自他ともに認める“ワインオタク”のフリーアナウンサー・市野瀬瞳さんが、チーズにこだわるイタリアンを堪能。〈オービカ モッツァレラバー〉おすすめのワインをはじめとするお酒と料理のペアリングを紹介します。
PHOTO BY MASANORI KANESHITA
EDIT & TEXT BY RCKT/ROCKET COMPANY*
伝統的なイタリアワインと、本場イタリアを感じさせる料理の数々
本場・イタリアから冷蔵空輸されるフレッシュモッツァレラチーズはもちろん、EUオーガニック認証付きのイタリアワインも豊富に楽しめる〈オービカ モッツァレラバー〉。国内1号店にあたる六本木ヒルズ店では、昼間からお酒をたしなむゲストの姿も。そんな〈オービカ モッツァレラバー〉の「お酒と料理」の魅力を掘り下げてくれるのは、ワインエキスパートの資格を持ち、世界各地のワインに詳しいフリーアナウンサー・市野瀬瞳さん。今回は、人気の料理4品とそれぞれにあったワインやカクテルを、ペアリング仕立てでいただきます。
イタリア生まれのリキュール「アペロール」をスパークリングワインで割った、清涼感たっぷりのカクテル。「アペロールスプリッツ」¥950
プーリア産ブッラータと、旬の桃を組み合わせたカプレーゼ。季節のフルーツは2ヶ月ごとに変わります。「季節のフルーツカプレーゼ」フルサイズ ¥3,000 / ハーフサイズ ¥1,900 (写真はフルサイズ)
古代ローマ時代から作られる「ピンサ」をベースとしたオリジナルピッツァ。こだわりの発酵・熟成製法で、サクサクとした軽い食感の生地が特徴。トリュフとイタリア直送の水牛ミルク100%モッツァレラチーズを贅沢に使用した〈オービカ モッツァレラバー〉の人気メニューです。「タルトゥーフォ」¥4,500
トリュフピッツァに合わせるのは、“キング・オブ・スプマンテ(スパークリング)”と称されるブランド「フェッラーリ」が届ける希少なスプマンテ。「フェッラーリ オーガニック ブリュット」グラス¥1,800
長期に渡った瓶内熟成に由来する香ばしいイースト香と、何といってもこのきめ細かな泡が魅力。
はじまりは、爽やかなオレンジ風味のカクテル
一品目の前菜は「季節のフルーツカプレーゼ」。イタリア・プーリア産ブッラータとみずみずしい白桃を白ワインビネガーと塩胡椒、オリーブオイルで味付けた、この時期らしい一皿です。合わせるのは、オレンジ風味のカクテル「アペロールスプリッツ」。
「オレンジのフレッシュな果実味とわずかな皮のほろ苦さ、そして炭酸の爽やかな刺激が食欲をかき立ててくれますね。まさに食前酒にぴったり。ブッラータのコクとジューシーな桃の甘みも引き立ちます」(市野瀬さん)
続く二品目は、濃厚なマッシュルームペーストに、水牛ミルク100%のモッツァレラチーズとウンブリア産トリュフを贅沢にトッピングした「ピッツァ タルトゥーフォ」。国内のレストランで飲めるのは〈オービカ モッツァレラバー〉だけという、希少なスプマンテ「フェッラーリ オーガニック ブリュット」と一緒にいただきます。
「ワインと一緒になることで、上品なトリュフの香りと生地の香ばしさがより引き立って、素晴らしいペアリングになっています。個人が頑張るのではなく、あなた偉いよ、あなた可愛いねと支え合いながら、お互いに成長してこそペアリングなので」(市野瀬さん)
ジューシーなアメリカ産の牛リブロース(約300g)を、寝かせず一気に焼き上げます。
やわらかなミディアムレアの焼き加減。ルッコラと、最後にグラノパダーノチーズを散らしていただきます。「牛リブロースのタリアータ グラノパダーノチーズ ルッコラ」¥4,900
国内に6店舗ある〈オービカ モッツァレラバー〉の総括料理長を務める漆屋シェフ。イタリアへ食材の視察に赴くなど、食にかける並々ならぬ情熱が感じられます。
肉料理にはやはり赤ワイン。カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーの3種のぶどうをブレンドした深みのある味わいが、牛リブロースによく合います。「モンソルド ロッソ」グラス¥1,600
SNSから人気に火がついたオリジナルのティラミス。「トラディショナル ティラミス」¥1,200
甘口ワインに目がないという市野瀬さん、ティラミスをいただきながらの締めにデザートワイン「プラネタ パッシート・ディ・ノート」をチョイスしました。「プラネタ パッシート・ディ・ノート」グラス¥1,900
赤ワインからの、最後はデザートワインで締めくくり
メインは、イタリア・トスカーナ地方発祥の肉料理「タリアータ」。ミディアムレアに焼き上げた牛リブロースを薄くスライスし、仕上げにルッコラと、グラノパダーノチーズをふりかけていただくボリューム満点の一品。市野瀬さんがこのメニューに合わせてチョイスしたのは、フルボディの赤ワイン「モンソルド ロッソ」。
「カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー、この3種がブレンドされているワインであれば、間違いなくお肉。ペアリングを超えて、もはや “マリアージュ(=結婚という意味)”と呼びたい。それくらいよく合っています」(市野瀬さん)
そして、いよいよ食後のデザート「ティラミス」。定番のエスプレッソもさることながら、デザートワインとのペアリングもおすすめです。
「ハチミツやアプリコットを思わせる甘さと香り。これがデザートワインと言われる甘口ワイン『プラネタ パッシート・ディ・ノート』の特徴です。ココアパウダーのほろ苦さとも、よく調和しますね。飲んだ後も、甘い香りの余韻が続いて、すごく美味しいです」(市野瀬さん)
今回市野瀬さんが楽しんだお酒はこちら
❶ イタリアンカクテル「アぺロール スプリッツ」
オレンジの風味をベースにしたリキュール「アペロール」をフレッシュオレンジやスパークリングワイン、炭酸水で割り、一段と爽やかに飲みやすくしたのがこちらのカクテル。「4、5年前からこういった飲み方がイタリアでも流行っているんです。昼間からお酒を楽しみたい時や、ワインが苦手な人にも親しみやすい飲み方かもしれません。喉を開ける感じというか、これからお食事を楽しむぞってワクワクさせてくれる一杯でした」(市野瀬さん)
❷ スパークリングワイン「フェッラーリ オーガニック ブリュット」
オーガニック認証畑で栽培され、かつ手摘みで収穫したシャルドネのみを使用した、希少なスパークリングワイン。国内のレストランで飲めるのはオービカのみ。「シャンパンにも劣らない、繊細できめ細かな泡がすばらしい。瓶内二次発酵で作られているためトースト香がとても強い。この香ばしい香りが、料理の美味しさを下支えしてくれる。今回合わせたトリュフのピッツァにも、この〈フェラーリ〉の上品な味わいがベストマッチでしたね」(市野瀬さん)
❸ 赤ワイン「モンソルド ロッソ」
メルロー、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨンの3種のぶどうをブレンドし、長期の樽熟成を経て生まれる赤ワイン。「漫画『神の雫』に登場し一躍有名になったワインです。カベルネ・ソーヴィニヨンが持つほんのりとした渋みと、メルローが持つキュートな果実味、そして極めつけはシラーの特徴である重厚感。この3つが揃っているからお肉に非常に合う。今日いただいた牛リブロースにもぴったりでしたね」(市野瀬さん)
❹ デザートワイン「プラネタ パッシート・ディ・ノート」
シチリアに古くから伝わるデザートワイン。「陰干しして糖度を高めたぶどうを使っているから、これだけ色も濃いし、はちみつのような甘い香りがするんですね。ぶどうの甘さと酸味がぎゅっと凝縮されているので、とろけるような甘さの後、口の中にハチミツやアプリコットの余韻がずっと続きます。素晴らしい食事の締めにふさわしい1杯です」(市野瀬さん)
オービカ モッツァレラバー 住所 東京都港区六本木6-4-1 六本木ヒルズ ハリウッドビューティプラザ 1F 電話 03-5786-6400 営業時間 月~木・日祝11:00~23:00(L.O.22:00)/金土・祝前日11:00~24:00(L.O.23:00)
市野瀬瞳|Hitomi Ichinose
フリーアナウンサー。横浜国立大学在学中、女子大生リポーターとしてテレビデビュー。大学卒業後、NST新潟総合テレビの局アナになり、2012年に中京テレビに移籍。2020年にフリーアナウンサーになる。「J.S.A.認定ワインエキスパート」、ワイン国際資格である「WSET(Wine & Spirit Education Trust)Level 3」「唎酒師」「ドイツワインケナー」「J.S.A.認定SAKE DIPLOMA」「NAPA VALLEY WINE EXPERT」「J.S.A.ワイン検定認定講師」「日本ワインアドバイザー」を取得。現在はラジオ番組やテレビCM、各種司会などで活躍中。
※2023年9月現在の情報となります。
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