INSTANT FLOW #11

ちょっと早めのプチバカンス。東欧を旅して来ました——藤原ヒロシの連載「INSTANT FLOW」#11

いつも仕事ばかりしているクリエイターかと思いきや、遊ぶときもハイレベルでクリエイティブな藤原ヒロシ(hf)。彼のInstagramの謎をイノセント(無知の方)な視点で取材する連載の第11回(月2回更新)! 2018年6月後半にポストされた画像からお届けします。今回は、旅のお話満載。

INSTAGRAM & TALK BY HIROSHI FUJIWARA
TEXT BY HF WATCHING COMMITTEE (HWC)

2018年6月14日——Trattoria Lanzagallo

「イタリアのフェラーラです。城壁に囲まれた古い綺麗な街」(hf) ユネスコの世界遺産になってるくらいです。「昔からあるようなお店でパスタ食べました。すごい美味しかったですよ」(hf) 波打ちフォルムの手打ち麺、こういうの美味しいですよね。

6月15日——知らない街の知らない宿

あれ? いきなりスロヴェニアになってます。「フェラーラでごはん食べてたら遅くなっちゃったんで、『じゃあスロヴェニアに泊まるか』って、車で3時間くらいで来ました」(hf) 車旅行なんですね。この3人で(*INSTANT FLOW#10 6月14日 いつもの3人参照)「はい」(hf) 青春なう。

6月15日——青い空と似つかわない二人

「こういうところです」(hf) Hotel Dobra Vila Bovecはグーグルの口コミによると、星4.6! この青い空と爽やかな気候は星500!

6月15日——リュブリャナ駅


「リュブリャナってスロヴェニアの首都なんですけど、そこの駅ってことは日本で言ったら東京駅じゃないですか。ギャップすごくないですか?」(hf) このままでいてほしい世界の風景その1。「街を訪れたら駅に行くようにしているんです。駅に行くとそこの日常が見られるでしょう」(hf)

6月16日——ぶらちすらば


「車でブラチスラバへ。響きがスロヴェニアとスロバキアを足したような」(hf) スロバキアの首都がブラチスラバなんですね。「はい。ここでも駅へ」(hf) モダンでちょっと大きくなりました。「若者がリュブリャナより多かったです。駅のキオスクはこんな感じでした」(hf) この辺は社会主義の面影が残っていますね。「そうそう。僕らの時代のチェコスロバキア。ちょっと前にふたつの国が一緒になって、また別れたんです。どっちかっていうとチェコ側の方がちょっと都会」(hf)

6月16日——青い教会

「青の教会っていうのがあるんですよ。ブラチスラバに。本当にすごいブルーで、結構ビックリしますよ。急にボーンってあるから。なんかちょっとスペインっぽいっていうか」(hf) ボーン。

6月16日——ゔぃえななう


「ウィーンとブラチスラバってすごい近いんですよ。ウィーンはオーストリアの端っこで、ブラチスラバはスロバキアの端っこ。車で1時間くらいなんです。心を洗浄しに来ました」(hf) 洗ってますね。この教会は地域一番店?「シュテファン大聖堂です。世界遺産です」(hf) 失礼しました。

6月16日——これが例のケーキ

「ウィーンに行ったらいつもなんとなく食べるんです」(hf) そもそもよく行くんですか?「しょっちゅう行ってます。綺麗な街だから」(hf) ちなみにこれは「カフェザッハ」のザッハトルテ。ザッハトルテの名前の由来となったカフェであり、ザッハトルテの元祖。「デメル」は本家といったところでしょうかね。

6月16日——テクノロジーがすべてを台無しにしている

「巨大モニター絶対いらない、でしょう」(hf) そう思います。絶対。

6月16日——ビーナスフォート

「書割w」(hf) 綺麗すぎて書き割り感出ちゃったパターンですね。これで何時くらいなんですか? 「22時くらいかな」(hf)

6月16日——ご飯も美味しい


「パークハイアットの中ではウィーンが一番いいと思うんです」(hf) クラシックな建物ですね。「銀行の跡地を改装したようです。すごい綺麗ですよ」(hf) 1900年初頭の元銀行の建物を利用した贅沢さと優雅さが融合したホテルだそうです。そしてミューズリー。「美味しかったです」(hf)

6月16日——おとぎの国

「チェスキー・クルムロフ。プラハからちょっと南に行ったところにある街なんです。街全部が世界遺産になっている」(hf) ちっちゃそうですね。「川に囲まれたちっちゃい街なんです。ディズニーランドみたい」(hf)

「古いバイカー集団がいました」(hf)

「岩と緑と建造物。どうなってんだろうなって。石から建物が生えている」(hf) 岩、木、建物、できた順番を述べよって感じですね。お城だそうです。

6月17日——ただいまプラハ


「プラハは街としてはいちばんいいですよ、美しいところ」(hf) モルダウ川にかかるカレル橋。映画でもよく使われたりする名所ですね。「そこで演奏していたハンドラムっていうスイスの楽器です」(hf) 半分のハン? 「半沢直樹の半かな」(hf) 正解はハングドラムでした。

「橋の上でのぞいて見たら、この人、手切られてるんです」(hf) 恐怖教育ですね。「なんかお盆の時にお寺で見せたりする地獄絵巻みたいでしょう。見たことありません?」(hf) そういうのを1年中見せているわけですね、ここでは。

6月17日——スラビア歴史喫茶


「カフェ スラヴィア。プラハにあります。古い、共産主義が色濃く残るカフェです」(hf) ケーキばっかですけど、夜ご飯ですか、これ?「プラハの夜です」(hf) 夜スイーツ。

6月17日——プラハのミューズリーはホットミルクで

「『カフェ ルーブル』。プラハにある、有名なカフェなんですけど、ホットミルクでした。単なるコーンフレークスみたいなものをここではミューズリーとしているのかもしれない」(hf) お腹に優しそうですね。「美味しかったです」(hf)

6月17日——プラハ駅

世界の東京駅シリーズ。「ずっとこの感じで残りますように」(hf) みんなの願い。

6月17日——しなごうぐ

「プラハのシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)は色とりどり」(hf) 宗教と色彩。

6月17日——地下鉄の影が綺麗すぎる

「地下鉄の駅、すごくないですか?」(hf) タイルとロゴのセレクトが半端ないですね。「ここで撮影したい。駅によって色が違うんですよ。ナイキっぽい」(hf)。あー。っぽいです。「ロシアのデザインとか建築ってこういう感じあるじゃないですか。共産主義建築」(hf) しかも洗練されてる。「初めて見たからびっくりしました。知らなかった」(hf)

6月17日——街すべてが




「テレジンの街そのものが収容所だったんです。チェコのユダヤ人は一度ここに収容されて、ここからアウシュヴィッツに連れて行かれた。ここでもいっぱい殺されたみたいだけど、国際赤十字が来た時用にオーケストラとか少年少女合唱団とか作っていて、ユダヤ人の扱いも一応ちゃんとしてますよっていうプロパガンダが行われていたという」(hf) 隠しきれるわけがないのに。「今は普通に住んでいる人もいて、お店もあったりするんですが、別の意味で不穏な構えだったので、写真撮ってみました。街全部が博物館みたいになっている、元強制収容所です」(hf)

6月17日——ドアの大きさ

「どうやって開けるんだろうっていうくらい大きい」(hf) まず、ものすごく大きい人を探すところから始まるんじゃないでしょうか。

6月18日——シュツットガルト? シュトゥットガルト?

「シュトゥットガルトが正解だそうです」(hf) なんでここに?「ポルシェとかベンツとか、車の街。AMGの友達に何やってるかなあと思って連絡したら会社にいるって。久しぶりに会ったら偉くなってた」(hf) 大物の友達は大物だ、の法則。

6月18日——はろーバーゼル


「フォンデュ王国」(hf) 味の王道巡りしてますね。「美味しかったです。日本のフォンデュと向こうのフォンデュ、全然違いますよね。日本ってなんかいっぱい種類ないですか?」(hf) チーズがうまい、とかじゃなくて刺すアイテムの方?「野菜あったりして。スイスはパンだけ。それがいい」(hf)

6月19日——さて、本物ミューズリー。うん、美味しい

「ミューズリー、美味しかったです。本場の」(hf) Grand Hotel les trois rois?「英語読みすると『スリーキングスホテル』っていうんですけど、あの、ナポレオンも泊まったと言われている、昔からあるすごくいいホテルで大好き。レストランも美味しい」(hf) ガイドブックだと、昔→1681年、すごくいい→ヨーロッパでも最高級、ということになります。

6月19日——ほうれん草

「博物館の隣にあるレストラン。ここも有名。バーゼルの街は小さいのでいつも行くところ決まっちゃう」(hf) Kunsthalle Baselだそうです。

6月19日——Vitra Museum



「ヴィトラ・デザイン・ミュージアムです」(hf) すこぶるお天気いいですね。「たまたまクラブのナイトフィーバーという展覧会やってて」(hf) そこに藤原ヒロシ来館、主催者もびっくりしそうな偶然ですね。面白かったでしょう。「時代的にちょっと被ってて、ちょっとくらい知ってるんで、面白かったです」(hf) ちょっとというよりも、ど真ん中にいた、という感じですけどね。

6月23日——CY in the house

サイ・トゥオンブリーでインマイハウスですね。「これね、サイ・トゥオンブリーの晩年に一緒にいて作品を撮影したカメラマンの人の作品なんです」(hf) 注目の人、作品だそうです。ヒロシさんの記憶がいまいち曖昧なので、どなたか詳細求む。
cy twombly by francois halard
FRANCOIS HALARD

6月24日——tiny punks

懐かしいっていうか、ナイスガイなお二人。いい笑顔ですね。「たまにはご飯でも、って」(hf) たまに?「年に2回くらいかな。大人になって年2回って結構な頻度でしょう」(hf) ある時期、毎日一緒レベルでしたものね。

6月24日——東京綺麗

「夕焼けが綺麗でした。インスタってこういう日はこういう写真だらけになりません? みんな、なんだかんだいろんなもの好きだけど、絶対感動するもののひとつに夕焼けがある」(hf) インスタあるある。

6月24日——17位



「久しぶりに傳に行きました。前菜のフォアグラの最中とサラダです」(hf) 「世界のベストレストラン50」で17位の、意表を突く美食。「傳タッキーっていうのがあって、初めて訪れた人の写真を切り抜いて(パッケージに)貼ってたりするんです。僕の時も、僕の写真が貼ってありました。これは青山『ミモザ』の南俊郎君と行ったときのもの」(hf) さすが。芸が細かい。

6月25日——こんなにそばにミューズリー。美味しい

@六本木グランドハイアットのフレンチキッチン!「朝じゃなかったんですけど、お願いしたら、『できまーす』って」(hf) 今度は、HFバージョン作ってもらいましょう。

6月27日——人間ドック明けの食事



「こういうのなんでもありなんですね。最近のコラボ感がすごい」(hf) ちゃんと食らいついてってるのもすごい。「ナイスなおつまみミドル、脳天ゆさぶる、アーモンド食感。このコピー……」(hf) 駄菓子ポエム。誰が考えるんですかね。「なんとか総研じゃない?」(hf)

6月29日——丁寧な仕事

新規購入のコンセプチュアルアートですか?「ミラノに行くときサンプルをいっぱい持っていかなきゃいけなくて、でっかい紙袋に入れて行ったんです。そしたらANAの人がご丁寧にこうしてくれました」(hf)

6月29日——部屋番号が誕生日

「ミラノのマンダリンですね。なんか嬉しい。心遣いだったのかな。誰の心遣いだったんだろう」(hf) 神様かもしれませんよ。2月7日。みなさん覚えましたね。

6月29日——gray is the new black

「ロベルタっていう有名なスタイリストの人と一緒に仕事しました。たまたま二人とも全身グレーで同じようなコーディネートだったのが面白くて」(hf) このフレーズ、いただきました! 

6月30日——新しい街


「ミラノにニュータウンみたいなところがあるんです。こういう近代建築がいっぱいまとまっているところ。わりと面白い」(hf) 新しいとなると、とことん新しい感じにします、ミラノ。

6月30日——@kevinmaと薔薇

「そこの近くにあるレストランPETIT。ミラノに来てたケヴィン・マと。『ハイプビースト』のCEO です」(hf)(INSTANT FLOW#9 5月21日参照) 箱根にランチを一緒に食べに行った方ですね。

profile

藤原ヒロシ|Hiroshi Fujiwara
1964年三重県生まれ。DJ、音楽プロデューサー、ファッションクリエイター。英米で触れたクラブ文化を80年代の日本に持ち込むなど、音楽とファッションの両軸で日本のストリートカルチャーを牽引。現在、デジタルメディア「Ring of Colour」を運営する。京都精華大学ポピュラーカルチャー学部客員教授。

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