鉄板焼きレストランでありながら鍋料理!? この魅惑的なパラドックスに挑んだ冬の新作メニューが登場! ニッポンの食材を再発見する今月の“ひと皿”は、鉄板焼「けやき坂」(グランド ハイアット 東京)の本多シェフによる、鉄板焼のイメージを覆す逸品です。
PHOTO BY Takahiro Imashimizu
edit & text by Jun Okamoto
今月の“ひと皿”のために厳選された旬の食材は?
日本の食材を再発見する今月の“ひと皿”
——鉄板焼「けやき坂」の《鉄板鍋》
この時期に甘みが増す下仁田ネギ、豆腐は鉄板でこんがりと焼き上げ、クエのあらでとった濃厚な出汁でクエや白子と合わせて野菜を煮る。
料金 3,500円(税・サ別) 場所 鉄板焼「けやき坂」(グランド ハイアット 東京 4F) 提供期間 1月7日〜2月末
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鉄板焼きと聞けば、一般的には和食を思い浮かべる。しかしここ「けやき坂」はジャンルにとらわれない自由な発想で、鉄板焼きをクリエイティブに進化させている。前菜から最後のデザートまで、すべてを目の前の鉄板で仕上げるスタイルやその柔軟な発想は、ゲストを魅了し喜ばせている。
「鉄板焼きでできるものは何でも挑戦してみようと思っています」と本多シェフ。素材を生かす鉄板焼きでは素材選びも重要だが、そのひとつがスタッフ全員が牧場に通い、肥育にも関わる“けやき坂 ビーフ”。東京都のブランド牛・秋川牛に独自の飼料を与えて育てているという。
またマルシェのように並ぶ野菜や陳列されたフルーツも全国から厳選したものばかり。「日本の食材はやはり優秀です。実際に生産者にお会いして、どのように作られているのかを知り、自分の料理に生かせる食材を選んでいます」。
モンブランのようなデザートまで鉄板で仕上げるチャレンジャーな本多シェフは、鉄板焼きの熱源を使って、揚げ物や塩釜にも意欲的に取り組む。さらに、新しい鉄板焼きの世界を広げる試みを続けている。
※初出=プリント版2019年1月1日号
※掲載の情報は変更になる場合があります。詳しくはお出かけの際に店舗にご確認ください。
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