笑顔は女性を輝かせる最高のアクセサリーともいうが、大きく笑うことすら憚られる昨今。たとえジュリア・ロバーツだって、あの魅力的な口元をマスクで覆われてしまったら、魅力は半減してしまうだろう。表情が読めず、どんな気分か伝わりづらい時だからこそ、ファッションの力を使ってポジティブな雰囲気を醸したい。そんなマスク姿を、少しでも華やかに、楽しい印象にしてくれるアクセサリーを、東京で最もアクセサリーのラインナップが幅広いエストネーション 六本木ヒルズからピックアップした。
PHOTO BY OSAMI WATANABE
STYLE BY NAOMI SHIMIZU
EDIT & TEXT BY KANA ENDO
媚びないダイヤモンドでエッジィな輝きを
約0.3CTのペアシェイプダイヤモンドがバーに添えられ、こぼれ落ちてしまいそうなデザインのネックレス。まるでダイヤが宙に浮いているようなデザインゆえ、ダイヤモンドの煌めきが強調され、繊細ながら大胆な印象に。ネックレス「セルティ・シュール・ヴィド」［18KWG+DIA］¥503,800（レポシ／エストネーション／六本木ヒルズ ヒルサイド1F&2F）
見た目も華やかに、また気分も上げてくれるジュエリーといえばダイヤモンドだ。中でも今気分なのは、デザイン性の高いモードなダイヤモンド。一般的なダイヤモンドジュエリーは、小さなダイヤでも輝きを増すように盛ったデザインのものが多いなか、モードなダイヤは、デザインのアクセントとしてダイヤモンドを用いるため、シンプルでコンテンポラリーなデザインが特徴だ。このモードなダイヤの火付け役が「レポシ」。2007年に３代目であるガイア・レポシがクリエイティブ・ディレクターに就任すると、それまでのいわゆるクラシカルなハイジュエラーからモダンでエッジィなジュエラーに生まれ変わった。新生レポシのジュエリーは、ラグジュアリーでありながらゴージャスではなく、デザイン性が高いのでシンプルなコーディネートのアクセントになってくれる。シャツやTシャツなどのカジュアルな装いにも最適で、マスク姿でも豪華すぎて浮くということもない。可愛いというよりは格好いいという表現が似合うモードなダイヤモンドが、コロナ禍を生き抜く女性に自信と強さを与えてくれる。
ニューヨーク発のジュエリーブランド「ミズキ」からはバーの左右にダイヤモンドが配されたネックレスが登場。アクセントのパールは左右に動かすことができ、その位置によってコンサバにもモードにも印象を変えられるのがポイント。ブレスレットはチェーンの流れに沿ってクロスが配されており、直線的なデザインでコンテンポラリーな雰囲気に。髪やマスクに腕が触れた際、さり気ないダイヤモンドの輝きで華やぎをプラスしてくれる。 左●ネックレス［14KYG+DIA+パール］¥126,500 右●ブレスレット［14KYG+DIA］¥137,500（以上ミズキ／エストネーション／六本木ヒルズ ヒルサイド1F&2F）
ユニークなモチーフをアイキャッチに
左●「グーセンスパリ」のピアスは花と蕾という左右で異なるデザインがセット。モチーフそのものもインパクトがあるが、そのアシメトリーなデザインのアンバランスさがアイキャッチに。片耳ずつ使うのもお薦め。ピアス¥72,600（グーセンスパリ） 中央下●色石使いが得意な「マリーエレーヌ ドゥ タイヤック」からは、春夏らしいレモンモチーフのピアスをピックアップ。職人による丁寧な手彫りで作られたモチーフが耳元に遊び心をプラスする。透明感のある色石は顔周りを簡単に明るくしてくれるので、マスク時代の必須アイテム。ピアス［22KYG ＋レモンクオーツ＋グリーンカルセドニ］¥223,300（マリーエレーヌ ドゥ タイヤック） 中央上●「ソフィー ブハイ」のスネークリングはシンプルでモダンなデザイン。目にあしらわれたルビーがアクセントに。リング［SIV］¥81,400（ソフィー ブハイ） 右●様々なモチーフを使ったジュエリーを得意とするギリシャのブランド「イレアナ・マクリ」からも蛇モチーフのリングがお目見え。ダイヤモンドが散りばめられラグジュアリーな趣きがら、繊細な作りなのでサラリと着けられる。リング［18KPG+CHD］¥715,000（イレアナ・マクリ） 中央中●ヴィンテージショップで見つけたかのような「ジジ」のライオンリングは、よく見るとかなり精緻な作りで、インパクト絶大。リング［18KYG］¥162,800（ジジ／以上全てエストネーション／六本木ヒルズ ヒルサイド1F&2F）
ユニークなモチーフのアクセサリーを身に付けることも、マスクスタイルを華やかに見せるためのテクニックの一つ。大振りなモチーフであれば、メタルの煌めきやボリューム感で簡単に華やかな雰囲気を醸し出せるし、カラフルなモチーフであれば、メイクをするように顔周りに彩りを加えることができる。またせっかくなら手元にもモチーフもののアクセサリーを纏いたい。パソコンやスマホを使う際や、手振りを交えて会話する際など、多くのシチュエーションで視線は手元に向くので、そこにリングがあるのとないのとでは華やかさの印象は大きく違う。さらに指輪は他のアクセサリーに比べて、着用している本人も愛でることができるため、見るたびに自分の心を上げてくれる効果も。アニマルモチーフのリングを着ければ、目に入るたび心を癒してくれ、マスクの下に小さな笑顔をもたらしてくれるのだ。
左●アニマルモチーフの定番といえばスネークだが、目下人気上昇中なのがライオンモチーフ。「グーセンスパリ」にはヴィンテージライクなコインネックレスにラインがオン。ターコイズや太めのチェーンも相まって、シンプルなコーディネートのアクセントにもってこい。ネックレス¥64,900（グーセンスパリ） 中央＆右＝ダンテ・アリギエーリの神曲に沿ってデザインするという個性的なイギリスブランド「アリギエーリ」からは、ロケットの中にパールが収められたネックレスと、本物のガラス瓶がチャームになったネックレスをチョイス。後者はチャームの位置でラリエット風にも着けられ、長さも２段階選べるので使い勝手も抜群。 中央●ネックレス¥34,100（アリギエーリ） 右●ネックレス¥57,200（アリギエーリ／以上全てエストネーション／六本木ヒルズ ヒルサイド1F&2F）
一気に垢抜けた印象に見せるヘアアクセ
ベルリン発「クリンク」のヘアクリップは、ネジやリベットを使わない、シームレスでコンテンポラリーなデザインが特徴。オーガニックな形状がオブジェのように美しくかつ機能的で、前髪を留めるだけでなく、ハーフアップやまとめ髪もできる優れもの。ショートヘアでもロングヘアでも、簡単に今っぽいスタイルに仕上げてくれる。またスカーフを留めたり、シャツの襟やポケットに付けるのもお洒落。左●¥13,750 中●¥11,550 右●¥14,850（以上全てクリンク／エストネーション／六本木ヒルズ ヒルサイド1F&2F）
最後にお薦めするテクニックは、ヘアアクセサリーをプラスするというもの。仕事柄あまり大きなアクセサリーは着けられないという方も、これなら気軽にトライできるはずだ。“髪は顔の額縁”と言われるように、ヘアスタイルを華やかに整えると、自ずと顔も明るい印象に。ヘアスタイルをガラッとイメチェンするのも良いが、もっと気軽にトライできるのが、ヘアアクセサリーというわけだ。定番アイテムのカチューシャやシュシュをはじめ、今季注目なのがヘアクリップ。ヘアクリップとはいわゆるパッチン留めのことで、様々なブランドからお洒落に進化したものが登場している。上記で紹介した「クリンク」はシンプルながら今っぽい雰囲気で、サイドでもトップでも、ハーフアップでも使うことができ、パチンとつけるだけでトレンド感のある垢抜けた印象に仕上げてくれる。ゴールドとシルバーの２色を二つ重ねて使うとより華やかで今っぽいスタイルが完成する。機能も美しさも兼ね備えたヘアアクセは、マスク時代のお洒落に必須アイテムだ。
ジュエリーブランドの「ソフィー ブハイ」の隠れた人気アイテムがヘアアイテム。中でもカチューシャとシュシュは入荷するとすぐ売れてしまうほどファンが多い。カチューシャはクッション状でボリュームがあるので小顔効果も期待でき、シュシュは柔らかなシルクの光沢感により、まとめ髪もエレガントに見せてくれる。いつものスタイルにプラスすれば、格段に華やかに。カチューシャ¥28,600、シュシュ各¥17,600（以上全てソフィー ブハイ／エストネーション／六本木ヒルズ ヒルサイド1F&2F）
※文中のWGはホワイトゴールド、YGはイエローゴールド、PGはピンクゴールド、DIAはダイヤモンド、CHDはシャンパンダイヤモンド、SIVはシルバーを表します。
エストネーション｜ESTNATION
場所 六本木ヒルズ ヒルサイド1F/2F 営業時間 ブティック11：00～21：00 電話 0120-503-971
※2022年3月現在の情報となります。
※表示価格は全て税込価格です。
※店舗により臨時休業や営業時間を変更させていただく場合がございます。詳細は「六本木ヒルズの営業状況について」をご確認ください。
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