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パフェはエンターテインメント! ひんやりスイーツの奥深い世界

7月15日(土)〜8月31日(木)まで六本木ヒルズの約20店舗で、この時期だけの特別な「ひんやりスイーツ」が登場する。今年はインスタ映え間違いなしのビジュアル系スイーツが勢揃い。なかでもパフェはSNSとの相性抜群で、見て楽しい、食べて美味しいひんやりスイーツの代表格だ。でも、楽しみ方はそれだけじゃない。パフェ評論家の斧屋さんに奥深いその魅力について解説してもらった。

TEXT BY ONOYA

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「インスタ映え」を超えたパフェの魅力を掘り下げます

パフェがブームの兆しを見せている理由の一つに、「インスタ映え」があることは間違いありません。パフェは色彩や立体感など、バラエティに富んだ見た目のインパクトや美しさで、とても画像映えするスイーツです。その魅力に惹かれて、パフェを久しぶりに食べてみた、という方もいるのではないでしょうか。

でも、パフェの魅力はそれだけではありません。見た目だけではない、3つの魅力を知ったら、パフェをより楽しく食べられるようになるでしょう。

一つは、「物語性」です。パフェは丈の高いグラスに入っていて、層になって積み重なっているので、「順番がある」という大きな特徴があります。混ぜて食べてもいいですが、上の方から食べていくのがふつうです。おいしいパフェは、その順番がうまく計算されているので、まるで物語を楽しむように、パフェを食べることができます。パフェはグラスからはみ出る部分の華やかさに目が行きがちですが、グラスの側面を見て、どんな層の連なりになっているかを意識して食べ進めるとより楽しめます。

二つめは、「五感で楽しめる」ということです。パフェにはいろいろなものが入っているので、五感を大いに刺激してくれます。見た目の美しさがあり、酸味、甘み、苦みというような味の振り幅があり、香りの移り変わりがあり、シャリシャリ、サクサクといった食感の変化があります。また、アイスに温かいソースをかけるといった、温度の変化を楽しむようなものまであります。

三つめは、「ライブ感」です。パフェはケーキとは違って、作り立てでその場で食べるスイーツです。時間が経てばアイスは溶けてしまうし、他の素材もだんだんに混ざり合ってしまいます。パフェは時間的なしばりの強いスイーツですが、逆に言えば、その場でしか食べることができない、「いま・ここ」の一回きりの魅力があるスイーツとも言えます。だからパフェはただ食べるというよりも、イベントを体験する、ということに近いのでは?と思います。

3つの魅力をご紹介しましたが、この3つは密接に絡み合っています。まとめれば、パフェは「五感で楽しめる、物語性のあるライブ」です。この意味で、パフェは単に食べ物というよりは、優れたエンターテインメントだと言っても言い過ぎではありません。だから、私たちはSNS映えのする画像を投稿しながらも、(本当は実際に食べないとこの良さは分からないんだけどね……)と思いながら、パフェ体験を楽しんだらよいのではないかと思います。

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profile斧屋|ONOYAパフェ評論家、ライター。パフェの魅力を多くの人に伝えるために、雑誌やラジオ、トークイベントなどで活動している。2015年『東京パフェ学』(文化出版局)上梓。2015年は年間365本、2016年は415本のパフェを食べ歩く。ブログでも独自の視点でパフェをレポート中。

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