日々進化する魅力的なパンと、それに寄り沿うワインやカクテルを楽しむ「パン飲み」。その組み合わせは無限大。じわじわと人気を集める“パン×お酒”が生む新しい時間を、ぜひ!
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❶ パンの美味しさを引き立てるお酒と料理 ——THE CITY BAKERY STUDIO TOKYO(ザ シティ ベーカリー スタジオ トウキョウ)
1/6 パンと相性がいいオリジナルカクテルを8種用意。「プレッツェルクロワッサン」¥320と、「はちみつとくるみのルゲラー」 ¥420には、アールグレイが香るジンベースの「ロンドンガーディナー」 ¥900を。
2/6 レストランでは定番商品であるバゲット、フォカッチャ、カンパーニュの盛り合わせがひとり¥200でおかわり自由! スパイシーなロゼワイン「PETULA」とご一緒に。
3/6 『THE CITY BAKERY』 最大のラインナップが揃うベーカリー。工房から届く、常に焼きたてのパンが揃うのもこの店の魅力。
4/6 広く開放感のある店内には、バーカウンターも。
5/6 パン工房のすぐ隣がレストラン『THE CITY BAKERY BRASSERIE RUBIN』。石窯やチャコールを導入した最新キッチンのライブ感も楽しみのひとつ。
6/6 ベーカリーシェフの徳永景介さん。「旬の素材を使った季節のパンや赤坂限定のパンも用意しています。是非いらしてください」。
赤坂アークヒルズにある『THE CITY BAKERY STUDIO TOKYO』は今年6月にオープンしたばかり。焼き立て作り立てのパンを存分に堪能できるとすでに人気となっている。またこちらには、東京初出店となる『THE CITY BAKERY BRASSERIE RUBIN』が併設されており、パンと相性のいい料理やお酒を気軽に楽しめる。
ベーカリーで購入したパンは、レストランのバーカウンターやテラス席で食すことが可能。お酒と合わせるなら、ベーコンの甘じょっぱさがワインに合う「チェダーチーズオニオン」¥420など、惣菜系パンがお勧め。また、「このパンに合うお酒は?」とスタッフに尋ねてみてもいい。ソムリエやバーテンダーがパンを引き立てるお酒を教えてくれる。
レストランではパンに合う料理も楽しめる。ひとりで“サク飲み”も、気軽な“女子会”にも、利用の仕方は様々。パンと共に、心地よい時間を過ごしてほしい。
TEXT BY HANAKO ASAKURA PHOTO BY TAKUYA SUZUKI
THE CITY BAKERY STUDIO TOKYO(ザ シティ ベーカリー スタジオ トウキョウ) 住所 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル2F ● THE CITY BAKERY(ベーカリー) 電話 03-3588-1017 営業時間 平日・土曜7:00~22:00、日曜・祝日7:00~21:00 ※ただし休前日を除く 定休日 無休 ※カード使用可 ※価格は税別 ● THE CITY BAKERY BRASSERIE RUBIN(レストラン) 電話 03-3588-1018 営業時間 モーニング7:00~10:00/ランチ11:00〜17:00/ディナー 平日・土曜 17:00~L.O.22:30、日曜・祝日 17:00~L.O.21:00 ※ただし休前日を除く 定休日 無休 ※カード使用可 ※価格は税別
❷ 塩味の効いた上品なパンをワインやビールに合わせて ——PIERRE GAGNAIRE PAINS et GATEAUX(ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー)
1/7 「バケット・オ・カマンベール パンチェッタ・エ・オニオン」¥580。そのまま食事として食べてもいいし、カットしてお酒のおつまみとして合わせてもいいパン。8割ほど焼いた後にカマンベールチーズを挟み、さらにオーブンで焼いて、チーズをとろけさせつつ形も残している。生地には全粒粉と白ごまも使用。少し温めてから食べるとより美味。
2/7 「ルビーチョコレートクロワッサン」¥280。上からピンク色のルビーチョコレートをかけ、乾燥イチゴを散らしたクロワッサン。ルビーチョコレートとは、着色料なしでルビーカカオ豆内に存在する天然成分から製造された、ベリーのような酸味と甘さが特徴のチョコ。
3/7 「パン・エスパニョール」¥380。ちぎって食べやすい生地で、中にはチョリソーや黒ごまが入っているビールにぴったりのパン。チョリソーは辛さ抑え気味で、パンに合うものを吟味して使用。
4/7 大人気の「クロワッサン」¥250は、フランス仕込みの天然酵母を生地に練り込んでおり、バターの風味豊かな味わいとサクサクの食感が特徴。
5/7 定番に加えて、季節のパンが並ぶコーナー。今の季節は抹茶を使った様々なデニッシュなどが用意され、パン好きたちを魅了している。
6/7 パンだけでなく、ケーキやチョコレート、焼き菓子、デリカテッセンが並ぶホテル内ショップ。ラッピングも可愛いのでプレゼントにしても喜ばれそう。
7/7 ベーカーシェフの保坂敦さん。14人のチームを率い、このショップをはじめホテル内のレストラン全てで提供されるパンを毎日焼いている。ふたつのホテルを経て2000年に入社。一貫してホテルベーカリーにふさわしいパンを追求している。
パリの三ツ星シェフとして世界に名を馳せるピエール・ガニェールのパティスリー&ベーカリー専門店。パリのレストランと同じレシピで焼かれるパンは、フランスと日本のバター、フランスと日本の小麦粉をパンによって配合を変えながら使用している。酵母も一部フランス産を使用した、パリのエスプリに満ちたパンを食べられる。
ピエール・ガニェール氏のプロデュースのもと、パン担当チームを仕切るのは保坂敦ベーカーシェフ。お酒も好きだという保坂シェフが考案した「バケット・オ・カマンベール パンチェッタ・エ・オニオン」は、丸いカマンベール1/4個とパンチェッタ、フライドオニオンを挟んで焼いた、ワインにとてもよく合う、ホテルならではの贅沢なパン。
ほかにも、チーズバケットやベーコンエピなど、自宅でお酒と一緒に楽しみたい塩気のあるパンが魅力的。生地をひと晩寝かし発酵させた自慢のクロワッサンに酸味のあるルビーチョコをかけたパンは、シャンパンに合わせたらより美味しくいただけそうだ。
TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA PHOTO BY HISAKO HAGI(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)
❸ フランス産発酵バターを使ったサクサクのクロワッサンを ——Maison Landemaine(メゾン・ランドゥメンヌ麻布台)
1/7 左はクロワッサンにベシャメルソースとハムを挟み上からシュレットチーズをかけて焼き上げた「クロワッサン・オ・ジャンボン」 ¥580。ベシャメルソースとチーズ、ハムというお酒にもよく合う組み合わせ。カクテルや赤ワインに合わせたい。右は看板商品の「クロワッサン・フランセ」 ¥480。
2/7 店内の棚とショーケースの上に並べられたパンを眺めて選ぶのも楽しい。小物やディスプレーにもフランスの香りが。
3/7 「カヌレ」 1個¥120、5個¥580。弾力のあるもちもちした生地が特徴で、甘さ抑え気味のカヌレ。ボルドーの赤ワインに合わせるのがお勧め。
4/7 薄いパイ生地にアプリコットをのせて焼いた「タルト・フィンヌ・アブリコ」¥600。ほかにりんごと梨がある。フルーツの酸味と生地のバターのコクが味わい深い、甘さ抑え気味のタルト。
5/7 コーヒーなどのほか、カクテルと一緒にパンを食すことができる。柑橘系のリキュール、アペロールとハーブをソーダ割りした「アペロールスピリッツ」 ¥700
6/7 パン職人歴13年目というアントワーヌ・ポワンティスさん。「発酵時間を長くとる、パリの店と同じやり方でパンを焼いています」。
7/7 店内にはカフェを併設。購入したパンをオーブントースターで温めてから食べることができる。モーニングセットやランチセットも提供。
パリとその近郊に16店舗展開するアルティザン(職人)系ブーランジェリー・パティスリーで、日本には麻布台店と赤坂店がある。
店自慢の「クロワッサン・フランセ」 には、空輸したフランス産A.O.P.バターを使用。職人がクロワッサン生地を手織りし素早く成型することによって、バターの風味を損なうことなく焼き上げる。生地の層が美しく、外はパリパリ、中はモチっとした仕上がりに。バターの風味がたっぷりと味わえるこのクロワッサンに、さらにベシャメルソースやハム、チーズを加えて炊き上げた「クロワッサン・オ・ジャンボン」は、テイクアウトして自宅での”パン飲み”にぴったり。白ワインにも赤ワインにも合う。
店内にはチーズや生ハムをのせたいハード系の食事パンをはじめ、デニッシュ系、キッシュやサンドイッチなど、スパークリング、ワイン、カクテルと合わせたいパンが豊富に揃う。
TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA PHOTO BY FUMIAKI ISHIWATA(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)
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