COLLAGEN DEVELOPMENT

"コラーゲン"でつながった、 世界的フィルムメーカーと美容ベンチャー

コラーゲンはアンチエイジングの永遠の鍵。いかなる新成分が発見されようとも、肌のハリ、弾力、うるおいのすべてに関わるコラーゲンは、間違いなく美肌の源である。 “世界一”のコラーゲンドリンクをつくりたいベンチャー企業MTGと、世界のリーディングカンパニー富士フイルム。二社の共同開発によって誕生した、今までにないコラーゲンドリンクの誕生秘話を、開発担当者の話を交えて公開。読めば美肌への道が拓ける、女性必見のテーマです。

TEXT BY Naho Sasaki

創業20年ベンチャーのMTGとは?

MTGという社名を知らずとも、「ReFa(リファ)」や「SIXPAD(シックスパッド)」といった美容健康機器を目にしたことのある人は多いだろう。1996年、名古屋を本社に創業。世界で初めて、あのマドンナを口説きおとして共同開発したコスメ「MDNA SKIN」の展開や、クリスティアーノ・ロナウドのCM起用など、世界的にも注目されつつあるベンチャー企業だ。そのMTG社がコラーゲンドリンクを発売することになった。「最高峰」「世界一」「唯一無二」にこだわる社風ゆえ、作るからにはほかと横並びでは許されるはずもない。社長からの命はシンプルだった。「世界一、効果の出るコラーゲンドリンクを作ること」。そこでタッグを組んだのが、富士フイルムである。

こちらがコラーゲンの塊。透明感が高いのはピュアな証だ。

なぜ富士フイルムがコラーゲンと組んだのか?

なぜMTGが富士フイルムなのか? 一般にはあまり知られていないが、富士フイルムは世界のコラーゲン研究をリードするトップカンパニー。ネガフィルムの裏側の感光面の原料にはコラーゲンが使用されているため、創業当時から写真の品質向上のために当社はコラーゲン技術を追求してきた。近年写真のデジタル化が進み、フィルム技術のみならず、医薬品や化粧品など様々な用途でのコラーゲン活用へと、積極的に研究を広げて成功している。

今回、初めて他社のために美容製品の開発をすることになった富士フイルム。かたや世界的フィルムメーカー、かたや創業20年のベンチャー。意外な組み合わせは、どんな化学反応を生み出したのだろう?

お話を訊いた、富士フイルムの医薬品ヘルスケア研究所・研究マネージャーの植田文教氏。数多くのサプリメント開発に携わり、ヒット商品を生み出す。もともとは生粋のフィルム畑の研究員。

異業種・異文化が生み出した化学反応

MTG社との共同開発を担当した、富士フイルムの植田文教研究員は語る。

「MTGの方々はバイタリティと情熱がすごかったですね(笑)。弊社は立ち止まってじっくり考えていく風土がありますが、MTGさんはどんどんアイディアを出して進んでいく。その違いは正直感じました。だからこそ、弊社にとってはチャレンジングな取り組みも多く、ポジティブな研究につながったのではないかと思います。こうして弊社のコラーゲン技術に注目していただいたことで、フィルムカンパニーとしての歴史を振り返るいいきっかけにもなりました」

とはいえ、富士フイルムもまた、新しいライフスタイルを生み出し、新しい価値を生み出してきたイノベーティブな会社。ある世代以上なら誰もが知る「写ルンです」は、”レンズ付フィルム“という斬新さで大ヒットを博した。これも実は、顧客であるカメラメーカーからの反発がないように編み出した、いわば苦肉の策だったとか。

「当時、フィルムにレンズを付けるというのは、社内もあっと驚くようなチャレンジングな発想でした。富士フイルムという会社自体に、世界初、日本初といった技術や製品が多く、研究員が何か新しいものをつくりだそう、研究しようというDNAが生き継がれています。そういった歴史をもつ弊社の研究チームが、MTGさんのバイタリティやスピーディな意思決定によって、力をどんどん引き出していただいたのではないでしょうか」(植田さん)

開発1年で完成した“世界一”(!?)のコラーゲンドリンク

MTGと富士フイルムとの研究期間は1年ちょっと。美容商材の研究期間としては、決して長くはない。これも富士フイルムの圧倒的なコラーゲン技術と、MTGのスピード感ゆえだろう。

MTG社の要望をくみ取り、富士フイルムの研究チームがいき着いたのが「高純度・低分子・高濃度」の高品質なコラーゲンを配合すること。

「ひと口に高品質なコラーゲンといっても、結局はどこまでこだわるのか、どこまで突き詰めていくのか、ということが問題です。富士フイルムは、妥協のない研究姿勢でイノベーティブなものづくりを行ってきた会社だと自負しています。コラーゲンドリンクの開発にあたって、原材料はもちろん、抽出技術にとにかくこだわりました。不純物が極めて少なく、濃縮しても苦味や臭いが気にならない“一番搾りコラーゲン”を採用したのです」(植田さん)。

オリーブオイルのエクストラバージンと同じように、コラーゲン生成にも一番搾り、二番搾り…というのがある。二番、三番……と抽出を重ねるにつれ不純物が増えていき、臭みや苦みがでて不味くなる。つまり、低品質であると少量でも不味くて飲めたものではないので、糖類など口当たりのいい原料を多く加えて“薄める”しかないのだ。

「<リファ コラーゲン エンリッチ>はボトルのほぼ半量がコラーゲンという高濃度配合です。これは、ピュアな一番搾りのコラーゲンだからできたこと。1日の理想摂取量5000mgのコラーゲンが、たった大さじ1杯で摂取できます。今まで効果を実感することができなかった人にこそ、試していただきたいですね」と、植田さんも自信をみせる。飲みやすさも抜群だ。

黄金色の液体は、コラーゲンがたっぷり入っている証。〈リファ コラーゲン エンリッチ〉はボトルの半分以上がピュアコラーゲンという高濃度!

そもそもコラーゲンドリンクって効くの?

コラーゲン研究の先端を走っている富士フイルム。せっかくなので、美肌以外のコラーゲンの可能性についても植田さんにお話いただいた。「最近では、コラーゲンは細胞接着性がよいという性質から、再生医療への応用や細胞工学への研究も広がりつつあります。弊社はヒト型のコラーゲンの培養にも成功しており、安定性が高いので写真フィルムの開発に用いられています」

富士フイルムとMTGだから実現した、今回のコラーゲンドリンク。数日でコラーゲンの効果を実感することができ、肌がキレイになっていくと8月の発売から評判も上々だ。

最後に、コラーゲンドリンクって本当に肌にいいの?という疑問をもつ方へ朗報を。コラーゲン摂取による美肌メカニズムについては、2005年の論文発表で大きなターニングポイントを迎え、そのメカニズムは少しずつ明らかになってきている。

かつての栄養学的知見では、体内にとりこまれたコラーゲンペプチドはアミノ酸に分解されて吸収されるだけ、つまり肌のコラーゲン生成にはつながらない、とされていたが、その後の研究により摂取したコラーゲンペプチドはペプチド体として血中に長くとどまり、線維芽細胞に働きかけるということがわかってきた。つまり、コラーゲン産生を促進する作用があるということだ。

さっそく高濃度コラーゲンを試してみたい、という方は表参道ヒルズの「ReFa BOUTIQUE OMOTESANDO」で体験も可能。コラーゲンの実力を試しに訪れよう。
 
ReFa BOUTIQUE OMOTESANDO

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ReFa BOUTIQUE OMOTESANDO 
富士フイルムとの共同開発で生まれた、〈リファ コラーゲンエンリッチ〉。毎日続けやすいボトルタイプに、約160,000mgのコラーゲンをイン。約30日分。480ml 税抜¥8,800(税込¥9,504)

ReFa BOUTIQUE OMOTESANDO 
9月15日に表参道ヒルズ本館B2Fにオープンした、「ReFa」初の体験型ショップ「ReFa BOUTIQUE OMOTESANDO」。ReFaのすべての商品が体感でき、おなじみの美容ローラーはもちろん<リファ コラーゲンエンリッチ>をテイスティングできるコラーゲンドリンクバーも設置。