最近密かなブームのタコス。加えて、ブリトーやエンチラーダ……野菜がたっぷりで、ヘルシーかつボリュームも満点のメキシカン。老舗からテイクアウトなどにも便利なお店、3軒をご紹介します。
PHOTO BY FUMIAKI ISHIWATA(NDPP.)
EDIT BY TM EVOLUTION.INC
❶ サルサも生地も手作りだから、フレッシュ&ヘルシー!
——TACO R!CO ARK Hills(タコリッコ アークヒルズ店)
オーナーがサンフランシスコ留学中に出合い、感動した本場のタコスを東京で再現しようとタコス店をオープン。手間と時間を惜しまず、開店4時間前の毎朝7時から仕込みをスタートさせ、その日に使うサルサソース、ワカモレソースはもちろん、トルティーヤも、とうもろこし粉から捏ねている。
味の決め手となる唐辛子はメキシコから直輸入。加えて、玉ねぎの繊維をなるべく壊さずにカットしてエグみを抑えるなど、調理技術までもが本場譲りだ。赤坂という土地柄、ゲストの40%は外国人だが「旨味も食感も、現地と全く変わらない!」と大評判。なるほど、アメリカ大使館、メキシコ大使館が開催するイベントの常連店というのも頷ける。
『タコリッコ』では、全てのメニューでカスタマイズOK。ダイエット中ならば「ライスは少なめに、その代わりに野菜を多めに」など、どんどんスタッフに伝えて構わない。また仕事しながら片手でも食べられるブリトーは、ボリュームも満点。ランチには近隣のビジネスマンで行列ができるほどだ。
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
❷ 自分好みの具材を選んで作る、タコスやブリトー
——FRIJOLES BURRITOS & TACOS(フリホーレス ブリトー&タコス)
タコス、ブリトーなど、アメリカで人気のメキシカンフードのメニューが勢揃い。それにコブサラダ、バッファローチキンウィングなど、アメリカ生まれのメニュー、さらにベジタリアン向けのメニューも用意している店。
注文するにはまず、タコス、ブリトー、ボウル、サラダの4種類からひとつを選び、次にメインの具材をグリルドチキン、ポーク、ビーフステーキ、ベジタリアン(2種類のビーンズ)から選ぶ。そして4種類のサルサを選び、さらにトッピングをレタス、サワークリーム、チーズ、ワカモレなどの中から選ぶ。具材の組み合わせによって、違う美味しさのカスタマイズされたタコスやブリトーが仕上がる。日によって同じブリトーでも中身の組み合わせを変えて、味の違いを楽しむのもいい。時間のある日は店内で、急ぐ日はテイクアウトで、残業時の食事にデリバリーでと、知っておくと何かと重宝するお店だ。
TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
❸ ハワイアンとメキシカンのいいとこ取り。常夏メニューを召し上がれ!
——アロハアミーゴ原宿
「アロハテーブル」を全国展開する「ゼットン」が“メキシカンとハワイアンのミックス”をテーマに、2015年にオープン。カテゴライズを敢えて外すことで、ふたつの浜辺からとびきりのレシピがマリアージュ。肩肘張らずに楽しめて、見た目にも“映える”オリジナルメニューが完成した。
店舗内観は、まるでプレミアムなビーチハウス。壁にはサーフボードやブリキのおもちゃが飾られ、非日常空間を演出する。そしてこの店のメキシカンは、辛さがマイルド。本格的なメキシコ料理が苦手でも「ここならば大丈夫」というファンが多いとか。加えて、ロコモコやタコライスを石焼皿で提供するなど、国籍を問わずに美味しさを追求する姿勢が好感度大。サーファーたちが自由にトレンドを取り入れていくように、『アロハアミーゴ』の独創的なスタイルが大人の感性を心地良く刺激してくれる。
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
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