¥210追加で“パクチー増し増し”も可能。

六本木ヒルズ内とは思えない『クルン・サイアム』の店内。パワー溢れる、雑多なアジアの街角の屋台を思わせる店は、いつもビジネスパーソン、ファミリー、外国人など様々な人たちで賑わっている。

アジアの屋台を彷彿とさせる『クルン・サイアム』は、気負わず入れ、賑わう店内がワクワクさせてくれる人気のタイ料理店。現地さながらのバリエーション豊かなメニューは、カジュアルな雰囲気とは対照的に、タイの名門ホテルなどで腕を磨いたシェフが仕立てる本格的な味。あまり日本人向きにアレンジを加えていない本場の味が楽しめる。

これから涼しくなっていく季節におすすめしたいのは、秋冬の限定新メニュー「豚なんこつの煮込みラーメン」¥1,280。寒い時季に、ほっと出来る温かい麺とスタミナのある豚なんこつの煮込みが別添えになった一品だ。3種類の麺(センレック、ウンセン、+¥50追加でバミー)を選んだり、4種類のテーブル調味料(唐辛子、砂糖、唐辛子漬けの酢、ナンプラー)を調節して自分好みの味を見つけるのも楽しい。また、豚なんこつの煮込みは、別添えになっているので、あっさり塩味のラーメン、豚なんこつの煮込み単体で、煮込みをラーメンに入れてコクのあるラーメンになどと一品で3度も味変ができるおトク感たっぷりのメニューなのだ。

また、こちらの「パッタイ(エビ入り焼きビーフン)」¥1,200も大人気メニュー。もともと辛くないので、辛いのが苦手な方はそのままで、辛党には唐辛子やナンプラーをたっぷりふりかけて。こちらのメニューも3種の麺が選べるので、連続日替わりで食べても飽きないと評判だ。大海老がごろごろ入っていたり、自家製のバジルを使っているのも嬉しい限り。忙しいビジネスパーソンもさくっと食べられるし、麺や具材が独特の甘酸っぱいソースが絡んだパッタイは、年齢問わず楽しめる味。タイ料理好きで数々の店のパッタイを食べている方にも、是非一度食べて欲しい一品だ。

タイストリートフード バイ クルン・サイアム|THAI STREET FOOD by KRUNG SIAM
住所=東京都港区六本木6-2-31 六本木ヒルズ ノースタワー B1F 電話=03-6447-5225 営業時間=ランチ11:00~15:00/15:00~22:00(L.O.フード 21:00、ドリンク21:30) 定休日=無休 ※各種クレジットカード、IC決済、QRコード決済利用可 
 
TEXT BY AKIRA TANAKA
PHOTO BY FUMIAKI ISHIWATA(NDPP.)

❸ ソムタム ダー——本国にはないオリジナル!? カレーうどんをこよなく愛する日本で生まれた“アジア麺”!

『ソムタム ダー 虎ノ門店』のランチタイム限定メニュー「センレック ゲーンキアオワーン ガイ」¥1,375。グリーンカレーのごはんの代わりに、麺をルウに混ぜ合わせながら、食べ進めていく。

「センレック トムヤムクン」¥1,518。レモングラス、バイマックルー、ガランガーといったハーブのフレッシュな香りとスープのまろやかさが絶妙なバランス! エビの旨味もたっぷり。

調味料を足していくと、味に深みと迫力が増してくるから不思議!辛味(粉唐辛子)、甘み(砂糖)、酸味(酢)、塩気(ナンプラー)を調和させ、自分だけの“味変”を楽しみたい。

茹でたて麺を手早く調理。麺はタイ現地で食べられているものと同じく、モチモチっとした食感にこだわっている。

タイ東北部の雰囲気をベースに、インテリアを構築。壁の織物や、ランプシェードのデザインも楽しみたい。

『ソムタム ダー』人気のグリーンカレーを、麺でも食べてもらいたいという思いから生まれた、ランチタイム限定の「センレック ゲーンキアオワーン ガイ」。中細の平米麺はカレールーともよく絡み、“まぜそば”のようにしていただける。

ひと口食べると、きっと誰もが納得……グリーンカレーの爽やかな辛さをシコシコ食感と共に口に運ぶことが出来て、なんとも異色の体験だ。意外にもこの食し方はタイ本国にはないそうだが、米由来の癖のないサラリとした麺の味わいは、グリーンカレーと相性抜群なのである。なんといっても、『ソムタム ダー』のグリーンカレーは、柔らかく調理されたチキンが美味。バジルと一緒にハーブの香りを楽しむもよし、茄子と共にジューシーにチキンを頬張るなど、ひと皿を最後まで飽きさせない。

そしてランチタイムでは全メニューに「ミニソムタム」が付くのも見逃せない(ミニガパオにも変更可)。ソムタムとは、青パパイヤのサラダ。こちらはパパイヤがしなびてしまわないように作り置きせず、注文を受けてから調理(辛さもリクエスト可能)。木の臼で叩きながら和えるパパイヤは、シャキシャキ感がたまらなく、口中に格別な清涼感を与えてくれる。

「センレック トムヤムクン」は、あのトムヤムクンスープを贅沢に使ったヌードルメニュー。チリインオイルの香ばしさや爽やかさを閉じ込めたスープは、辛スッパくて、やみつき状態。そのままで十分に美味しいが、調味料セットで自分流に“味変”するのがタイの一般的なスタイルだ。テーブルにセットされる調味料は、粉唐辛子、お酢、砂糖、ナンプラーの4種類。これらをどれかひとつではなく、複数使って混ぜながら、好みのハーモニーに仕立てていく。

ソムタム ダー|SOMTUM DER
住所=東京都港区虎ノ門1−17−1 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー3F 虎ノ門横丁 電話=03-6550-9667 営業時間=11:30〜15:00/17:00〜23:00(日曜・祝日~22:00)※9月19日(祝)、9月25日(日)は臨時休業 定休日=無休 ※各種クレジットカード、交通系IC、QRコード決済利用可
 
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
PHOTO BY HIROSHI TAKAOKA

※2022年9月現在の情報となります。
※表示価格は全て税込価格です。
※各ヒルズでは、店舗により臨時休業や営業時間を変更させていただく場合がございます。詳細は「虎ノ門ヒルズおよび新虎通り周辺エリアの営業状況について」「六本木ヒルズの営業状況について」をご確認ください。