暑かった8月も、もうすぐ終わり。とは言え、外はまだまだ残暑厳しい毎日。真夏の一夜、たまにはガツンとシュラスコ料理で元気をつけよう!
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❶ 900度の高温グリルで外はカリッと、中はジューシーに焼き上げる
——BARBACOA(バルバッコア)
シュラスコとは、肉を塊のままで串に刺し、岩塩をつけて焼き上げてから、テーブルでお客様の目の前で切り分けて提供するバーベキューのこと。『バルバッコア』はブラジル人スタッフによって、本国ブラジル店と同じ調理方法とサービスでシュラスコを提供している。
肉はグリルで焼く時にミネラルを含む岩塩を使うが、それによってほんのり甘みが出てより味わい深く仕上がる。牛肉は牧草で飼育されたUS産ブラックアンガス牛を使用。柔らかくて人気の部位ピッカーニャをはじめサーロイン、ランプ、アバラ、スペアリブ、さらに豚肩ロース、ソーセージやチキンなど、肉の種類が豊富なのも特長だ。
肉の旨味を直接味わえるからそのまま食べるのがおすすめだが、好みでビネガーソースをかけてもよい。赤身肉のシュラスコに合わせたいワインは約100種類と種類豊富に用意。軽めのピノ・ノワールがおすすめだが、好みを伝えればソムリエが相談にのってくれる。
TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
PHOTO BY FUMIAKI ISHIWATA(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)
❷ 爽やかなビネガーソースでさっぱりと食すシュラスコ
——churrascaria Que bom! 新虎通りCORE店(シュハスカリア キボン シントラドウリコアテン)
『キボン』のシュラスコは、穀物で飼育したオージービーフとUS産ブラックアンガス牛を使っている。部位によって適した下味をつけ、串に差して岩塩のみで焼き上げる。
例えば希少部位で人気の「ピッカーニャ」 は、肉の塊の外側に脂身がついているが、「ぐるぐると回しながら焼き上げることで、脂が肉に染み込んで、全体にほどよい具合に浸透して美味しくなるんです」と、ゼネラルマネージャーの戸島マウロ哲さん。繊維が細かい赤身の「ピッカーニャ」 は、焼きたてをそのまま食べても美味しいが、ビネガーソースをかけると酸味が肉の旨味を引き立てて、よりさっぱりと食べられる。
ほかにも牛ヒレ、牛バラ、豚バラ、ブラジリアンソーセージ、チキン、焼きパイナップルなどのシュラスコと、サラダとブラジルの伝統料理などのバイキングを食べ放題で楽しめる。そろそろ夏の疲れが出てきた頃、がっつり食べて元気をつけよう。
TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
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❸ ブラジルの味を体感! 本格的炭火シュラスコを堪能できる
——炭火シュラスコ Gostoso (スミビシュラスコ ゴストーゾ)
麻布十番駅から徒歩3分、鳥居坂の交差点にあるのが、本格的炭火シュラスコを味わえる『Gostoso』。ポルトガル語の”美味しい”という言葉が店名の由来だ。赤い屋根に赤いロゴが目印。春と夏はオープンテラスで開放感抜群、陽気な雰囲気のお店だ。
『ゴストーゾ』のこだわりは、炭火で焼くこと。ガスで焼くのが一般的なシュラスコだが、こちらでは大型の炭火ロースターでじっくりゆっくり焼き上げる。こうすることで、お肉が香ばしくジューシーで柔らかな仕上がりになり、冷めてもパサパサしないという。塩のみのシンプルな味つけはブラジル式で、肉の旨味を存分に味わうことができる。メニューは「炭火シュラスコ100分コース」(プラス黒毛和牛のコースも)。リクエストタイムがあり、好きな部位をお腹いっぱい食べられる。また付け合せの”味変”ソースもあるので、同じお肉を2度、3度と楽しんでみたい。併せて、レディースデイやハッピーアワー、日曜ランチなどお得なサービスも提供している。自分の“肉欲”に合わせてチョイスを。
シュラスコはもちろん、お酒も食材もブラジルにこだわりを持ち、そして陽気なブラジル人スタッフに、ブラジル風インテリア。何から何まで本場ブラジルを味わえる中、たっぷり食べて、飲んで、楽しいひと時を満喫したい! 夏を乗り越えるためのエネルギーが補給できる、気持ちのいいお店だ。
TEXT BY HANAKO ASAKURA
PHOTO BY FUMIAKI ISHIWATA(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)
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