例年よりも早めに満開を迎えそうな2018年の桜。今年の春は、青山霊園から六本木ヒルズまでのお花見散歩をしてみては。小腹が空いたら立ち寄りたい、フレッシュなグルメスポットもご紹介します。
TEXT BY MIHO MATSUDA
PHOTO BY TOMO ISHIWATARI(SHOPS), Getty Images
お花見スポットが多い六本木エリア。青山霊園から六本木ヒルズまでの、手軽な散歩ルートを歩くだけでも、たくさんの桜に出会うことができる。桜の合間に、話題の食パン専門店や、新顔のフレンチビストロ、気になるロウフードカフェを巡って、最後に六本木ヒルズの六本木さくら坂と毛利庭園へ。再開発で植樹したソメイヨシノは、15年の時を経て立派な枝ぶりに成長。今年も満開を迎える桜を眺めて、春の訪れをお祝いしよう。
? VIKING BARKERY F|ヴァイキングベーカリー エフ
お花見散歩は桜の名所・青山霊園からスタート。大久保利通など有名人が数多く眠る26万平方メートルの敷地に、桜をはじめさまざまな樹木が花を咲かせる。歩き疲れたら、地下鉄乃木坂駅近くの食パン専門店「ヴァイキング ベーカリー エフ」へ。小麦の香りと味わいを最大限に引き出した「プレーン」や21種類の国産雑穀の「シリアル」、チーズやオリーブ、チョコレート、フルーツなどを練りこんだフレーバーブレッドの計10種類の食パンが揃う。店内のイートインでは、サンドイッチやこだわりのドリンクが楽しめる。
? Café Rouge|カフェ ルージュ
国立新美術館の沿道に咲く桜を楽しみながら、六本木に向かう路地にあるフレンチビストロ「カフェ ルージュ」へ。昨年10月にオープンした、フレンチビストロ&ワインバーだ。キッシュロレーヌなどのフランス郷土料理のほか、「レユニオン風ルガイユ」、アンティル諸島の「アクラ」など、フランス領の島々で愛されている料理も楽しめる。真っ赤な店内は、大人の遊び心を感じさせるインテリア。混み合うこともあるので、来店前にはぜひ問い合わせを。
? .RAW|ドットロー
六本木交差点から芋洗坂を下りた場所にある、西海岸テイストのオーガニックジュース&サラダバー。オーガニック野菜をたっぷり楽しめるサラダビュッフェ&デリや、話題のコンブチャ、ケフィアなどヘルスコンシャスなメニューがずらり。店舗に併設したグリーンハウスには、カイワレ、ヒマワリ、ソバ、豆苗などのスプラウトや、ウィートグラスなどを無農薬で育てている。朝は店内で日本語と英語のヨガクラスも行っている。お散歩ついでに、翌日の健康を手に入れよう。
? MOHRI SALVATORE CUOMO|毛利 サルヴァトーレ クオモ
お花見散歩のラストは六本木ヒルズへ。六本木さくら坂の75本のソメイヨシノと毛利庭園の13本の桜が、日没の17:30から23:00まではライトアップされて幻想的な風景を作り出す。テラスから毛利庭園の桜が見える「毛利 サルヴァトーレ クオモ」では、石窯で焼き上げる本場ナポリスタイルのピッツァやパスタ、Tボーンステーキから、ドルチェまで、本格イタリアンをカジュアルに楽しめる。この季節だけの特別メニューを味わおう。
約400mの桜並木が続く六本木さくら坂。六本木ヒルズの再開発で植えられた桜が開業から15年の歳月を経て道を覆うほどの桜並木に成長しています。
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