WHAT TO DO DURING HOLIDAY

2018年の疲れを取るツボ——「Dr.Liu Method ハリアップ」に教わる身体のメンテナンス

年末年始にしっかり休んだはずなのに、休み明けはなぜか力が入らない。そんな事態を避けて、華麗なスタートダッシュを飾るために、休暇中に気をつけることは? 「Dr.Liu Method ハリアップ」総院長であり、医学博士の劉勇(りゅう ゆう)先生に、新年からエンジン全開になるためのポイントを教えてもらった。

TEXT BY MIHO MATSUDA
PHOTO BY TOMO ISHIWATARI

休みたい気持ちが、身体の疲れを招く!

内臓機能との関連性を考えた鍼(はり)やマッサージの施術で、肩こり・頭痛・腰痛、ストレスを解消する「Dr.Liu Method ハリアップ」。総院長の劉勇(りゅう ゆう)先生によれば、年末年始に日頃の疲れを取ろうとする気持ちが、むしろ身体へのストレスと疲れを呼ぶと言う。

「日頃忙しくしている方ほど、年末年始の休みにはゆっくりと過ごしたいと考える方は多いでしょう。とはいえ、朝から晩まで、何もせずにダラダラと食べ続けたり、お酒を飲み続けたりすると、もちろん身体が悲鳴を上げます。通常は、朝・昼・晩の1日3回消化酵素を出す消化器ですが、食べ物がずっと身体に入ってくる状態になると消化不良、胃もたれを引き起こします」(劉勇総院長)

ダラダラした生活リズムは、睡眠の乱れにも繋がる。

「昼間から飲食を続けていると、どうしても昼寝をしたくなる。日頃、疲れているなら尚更ですね。すると、夜に眠れなくなり睡眠のサイクルも狂ってしまう。疲れを取りたい気持ちが、身体へのストレスにつながり、休み明けにはすっかり疲れている状態になるわけです」(劉勇総院長)

足りないのは自覚! 「瞑想・運動・睡眠」で健康に

では、疲れをすっきり取って、年始からシャキッと働くためにはどうすればいいのだろうか。

「まずは身体のメカニズムを知って、それに合わせた生活を送ること。現代人に一番、足りないのは何が不調の原因なのかを自覚することです。また、不調の60%以上は精神的な問題が引き起こします。1日30分でいいから瞑想しましょう。視覚情報をシャットダウンして、何も考えない時間を作ることで気持ちが休まります。心身ともにリラックスすることは最高の良薬です」(劉勇総院長)

そして、程よい運動と十分な睡眠をとることも大事だ。それでも疲れが解消できない場合には、マッサージや鍼の力を頼ろう。

「ツボは、内臓と脳をつなぐ経路です。そこをマッサージしたり鍼を打つことで、身体が刺激を認識し、免疫が作動するんです。特に疲れがひどい時には、鍼がおすすめです。言わば、鍼は副作用のないワクチンのようなものですから」(劉勇総院長)

では、2019年にベストパフォーマンスを引き出してくれる、6つのツボをご紹介!

新年に華麗なスタートダッシュを飾るためのツボ6

❶ 血海(けっかい)

 

膝小僧の内側角から、指幅2〜3本分上がったところ。下半身の冷え、むくみの解消、全身の血流の改善。親指で押したり、温かいペットボトルでこの辺りを温めてもいい。

❷ 頬車(きょうしゃ)

 

下アゴの角。歯を食いしばったときに、下アゴが盛り上がるところ。消化不良の改善、胃の疲れの解消。

❸ 廉泉(れんせん)

 

アゴ先から、親指の関節一つ分の場所を上に向かって押そう。自律神経やホルモンバランスの調整にも良い。

❹ 合谷(ごうこく)

 

脳疲労の解消、風邪の予防。手の親指と人差し指の間、反対の手の親指の関節一つ分のところを痛気持ちい強さで押す。大腸の調子を整えることから、便秘にも応用できる万能なツボ。

❺ 太陽(たいよう)

 

眉尻と目尻を延長して交わったところ。こめかみの先、あごをかみしめると、骨が盛り上がる側頭部を優しくマッサージ。目の疲れ、脳疲労の解消。

❻ 印堂(いんどう)

 

眉間の少し上を指3本または親指で刺激する。目の奥にある脳下垂体を刺激するイメージで。脳疲労の解消。集中力を上げるツボ。

「健康への近道は、不調の原因は探り、身体のメカニズムを正常に戻すこと。病気になって薬を飲むのは対処療法に過ぎません。不調の原因を改善しないことには、いつまでも健康は手に入りませんよ。それから、健康には腸内をきれいに保つことも重要です。美腸鍼や、良質のビフィズス菌を体内に取り入れることで、便通を改善し身体の循環を整えます」(劉勇総院長)

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それらを心がけても改善しない場合は、まずはハリアップに相談してみよう。2019年は身体も心もベストコンディションで、最高のパフォーマンスを!

劉勇|Dr. Liu Yong
中国で外科麻医として活躍した後、日本に拠点を移す。西洋医学・東洋医学、双方の観点から理論と臨床技術を適用した鍼灸治療が評判となり、1985年に銀座で鍼灸院を開院。鍼灸マッサージの一般普及を提唱し、1994年にコリとれーる1号院を開院。2009年には日常使いの鍼灸をコンセプトにした鍼灸治療院Dr. Liu Method ハリアップを開院。東洋医学での「楽」を「薬」に変える養生を追求し、患者に向き合い、塾生に教える‘医食動楽同源’の現場には、臨床でも教育でもユーモアと笑顔が絶えない。