ティータイムの定番! 年明けの華やかな気分を盛り上げ、贈り物としても喜ばれる進化した美しいパウンドケーキやマドレーヌ——。見て楽しく、食べて美味しい個性的な焼き菓子を供してくれるお店3軒をご紹介します。
PHOTO BY CHISATO NOGUCHI (NDPP.)
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❶ 可愛らしい花型のしっとりなめらかパウンドケーキ
——PATISSERIE PAVLOV(パティスリーパブロフ虎ノ門店)
パリや国内のホテルで活躍したシェフパティシエ・近藤康和氏が提案するのは、これまでにないパウンドケーキ。結婚式のお引き菓子としてこのパウンドケーキを作ったのが始まりで、2012年には横浜元町に新感覚の”パウンドケーキショップ”をオープンさせた。
その虎ノ門店は、天井のシャンデリアが煌く、まるでインテリアショップのような内装デザイン。ショーケースには、キラキラで宝石のような生パウンドケーキが並ぶ。そして、この世界観を遠方の人にも届けたいという声から生まれたのが、日持ちする焼き菓子のパウンドケーキ。見た目もお洒落で可愛らしく、センスのいいギフトとして喜ばれることは間違いない。頂いた人が、「もう一度食べたい」と、自ら買いに来ることもあるという。
これまでのパウンドケーキのイメージとは異なり、しっとりとなめらかな食感が特徴。甘さのあるものから和風まで、様々な味を楽しめる。例えば「オリジナルアソート」の「キャラメルフィグ」は、層になった生地の中にドライイチジクがたっぷり焼き込まれ、甘さとほのかな酸味が特長。また「プティフルール」は食べるのがもったいないほどの可愛らしい花の形。食べたら誰もがハッピーな気分になれそうだ。また洋酒を使っていないため、子供から大人まで食べられるのも嬉しい。
TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
❷ ノルマンディー出身のシェフが届けるフランス伝統菓子
——Le Pommier(ル ポミエ麻布十番店)
『ダロワイヨ・ジャポン』のシェフパティシエを5年務めたフレデリック マドレーヌさんがオープンした店。2005年に世田谷区北沢に開業してから、現在は北沢本店、麻布十番店に加え、表参道にカフェを営業している。
『ル ポミエ』は、フランスの伝統的なお菓子作りを重視しつつ、時代に合わせた新しいレシピとデザインを考案し続けているパティスリーだ。品揃えは生ケーキ、マカロン、焼き菓子、ショコラ、パン、ジャムなどと幅広く揃えている。記念日やバースデーケーキを注文する人も多い。
生ケーキより日持ちする焼き菓子は、贈り物文化が根付いている日本で良く売れる商品。フィナンシェ、マドレーヌ、ダックワーズ、ガトーバスクと種類も豊富で、箱に詰め合わせして新年のご挨拶に、お世話になった方へのご挨拶に、フランスの香りと共に届けてみては。
TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
❸ 軽やかな食感を楽しめる、アメリカンレシピのふんわりスコーン
——Good day for you roppongi(グッディ・フォーユー六本木)
アメリカで修業したオーナーが、1986年にこの店をスタート。『グッディ・フォーユー六本木』の看板商品のスコーンは、常時9種類が店頭に用意され、季節ごとにメニューが入れ替わっていく。
一般に売られているイギリスタイプのスコーンとは異なり、この店のスコーンは、アメリカンレシピ。口当たりが柔らかく、しかも軽やかなのが特徴だ。バターやマーガリンを多めに使用することで、クロテッドクリームなどを塗らなくても、温めるだけでそのまま美味しく食べられる。
また自然の材料をなるべく使用して、保存料を加えないホームメイドな作り方を実践しているため、素朴な美味しさが最大限に引き出されている。スコーンは、購入当日を含めて4日間で食べ切ることを推奨しているが、冷凍保存も可能で、その場合は約2週間程度日持ちする。
お勧めは、お好みのスコーン5個のまとめ買い。どれでも5個で¥1,153とは、約1個分がお得になる計算だ。自宅で食べる時は、電子レンジで20秒温めた後、オーブントースターで焼き色をつけるようにすると、とても香ばしくなって美味。是非お試しを!
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
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