
旬を迎える、苺を使ったショートケーキやクレープ、パフェ、フィナンシェ、アイス、はたまた苺羊羹や苺を使ったセイボリーまで——。うららかな春は、苺を使った美しいスイーツたちに囲まれて、緩やかな午後のひと時を過ごしてみては?
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
EDIT BY TM EVOLUTION.INC
❶ 数ある苺イベントの中でも、ここが“究極“。おひとりさまも大満足!
——ANAインターコンチネンタルホテル東京
「苺」をテーマにしたイベントが、現在、東京のプレミアムホテルでは大流行中。そんな中で、ひと際、異彩を放っているのがこちら! 「ANAインターコンチネンタルホテル東京」が、36階の『MIXX バー&ラウンジ』で開催している「ストロベリー・イン・ザ・スカイ」だ。
何が素晴らしいかって? それは、東京の街を一望するナンバーワンの絶景。国会議事堂も新宿副都心も、ここではまるで“我がもの”のよう。有料展望台にいるかのような圧倒的な景色を眺めながら2時間をたっぷり過ごせるので、正直、ひとりで訪れても飽きないのだ。
しかもセイボリーだけで、およそ20種類。ピザ、パスタ、サラダ、シャルキュトリーなどなど、しっかりとお腹を満たしてくれるアイテムが並ぶのは、ほかのイベントとは大違い。ランチを他店で食べる必要がないから、コスパ的にもありがたい。そしてコスパといえばもうひとつ、フレッシュ苺が食べ放題というのも本当に素晴らしい。
さらに注目すべきは夕方からスタートする時間帯(金曜・土曜・日曜・祝日のみ)。36階から見る夕暮れはドラマティックであり、通常はバー利用者しか味わえない宝石箱のような夜景まで楽しめるのだ。

ANAインターコンチネンタルホテル東京|ANA INTERCONTINENTAL TOKYO 住所 東京都港区赤坂1-12-33 36F「MIXX バー&ラウンジ」 電話 03-3505-1185(レストラン予約) 営業時間 水・木(各2時間・2部制)11:00〜/13:30〜、金・土・日・祝(各2時間・4部制)11:00〜/13:30〜/16:00〜/18:30〜 開催期間 〜5月29日(月・火除く) 料金 平日¥4,900、金16:00以降及び土・日・祝¥5,900、平日お子様(4〜8歳)¥2,500、金16:00以降及び土・日・祝日お子様(4〜8歳)¥3,000 ※表示価格は税・サービス料込 ※各種クレジットカード利用可
PHOTO BY HISAKO HAGI
❷ いま東京で食せる、最もプレシャスな苺パフェ
——観音山フルーツパーラー表参道
和歌山・紀ノ川の果樹農園が手掛ける『観音山フルーツパーラー』は、今スイーツマニアの間で“超・話題”のお店。地元和歌山そして大阪で人気を博し、昨年いよいよ東京進出が叶った待望の店舗だ。
使用する果実は、樹の上でしっかりと完熟させた、最も美味しい“適熟果実”。運送日数を考慮して完熟手前で収穫されてしまうスーパーマーケット品とは、全く味わいが異なるのだ。ちなみに柑橘類は振動を与えると味わいのグレードがダウンしてしまうことから、この果樹園は一般流通を完全に手放し、直接契約してくれたお客様だけに販売するスタイル。そうまでして手塩にかけられ届けられたフルーツが、美味しくないわけがないのである。
またフルーツは届いてから2〜3日間以内で使い切るようにしているそう。完熟した極上フルーツを、鮮度が高いうちに使い切るからこそ、格別な味わいが出せるのだ。ちなみに苺は和歌山産「まりひめ」。甘さと酸味のバランスが良く、香り高いのが特徴だ。
そして、是非味わっていただきたいのが「大人のパフェ」。リキュールをふんだんに使用しているパフェだ。例えば、「大人の苺パフェ」には、ウイスキーに漬け込んだ苺を丸々1個にアガベシロップで上質な甘さをまとわせた“本命の苺”が隠されている。ウイスキーのほろ苦さと苺、これはスイーツ大好きのハートを虜にする。この「大人パフェ」を肴にして、さらにお酒を飲むのも一興。パーラーには、果実を漬け込んだ自家製サングリアもある。コロナの状況が落ち着くはずの春先には、テラスエリアもオープン。スイーツと共に、ここでお酒を楽しめたらと、今から妄想は膨らむばかり!?

観音山フルーツパーラー表参道|Kannonyama fruit parlor OMOTESANDO 住所 東京都渋谷区神宮前6-28-6 キュープラザ原宿3F 電話 03-6427-3408 営業時間 11:00〜19:00(L.O.18:30) ※当面の間、時短営業中 ※QRコード決済、交通系IC、各種カード利用可
PHOTO BY CHISATO NOGUCHI (NDPP.)
❸ たっぷりの苺を、カジュアルにクレープスタイルで!
——カフェクレープ
1977年に原宿で創業、若者にクレープの食べ歩き文化を定着させた『CAFE CREPE』が、六本木ヒルズに出店。生地からこだわり、いわゆるミックス粉を使わずに、独自配合で粉作りから手掛けている本格派の味わいは、40年以上経過した今もなお、輝き続けている。
しかも『CAFE CREPE』は手焼きにこだわり、職人が丁寧に一枚一枚のクレープを焼き上げるスタイル。世界最大級41センチの鉄板を活用し、薄く大きく伸ばしたクレープを巻き上げるようにしてカジュアルに片手で持ち歩けるようにしたのは、本場ヨーロッパにもない『CAFE CREPE』独自のスタイルだった。
そしてクレープの中身も本格派。まるでケーキを食べているかのように味わいにこだわっている。中でも苺は不動の人気アイテム。年間を通じて提供されているが、国産モノが出回る冬から春先にかけてのこの時期は、是非とも旬の味覚を試したい。
エーゲ海のブルーを思わせるテーマパークのような店内もユニーク。平日10時から15時の間は、全てのクレープにソフトドリンクが無料となるランチセットがお得だ。

カフェクレープ|CAFE CREPE 住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド2F 電話 03-3497-0669 営業時間 10:00〜21:00 ※アルコールの提供は20:00まで。現在時短営業中 ※QRコード決済、交通系IC、各種クレジットカード利用可
PHOTO BY CHISATO NOGUCHI (NDPP.)
※2022年3月現在の情報となります。
※表示価格は全て税込価格です。
※店舗により臨時休業や営業時間を変更させていただく場合がございます。詳細は「六本木ヒルズの営業状況について」をご確認ください。
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