六本木ヒルズ ノースタワー地下1階に、「フード&ギフトエリア」が新しくオープン。東京メトロ日比谷線の六本木駅とも直結するこのエリアは、電車に乗る前に手土産を求めるにも、忙しい平日にテイクアウトランチを購入するにもとても便利。しかもここでしか購入することのできない限定銘菓や、東京初出店の店舗など、話題のフードメニューが多数取り揃っている。ほかにも老舗の銘菓や入手困難な銘菓を揃える『菓子の記録帖』も人気スポット。成城石井やファミリーマートで日常の買い物もできるこのエリアは、六本木周辺の住民のみならず、訪れた人々のあらゆるニーズを満たす多目的エリアとして今後ますます注目されること間違いなしだ。
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
PHOTO BY CHISATO NOGUCHI(NDPP.)
EDIT BY TM EVOLUTION.INC
❶ 本格イタリアンで、多忙なビジネスマンの胃袋を満たす
——PASTA & PIZZA UOTA(パスタ&ピッツァ ウオタ)
店名の『UOTA』とは、魚の“うお”と、パスタの“タ”による造語。市場から直送される新鮮な魚貝と緑黄色野菜をふんだんに使用した“美味しい、ヘルシー”をコンセプトにしたイタリアンだ。
パスタメニューにも魚貝ソースが並び、「ペスカトーレ」をはじめとして、「ボンゴレ」、「海老のジェノベーゼ」、「蛤のボンゴレロッソ」など、豊富なレパートリーを誇っている。また、この店は肉メニューにも定評があり、中でも牛挽き肉のラグーソースを贅沢に使用した「ボロネーゼ」がイートイン、テイクアウト共に人気急上昇中とか。
そして直径30センチのピザは、見た目の大きさに誰もが驚くが、生地を薄く伸ばしているので、意外とひとりでペロリといけるそう。シンプルな「マルゲリータ」は、たっぷりのモッツアレラとフレッシュバジルで、さっぱりと美味しくいただける。ピザをテイクアウトする際は、箱代100円が別途必要だ。
❷ 東京初出店。きな粉の旨味を最大限に引き出す京都・祇園カフェ
——吉祥菓寮(キッショウカリョウ)
江戸時代中期創業の老舗和菓子店が手掛けた、きな粉を得意とする『吉祥菓寮』。ここ六本木ヒルズ店は、東京初出店を飾った店舗だ。
大豆の高級ブランド「ミヤギシロメ」を自家焙煎した『吉祥菓寮』のきな粉は、深煎りによる香ばしさ、コク、旨味がそれぞれ際立ち、日常品のきな粉とは明らかに異なる独特の風味を持っている。このきな粉は、店頭ではテーブルに常備されているが、「本わらび餅」や「きなの宮サンド」といった製品として、テイクアウトすることが可能だ。
「本わらび餅」に付く蜜も自家製。黒糖の雑味を取り除いた甘味料“赤糖”を使用することで、純粋な味わいの蜜となっている。これが、きな粉、本わらび餅の素朴な甘みを邪魔せず、品のいい甘みをプラスするのだ。
❸ カレーの進化形。大阪グルメ「スパイスカレー」を、お試しあれ!
——Yammy’s 旧ヤム邸(ヤミーズ キュウヤムテイ)
大阪のローカルグルメとして誕生し、今や全国区に成長した「スパイスカレー」。常時10〜20種類のスパイスを使用し、季節の旬食材から、ホルモンなどちょっと変わった具材までカレーに入れて楽しむのが『旧ヤム邸』の特徴だ。
その東京進出2店舗目となる『ヤミーズ』は、1980年代前半のアメリカンダイナーの雰囲気。キャッシャー横の壁には、古き良きアメ車のステアリングが飾られ、まるで往年のドライブインのような雰囲気となっている。
カレーは月替わりで4種類。その時々で味も具材も変わっていくから、いつでも常連客を飽きさせない。テイクアウト用カレーは、月替わり4種類の中から1種類をセレクトするシステム。イートインの場合は、カレー1種類から4種類まで自由に選べる。
❹ お勧めは、濃厚な味わいのプレミアムバターサンド
——ニュウスタイル銀座千疋屋(ニュウスタイル ギンザセンビキヤ)
1894年創業の『銀座千疋屋』による新業態『ニュウスタイル銀座千疋屋』は、フルーツ販売、スイーツ販売、パーラーをワンフロアで提供する初の取り組み。コンパクトな空間ながら、あらゆるニーズに対応するコンセプトがウケている。
この店舗だけで販売されているプレミアムバターサンド「六本木ヒルズスペシャル」は、六本木にちなんでメロン、栗、りんご、オレンジ、黄桃、クランベリーの計6素材をミックス。フレッシュバターを使用した口溶けの良いクリームがたっぷりと入り、表面はサクッと、中はしっとりとしたサブレの食感の中で濃厚なクリームが口いっぱいに広がる。
プレミアムバターサンドはクール便を使った宅配も可能。4、8、16個用の専用化粧箱があり、配送ギフトとしても喜ばれている。
❺ 本場タイの味わいを、屋台の雰囲気で
——THAI STREET FOOD by KRUNG SIAM(タイストリートフード バイ クルン・サイアム)
料理人は全員タイ人。タイの名門ホテルなどで腕を磨いた調理スタッフが仕立てるのは、日本人の味覚に敢えて合わせず、スパイスやハーブをふんだんに使用した、辛くて酸味の効いた本場タイ料理だ。
タイ料理にこだわり、都内にタイ料理店だけを複数展開する経営母体は、タイ料理に魅せられた日本人社長が、食事と共にタイ文化をまるごと伝えていきたいという思いから。テイクアウトメニューも豊富で、しっかりとお腹を満たせる「ガパオライス」、「グリーンカレー」といったライスものや、「パッタイ」、「クウィッティオトムヤム」などの麺類、お酒のおつまみになる一品料理も多彩。しかも全品、辛さ調節可能なのも嬉しい。
最近は自社開発したタイ料理の冷凍食品「スースーデリ」も大人気。本場のタイ料理を自宅でいつでも簡単に再現でき、全国配送も可能だ。「スースーデリ」の注文はウエブサイト(suusuu.thebase.in)から。
※六本木ヒルズ等各施設では、新型コロナウイルスの感染拡大防止の予防対策を徹底し営業を再開しております。 また一部の店舗では営業時間を短縮、もしくは臨時休業を継続しております。ご来店の際には事前に各施設HPをご覧ください。
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