コロナが落ち着きを見せつつもの、まだ少し心配な2021年のクリスマス。だからこそ、ギフトには心がこもったものを選びたい。そこで、ギフトコンシェルジュの真野知子さんに六本木ヒルズでクリスマスにぴったりのギフトをセレクトしてもらいながら、今年だからこそのギフトの選び方や、気を配りたいことを教えていただきました。
TEXT BY tomoko mano
PHOTO BY tomo ishiwatari
edit by miho matsuda
今年のテーマは「おうちクリスマス」
今年のクリスマスはちょうど週末に重なるタイミング。昨年に引き続き、おうちでクリスマスを過ごされる方も多いと想像しています。そこで、今年のクリスマスギフト選びのキーワードは「おうちクリスマス」になりました。冬のおこもりのおうち時間には、ゆったりと部屋で過ごす時間や、家族や友人と聖夜に食卓を囲んだり、リモートワークをしたりと、それぞれのライフスタイルに合わせた楽しみ方、さまざまな時間があります。クリスマスギフトの醍醐味はそのアイテムがあるからこその、暮らしの時間や空間に彩りが生まれること。ホリデー気分を盛り上げてくれる、この季節ならではのギフトアイテムを選びました。
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アフターコロナの新たなギフトの楽しみ
今年のギフトの楽しみ方は、やっぱり「おうち時間」を楽しめるアイテム選び。Food 、インテリア、アート、美容、ヘルスなど、そのギフトがあることで、日々の暮らしがちょっと心地よくなったり、おいしい物で幸せになったり、引きこもりがちな暮らしで健康面にも意識が高まったり……。外に出ずとも、いかに快適で心地よくおうち時間が楽しめるかというのがポイントで、あらゆる視点で暮らしの内側に快適さを求められた一年だったように思います。
会いたくてもなかなか会えない、離れて暮らす家族や友人や恩師などへ、相手の日々の暮らしがちょっと楽しくなったり、快適さを加えてくれたり、口福(おいしい幸せ)を共有できたり、癒しを与えてくれる物がギフト選びのポイントになりました。これまでとガラリと変わったのは、今までは現地でしか手に入らない物が注目を集めることも多かったですが、コロナ禍では真逆の考え方になり、オンラインや通販で購入できるものが重宝されるようになったこと。全国へ配送可能な物などが喜ばれることが多かったので、そういった意味では皆さんにご紹介できる物の選択肢が増えたことが、今年、ギフトアイテムの選定をしていて楽しかったことです。2022年はオシャレをして外へ出かけるのが楽しくなるようなギフトをたくさんご紹介できる世の中になることを願っています。
ギフトのプロが伝授する、冬の贈り物の気配りポイント
コロナ禍のギフトに限らず、冬はインフルエンザなどにも気をつけたい季節です。手洗いや、その後のハンドケアに気を配ることもスタンダードになりました。そんな時に役立ってくれる日常使いで出番が多い、ハンドウォッシュやハンドクリーム、ハンカチなどのアイテムも重宝されると思います。さらにその中でも季節らしさが楽しめるデザインや限定アイテムなど、冬にふさわしい重厚な香りのものなどがおすすめ。また外出を控えて、おこもりする時間が増える季節でもあるので、おうち時間を心地よくしてくれるアイテムを贈るのも選択肢のひとつです。もう一方、真逆の考え方で、普段は外出を控え気味でも、この季節の特別な日の外出を素敵に装うファッションアイテム、コスメ、冬の香りを纏うアイテムなど、とっておきのアイテムをパートナーや友人、家族同士で贈りあっても素敵です。
真野知子|Tomoko Mano
ギフトコンシェルジュ。手土産からシーズナルギフト、引出物、記念品まで多彩なシーンに合わせたギフトをセレクト。女性誌などの連載やメディアへの出演、モノやコトをセレクトするということを軸に商品企画、プロデュース、選考委員など多方面で活動。TBS『マツコの知らない世界〜人と差がつく手土産の世界〜』に出演。著書に『大切な日のためのギフトマニュアル』(マーブルブックス)。「T JAPAN」「an・an」「The PROFESSIONAL WEDDING」にて連載中。
※ 2021年12月現在の情報となります。
※ 表示価格は全て税込価格です。
※ 六本木ヒルズ等各施設では、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗・施設の営業内容を変更しております。 営業状況は定期的に変更がありますので、ご来店の際には事前に各施設HPをご覧ください。
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