アークヒルズの秋の恒例イベント「ARK Hills Music Week」が今年も開催される。子どもから大人まで、音楽を身近に感じて楽しめるプログラムが盛りだくさん。街のあちこちで響く音楽との素敵な出会いを探しに出かけよう。
TEXT BY KYOKO INOU
パワーアップしたプログラムで彩るアークヒルズの芸術の秋
世界の音楽芸術に触れる機会を提供してきたサントリーホールと、都市文化を楽しむライフスタイルを提案してきた森ビルが、音楽をより身近に楽しんでほしいという願いのもと2011年にスタートした「ARK Hills Music Week」。期間中は、サントリーホールやアーク・カラヤン広場など様々な会場で音楽イベントが開催され、街全体に音楽があふれ出す!
8回目となる今年も、「音楽がであう。音楽にであう。」をコンセプトに、アークヒルズエリアの合計18施設で、コンサートなど約80のプログラムが用意されている。
世界トップクラスの響きの競演を無料でライブ・ビューイング
まず見逃せないのが、Music Weekのオープニングを飾るコンサートシリーズとして初開催される「ARKクラシックス」。ピアニスト辻井伸行とヴァイオリニスト三浦文彰をアーティスティック・リーダーに迎え、サントリーホールを舞台に、世界トップクラスのアーティストが競演する世界レベルの音楽祭だ。
そしてなんと、アーク・カラヤン広場では、このコンサートを無料で鑑賞できるイベント「ARKクラシックス スペシャル・ライブ・ビューイング」が実施される。全9公演中8公演が対象で、会場で販売されるドリンクを片手に、世界最高峰の音楽を堪能できるという、なんとも贅沢な催しだ。
ライブ・ビューイングが行われるのは10月5日(金)、6日(土)、8日(祝)の3日間。辻井伸行、三浦文彰両氏とともにピアニストのヴィキングル・オラフソンやチェロ奏者のヨナタン・ローゼマン、ヴィオラのレヒ・アントニオ・ウジンスキら、世界的アーティストが集結する超豪華な前夜祭に始まり、辻井伸行のリサイタルに三浦文彰&フレンズの室内楽コンサート、ヴィオラ奏者のユーリ・バシュメット&モスクワ・ソロイスツのアフタヌーンコンサート、川久保賜紀・遠藤真理・三浦友里枝のピアノトリオ・コンサート、コントラバス四重奏ザ・ベース・ギャングが登場するホリデー・ランチタイム・コンサートなど、世界トップの響きや技を通じて、クラシック音楽の魅力を再発見する機会となりそうだ。
大人だって夢中になる! 触れて、感じる音楽体験
10月7日(日)と8日(祝日)の2日間、アーク・カラヤン広場に出現するミュージック・マルシェは、子どもと一緒に楽しむのにぴったりのイベント。楽器体験ブースでは、ヴァイオリン、フルート、ハープ、ギター、ウクレレ、電子ドラム、津軽三味線や尺八、箏まで、専門家によるレクチャーを受けながら、様々な楽器を実際に演奏することができる。身体全体で音楽に触れる時間を、家族みんなで楽しんでほしい。
ミュージック・マルシェでは、歌手・麻衣のプロデュースによる児童合唱団や、ティコムーンのハープ&ギターコンサートなど、子どもの感性を引き出す上質な音楽に触れられるミニコンサートも多数開催される。
ウィークデーには、朝・昼・夜とコンサート三昧!
平日は、夜のみならず、朝やランチタイムにもさまざまなコンサートが用意されている。どのイベントもサントリーホールのホワイエやオフィスビルのロビー、アーク・カラヤン広場やカフェなど、オープンなスペースでの開催だから、仕事やショッピングの合間に、ふらりと気軽に立ち寄れるのが魅力だ。
そして最終日・13日には、いよいよ感動のフィナーレ。クラシックからジャズ、ポップスまで、豪華アーティストがジャンルの垣根を超えてアークヒルズに集結する。
また10月13日(土)までの期間、対象飲食店やホテル、コンサート、展覧会を巡りスタンプを5つ集めると抽選で豪華プレゼントが当たるスタンプラリー“music Walk!”も初開催中。風が心地よい秋の連休、アークヒルズエリアでたっぷりと音楽に酔いしれて、アートな欲求を満たしてみてはいかが?
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