コロナ禍による生活様式の変容を受け、注目を集めているサービスアパートメント。都心と地方を行き来する人の生活拠点の一つとして、あるいは在宅ワークがメインになった人のリフレッシュの場として、多様なニーズに応える空間となったサービスアパートメントの魅力を、3組の六本木ヒルズをよく知る人々が体験リポートする。
PHOTO BY KOHEI OMACHI
EDIT & TEXT BY JUN ISHIDA
第2回 スタイリスト 清水奈緒美さん
映画館や美術館、そしてお買い物目当てで日頃から六本木ヒルズはよく訪れると言うスタイリストの清水奈緒美さん。「六本木ヒルズの開業時からあるクラシクス・ザ・スモールラグジュアリは、ハンカチ好きにはたまらないお店。エストネーションもヒルズのお店はジュエリーとコスメが充実し、好きなお洋服のブランドも揃っているのでいろいろなものがまとめてみられるので便利なんです」。
仕事柄、海外への長期出張も多く、2週間以上の滞在となるパリ・コレクションでは、現地のサービスアパートメントに滞在したこともあると言う。「長く時間を過ごすとなると、部屋でちょっとしたものを作って食べたくなります。サービスアパートメントはホテルと違ってキッチンが付いているので良いですね。最近も、自宅のあるマンションで急遽工事が行われることになりホテル暮らしを余儀なくされたのですが、外食続きは疲れました笑」。
清水さんが滞在したのは、黄色の壁が特徴的な1ベッドルームの部屋。約55平米の空間に、キッチン付きのリビング&ダイニングとベッドルームがある。
「部屋全体が一眼で見渡せない間取りになっているのが良いですね。それぞれの空間が緩やかにつながっているので、ゲストがきた時は稼働壁でベッドルームが隠せるのも嬉しいです」
とりわけ気に入ったのは、バルコニーと部屋についた洗濯機だ。「高層ホテルだと窓が開かないので息が詰まるのですが、窓だけでなくバルコニーまで付いているのはありがたい。バルコニーからはけやき坂の緑も見えて、気分転換にもなりますね。そして部屋に洗濯機があるのは本当に便利。海外だと洗濯機はあっても他の住人と共同使用になることがほとんどです」。
滞在時は、グランドフードホールで食材を買い、昼食はブリコラージュで調達した。「グランドフードホールは、小分けになった調味料があるので助かりますね。瓶で買ってもなかなか使い切らないので。フレッシュな素材をオーダーしたらその場で調理してくれると言うサービスも心憎い。お昼は、散歩がてらブリコラージュに行きました。食も充実した六本木ヒルズならではの過ごし方ですね」。
コロナ禍で旅行もままならない今、サービスアパートメントでの滞在はリフレッシュになったと言う清水さん。「六本木とは思えないほど静かで、快適に過ごせました。都心にいながらも程よい非日常が味わえるので、海外や地方に長期滞在するのが難しいなら、夏のバカンスをここで過ごすのも楽しいだろうなと思いました」。
清水奈緒美 スタイリスト/出版社勤務を経て、スタイリストとして独立。モード誌や広告で活動するほか、著名人、文化人のスタイリングも手がける。
MORI LIVING
ROPPONGI HILLS RESIDENCE D
六本木ヒルズレジデンス D
所在地 東京都港区六本木6-12-4 アクセス 六本木駅 徒歩約5分[地下鉄 日比谷線・大江戸線]麻布十番駅 徒歩約9分[地下鉄南北線・大江戸線]
森ビルの展開するサービスアパートメントは、六本木ヒルズレジデンスのほか、愛宕グリーンヒルズフォレストタワー、アークタワーズ、プルデンシャルタワーレジデンスの4物件にあります。
森ビルサービスアパートメント
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