BEST CORIANDER RESTAURANTS

東京最高のエスニック。パクチーマニア垂涎のレストラン3選

近年、ブームになっている“パクチー”をふんだんに使った料理。専門店も現れるなど、その人気は既に定着しつつある。ここでは、ベトナム料理から、琉球チャイニーズ、アジアンキュイジーヌまで……その独特な香りを存分に楽しめる、六本木ヒルズ、そしてヒルズエリア周辺にある3つの店をご紹介。

PHOTO BY KAZUO KIKUCHI
EDIT BY TM evolution.Inc.

❶ 西麻布で長く愛されるベトナム料理の名店
——Kitchen(西麻布)

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1/5ゆで豚肉のベトナムスタイル¥2,500 ベトナムの古都・フエに伝わる伝統料理。豚バラ肉にジャスミン茶と塩を振り、40分程度柔らかく煮込んだメニュー。パクチーやサニーレタス、香味野菜を包んで、特製の甘酸っぱいチリソースと一緒にいただく逸品。
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2/5香菜(パクチー)のサラダ¥1,400 豪快にパクチーをどっさりと盛り込み、身体の底からヘルシーさを感じさせるデトックスメニュー。ピーナッツやフライドオニオンを散らし、食感も楽しませる。オリジナルのドレッシングにもパクチーを使用している。
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3/5店内では、ベトナムに魅せられた鈴木シェフが集めた現地の小物なども飾られているほか、蓮の茎のピクルスやフーコック島のヌクマム(魚醤)なども販売されている。
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4/5現地ではお茶受けなどで出されるというパクチーウェハース1枚¥150。同店ではデザートのアイスクリームにも添えて提供する。
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5/5店内には、どこか心が温まる雰囲気が流れており、壁にはセンス溢れるイラストも貼られている。鈴木さんは「ゲストは女性が9割」と言うが、男性も大歓迎だそう。

美容やデトックス効果にも良いと言われるパクチーの魅力を存分に楽しみたいなら、西麻布にひっそりと佇むこちらの店へ。オーナーシェフ・鈴木珠美さんが旅で訪れた際にベトナム料理に魅了され、現地の味を再現すべくオープンしたという『Kitchen』。“香りと食感”を大切にするベトナム料理を様々な形で提供してくれる。

元々はフードコーディネーターをしていたという鈴木さんは、2年間の留学中に現地のレストランで腕を磨き、帰国。自店を営むにあたっては、現地よりも少しだけ日本人を意識した調理を心掛けているという。たっぷり使った野菜の食感、パクチーなどハーブ類の香りが鼻から抜ける爽快感。そんな重層的な味わいが特徴のベトナム料理の数々は、ヘルシーで、女性にとっては罪悪感のないものばかりだ。香菜のサラダや生春巻き、バイン・セオ、フォーまで、全てがクオリティーの高い逸品揃い。

淡い黄色をベースに設えられた店内、温かみのあるインテリアは、どこか家庭的な雰囲気を醸している。店内では、ベトナムから仕入れた食材や調味料なども販売。ミシュランのビブグルマンにも選ばれているこの店は、リーズナブルで財布に優しいのも嬉しい。

TEXT BY ATOM MORIOKA

Kichen 住所 東京都港区西麻布4-4-12 ニュー西麻布ビル2F 電話 03-3409-5039 営業時間 18:00〜L.O.21:00 定休日 土曜・日曜・月曜・祝日 ※カード使用不可

❷ 店主のルーツでもある沖縄料理と中国料理を融合
——琉球チャイニーズ TAMA(表参道)

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1/5パクチーサラダ¥800 千切りにしたパクチーにネギ、きゅうり、ピーマンを山脈のように盛り込んだひと皿。中華のエッセンスを取り入れた山椒ドレッシングが、野菜が持つ香りを引き立たせている。
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2/5鹹豆漿(シェンドウジャン)レギュラー¥700、ハーフ¥400 台湾の朝食的な料理だが、『TAMA』流にアレンジ。温めてから泡立て、柔らかに固めた豆乳におこげを添えて提供。具にはナッツと粗ネギ、しらすなど。赤酢の酸味とパクチーが食欲をそそる、食事の締めにもってこいのメニュー。
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3/5よだれ鶏¥1,050 旨みと辛み、パクチーの香りが一度に感じられる逸品。ひと口食べる度に、お酒も進む。
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4/5リーズナブルな価格で味わえるワインの数々。開店から賑わう同店を利用するなら、早めの時間帯は予約がお薦め。深夜3時まで営業しているので2軒目、3軒目としてふらりと訪れての利用も問題ない。
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5/5料理はもちろんだが、ワインの知識も豊かな玉代勢シェフ。その人柄に惹かれて通う常連も多く、深夜までゲストが絶えない。

深夜まで美味しい料理とお酒を提供する名店が密集する、渋谷2丁目、通称“渋2”でも、群を抜いて人気なのが、ここ琉球チャイニーズ『TAMA』だ。沖縄生まれ渋谷育ち、祖母が上海、母が沖縄出身というバックボーンを持つ店主の玉代勢文廣さんが作り出す、沖縄料理と中国料理を融合したオリジナルの料理は、まさに、ここでしか味わえない逸品ばかり。

腸詰や黒胡麻酢豚、沖縄そば、ゴーヤチャンプルーといった定番はもちろん、季節野菜のせいろ蒸しや、人参シリシリサラダなど、健康にも配慮した料理の数々は、自然派野菜も多用しており、身体にも優しくヘルシーだ。山のように盛られたパクチーサラダは、ほかのメイン料理をさしおき、一番人気のメニューだそう。そのほかの料理にも香草をたっぷり使用しており、パンチがありながらも、安心して食べられるメニューが豊富だ。

そして、美味しい料理も魅力だが、ここ『TAMA』では、ワインも充実。自然派を中心に常時200本ほど揃えるリーズナブルなワインがゲストを惹きつけている。店主の玉代勢さんをはじめ、スタッフ全員のフランクな接客と、深夜3時までという営業スタイルも人気の秘密。気の置けない仲間とワイワイ楽しむのにはうってつけの店だ。

TEXT BY ATOM MORIOKA

琉球チャイニーズ Tama 住所 東京都渋谷区渋谷2-3-2 電話 03-3486-5577 営業時間 18:00〜翌3:00 定休日 日曜・祝日の月曜 ※カード使用可

❸ 東南アジアの味わいをスタイリッシュに
——グリーンアジア(六本木ヒルズ)

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1/5グリーンサラダ パクチードレッシング¥700 パクチー、サニーレタス、きゅうり、フライドオニオンなどを、オリジナルのパクチードレッシングで味わう、パクチー好きにはたまらない一品。
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2/5パッタイ¥950 タイの屋台料理の定番中の定番。タイの平打ち麵を、もやし、赤ピーマン、ニンニク、エビなどと炒め、パクチーをたっぷりのせ、ライムを絞っていただく。
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3/5パクチーモヒート この秋からの新メニュー。ベースはラム。ミントの代わりは、もちろんパクチー!
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4/5牛肉のフォー¥950 牛肉たっぷりのベトナム風汁そば。パクチーもたっぷりのせ、ライムを絞って。
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5/5シェフのハリーさん。インドネシア・ジャワ島出身の料理人で、来日して14年。「パクチーやココナッツ系、野菜料理などが中心になっていて、お店の雰囲気もそうですが、お客様は女性が多いです。これからは、肉料理や辛い物系も増やしていって、男性にも受けるようなお店にしていきたいですね」と語る。

六本木ヒルズヒルサイドB1Fに位置するこの店が提供するのは、”TOKYO GREEN ASIAN” をコンセプトにした、インドネシア、タイ、ベトナム料理などをベースに独自のアレンジを加えたニューアジアンフード。ナシゴレンからサテ、トムヤムクン、パッタイまで、東南アジア各国の、スパイシーで香り豊かなメニューが並ぶ。スパイスは調理直前にブレンド。オープンキッチンから立ち上るアジアンフード独特の芳香が、食欲をそそる。中でも「ガパオライス」は一番人気のひと皿だ。

店内には先鋭的なイラストレーターの作品が描かれ、広いテラスからは東京タワーや毛利庭園の眺め、六本木の夜景も望めるなど、エスニック料理店の枠には収まらない、リミックス感、ストリート感がある。

平日にはオフィスワーカーが、休日には六本木ヒルズへの買い物客や家族連れも多く訪れるという。ランチはもちろん、カフェ利用、バー利用、また「インドネシアンコース」、「アジアンコース」、「プレミアムコース」などがあるアジアンフードをミックスしたコース料理も楽しめる。ドリンクには、東南アジアのビールはもちろん、常陸野ネストのクラフトビールもオンメニューしているなど、様々な魅力に満ちた店だ。

TEXT BY KAZUHIDE TAIRA(TM EVOLUTION. INC.)

グリーンアジア 住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズヒルサイドB1F 電話 03-5786-7795 営業時間 11:00〜23:00(L.O.22:00) 定休日 無休 ※カード使用可

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