寒さが厳しい東京の冬。こんな季節はあったかスイーツで、心も身体もほっとリラックスするひとときを過ごしたい。そこで人気のあったかスイーツから4品をご紹介。お出かけの途中に、ぜひ立ち寄ってみて。
TEXT BY MIHO MATSUDA
PHOTO BY AYA KAWACHI(FIORENTINA, LE CHOCOLATES ALAIN DUCASSE)
TOMO ISHIWATARI(CHUNSUITANG, TOUCHO)
❶ フィオレンティーナ
「デザートピッツァ カルツォーネ」
グランド ハイアット 東京のモダンなイタリアン カフェ「フィオレンティーナ」。人気の温かいスイーツは「デザートピッツァ カルツォーネ」だ。香ばしくもっちりとした生地にナイフを入れると、甘さ控えめのイタリア産チョコレートと、コクのあるマスカルポーネチーズがとろり。中にフレッシュないちご、ラズベリー、ブルーベリーが隠れており、ほどよい酸味が味のアクセントに。バニラアイスと一緒に「冷たい/温かい」の温度差を楽しむのもよし。食後のデザートとして2人でシェアしても、ティータイムにひとりで頬張ってもちょうどいいボリューム。
❷ 春水堂
「タピオカ甘酒豆乳紅茶」と「甘酒湯圓」
本場・台湾でタピオカミルクティー発祥の店・春水堂。昨年12月から冬季限定で、健康と美容に効果があると言われている甘酒を使ったメニューを展開。「タピオカ甘酒豆乳紅茶」は、温かい甘酒と香りのよい豆乳ミルクティーにタピオカをたっぷりトッピング。甘酒は豆乳と組み合わせることで、より健康効果が期待できるのだとか。また、「甘酒湯圓」は、台湾式ぜんざいの「湯圓」を甘酒バージョンにアレンジ。コクのある黒胡麻餡が美味しい黒胡麻団子ともっちりした白玉を、生姜の効いた温かい甘酒シロップに浸して食べる。甘酒と生姜の効果で、身体の内側からポカポカ温まってくる。
❸ ル・ショコラ・アラン・デュカス 六本木
「ブリオッシュ・オ・ショコラ・トステとショコラ・ショー」
昨年の春、六本木ヒルズに誕生したル・ショコラ・アラン・デュカス 六本木。パリ工房でカカオ豆から作ったクーベルチュールを、東京工房のエグゼクティブ・シェフ、ジュリアン・キンツラーが仕上げたデザートを、ル・サロンでいただける。おすすめの「ブリオッシュ・オ・ショコラ・トステ」はフランス定番のおやつ。バターが香ばしいブリオッシュの中には、なめらかなプラリネと香り高いショコラがとろり。カカオ豆の香りを存分に堪能できるショコラ・ショーは、深いコクがあるのに後味は驚くほど爽やかで、これまでのショコラ・ショーの概念が覆る至高の1杯。チョコレートラバーはぜひとも体験するべし!
❹ 糖朝
「木桶トウファ」
マンゴープリンが有名な、香港スイーツ・レストランの糖朝。ここでチェックしたいあったかスイーツは、なめらかな木桶トウファだ。出来立てはふんわりと温かく、豆の香りと素材のほのかな甘みをより一層感じられる。ふるふるのトウファに、オリジナルのジャスミンシロップと香港シロップをお好みでかけていただくと、口の中でほろりととろける。他にも、濃厚なカスタード餡のミニカスタード饅頭や、黒胡麻団子などのあったかスイーツも。
冬だからこそ、より一層おいしいあったかスイーツ。寒さが厳しくなるこれからの季節もインドアを決め込まずに、絶品デザートを目指して冬のヒルズ散歩を楽しんでみては。
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