ランチやカフェタイムでは、オーダー時につい定番をオーダーしがち。でも、こんなアレンジを知っていれば、もっと美味しく楽しく味わえるはず。ここでは、各店スタッフがお気に入りのお薦め“カスタマイズ”をワーカーの皆さんに伝授します。
EDIT BY TM EVOLUTION.INC
❶ その日の気分とお腹の具合に合わせて、辛さと具材を自在にリクエスト!——タコリッコ
「グリルチキンタコス2ピース」¥700に、ワカモレ(アボガドソース)¥150(左)、ハラペーニョ¥150(右)をトッピング。いつもの味わいからグーンと味の奥行きが広がって、新たな発見!
ハラペーニョはメキシコから直接買い付けたものを、シェフが唐辛子を効かせてマリネ。スッキリとした爽やかさの中に、パンチのある辛味が効いている。
「ブリトー カーニタス(ポーク)レギュラー」¥1,150のライムライスを抜いて、レタスにチェンジ。通常はレタス30gのレシピに対して、90gへと増量され、さらにヘルシーなメニューに。しかもこのカスタマイズでは価格据え置き。
ライスの代わりに、追いレタス! 「お米は食べなくてもいいけど、サラダボウルではもの足りない」という時にぴったりのカスタマイズ方法だ。
『タコリッコ』の辛さは、4段階設定。しかもこの4つは、使用する唐辛子の種類が異なるため、辛さのみならず、味わいや香りも異なってくる。「異なる辛さを半分ずつ!」なんていう、わがままリクエストも、常連はスマートにやってのける。
「エリンギマッシュルームステーキ&アボガド」¥1,300に、エクストラミート(グリルチキン)¥150をトッピング。ヴィーガンメニューにチキンをプラスする禁断のカスタマイズも、まったくOK。
ヴィーガンメニューに、敢えてミートを加えることで、「野菜をたくさん食べたいけれども、肉も諦められない」という欲張りな願望を叶えてくれる。
メキシカンはカスタマイズの宝庫である。特に『タコリッコ』のトッピングはNGの組み合わせがまったくナシ! 全てのメニューで美味しくなること請け合いだ。ベースとなるソースは作り置きせず、一日に複数回、同じソースを作り直す。特にワカモレは、完熟のアボカドを使用。ライム、トマト、パクチーなどを加え、店の厨房で手作りして、できたてを用意している。
辛さはノーチャージで4段階のリクエストが可能だ。辛さ1はサルサベルデ(辛味を抑えたメキシコのソース)でシンプルな味つけ。辛さ2になると、チポトレという、ハラペーニョを燻製させた唐辛子のソースを使用する。辛さはそこまで強くはなく、スモーキーな香りを楽しみたい方にお薦めだ。辛さ3は、唐辛子アルボールを使用。オーブンで焼き、ナッツのような香ばしさを引き出した上で、焼き野菜を混ぜ、旨味をのせているのだ。辛さ4はデビル唐辛子をベースに、ハバネロをプラス。辛さ3に比べて飛躍的に辛味が強くなり、ガツンとした辛さを味わいたい人向けとなっている。
またこちらでは、トッピングが同じ価格のアイテムを無料でチェンジ可能。例えば、ライスの代わりにレタスを追加するカスタマイズに、追加料金はかからない。もちろんトッピング料を支払えば、カスタマイズは無限大だ。そして迷った時には、スタッフに相談してしまうのが早い。スタッフはまかないで、店の味を知り尽くしている。「もう少しボリュームを出したいけど、ラージサイズほどじゃない……」といった要望にも、「エクストラミートでお肉の量を増やしませんか?」など、その時の気持ちを組んだカスタマイズ案を提案してくれるはずだ。
タコリッコ住所=東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー 1F 電話=03-6452-9335 営業時間=11:00〜15:00 定休日=日・祝 ※各種電子マネー、交通系IC、各種クレジットカード利用可 ※アークヒルズ店でも同様のカスタマイズが可能
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
PHOTO BY TAKUYA SUZUKI
❷ 「ヘルシー」さでは他の追随を許さない! アプリで思う存分カスタマイズを楽しむ——TOKYO MIX CURRY
「チキン塩麹・卵(カレールーなし)」店内¥880、テイクアウト¥864。カレー専門店なのに、まさかの“ルー抜き”。塩麹にしっかり漬けた鶏もも肉を香ばしく焼いたトッピングをおかず替わりに。「チキン塩麹焼」はトッピングひとつ単位で¥200。写真はそれを3倍にしたもの。スパイス煮卵をさらに追加で、高タンパクな一品に。トレーニング中の方にもお薦めだ。
期間限定で提供されていた「チキン塩麹焼」。あまりの人気で2月19日から通常メニューに仲間入り。塩麴の旨みがたっぷり味わえる。ジューシーな食感の鶏もも肉がより柔らかに。
「ロカボ」店内¥935、テイクアウト¥918。トマトチキンカレーの辛さは普通で、ライスの代わりにコールスロー(写真は200g/トッピング4倍分)をチョイス。ダイエット中の糖質オフメニュー。豊富なトッピングを組み合わせて、栄養バランスの良い満足感たっぷりの一品に。
カレーのトッピングの数々。右下から時計回りにオクラ生姜、スパイス煮卵、レモンアチャル、コールスロー、にんじんラペ(1人前各¥50)。苦みと酸味が大人の味わいを醸し出すレモンアチャルは、味変にぴったり。
「お野菜」店内¥825、テイクアウト¥810。野菜好きにお薦めの一品。カレーとライスは辛さも量も普通にして、トッピングでカスタマイズ。写真は、トッピング人気第1位のオクラ生姜をたっぷり3倍に。程良い粘りとピリッとした生姜の風味が食欲をそそる。人気のコールスローは、しゃきっとした食感がたまらない。さっぱりとした風味と食感のにんじんラペは、レーズンの甘さがカレーの味を一層引き立てる。。
辛みを調整できるトッピング「クラッシュドチリ」1袋¥16。4袋までどのメニューにも追加可能。もっと刺激が欲しいという方は、是非お試しあれ!
「自分の好きなカレー」をカスタマイズで注文でき、待ち時間なく受け取りができる『TOKYO MIX CURRY』。ここ、アークヒルズ店も連日、近隣のオフィスワーカーで賑わっている。専用アプリをダウンロードしたら、操作はいたって簡単。カレーの種類や辛さ、ルーとライスの量、そしてトッピングを選択するだけ。自分好みのカレーをレジで吟味するには、周りの目が気になったり、時間をかけてはいけないと焦るもの――。アプリなら、思う存分カスタマイズを楽しめるから安心だ。
カスタマイズ=『TOKYO MIX CURRY』と言っても過言ではないが、特徴的なのが“ヘルシーさ”だ。カロリーが高いイメージのカレーも、ここなら毎日食べても罪悪感を持たないかもしれない。ルーは小麦粉不使用で、トマトとタマネギをベースに塩や油も極力抑えて調理。ライスは麦飯をブレンドした白米を使用しているが、これをコールスローに変換して「米なしロカボ」にすれば、美味しいままカロリーオフができる。逆に食べてもいい日は、ライスの量をアップ。100g単位での調整ができ、最近要望の多かった 150gの選択肢も増えた。また、野菜を中心としたトッピングの豊富さも魅力で、あれこれ追加して栄養バランスの調整が可能。そして究極的なのが、“カレー専門店でカレールーがない”挑戦的なメニュー。2月19日から新登場した「塩麴チキンライス」は、「チキン塩麴焼き」をおかずに、ライスなどを食べるという趣向だ。
どのトッピングも味付けにこだわったものばかりで、オーダーの可能性を広げてくれる。その日の気分や体調に合わせて、あるいはトレーニングやダイエット中に、自分にぴったりのカスタマイズが見つけられるはず。ちなみに、どのカレーも注文したらカロリー計算をしてくれる。『TOKYO MIX CURRY』は、何から何まで“ヘルシー”なのだ。
TOKYO MIX CURRY住所=東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル 3F 電話=080-2085-1486 営業時間=11:30~20:00(L.O.19:25) 定休日=土・日・祝 ※各種電子マネー、交通系IC、各種クレジットカード利用可 ※営業時間などの最新情報はアプリでご確認ください
TEXT BY HANAKO ASAKURA
PHOTO BY FUMIAKI ISHIWATA(NDPP.)
❸ カスタマイズの可能性は無限大! ティーの楽園で楽しむ新感覚ドリンク——スターバックスコーヒー 六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ店
「ストロベリー&パッションティー(ICE)」¥630に、ホワイトモカシロップを追加したピンク色がキュートな見た目にも楽しめるドリンク。ベースはハイビスカスなどをブレンドした酸味のあるパッションティー。そこにドライストロベリーの果肉が入ったティーとシロップを加えることで、果肉の食感と程良い甘みが病みつきに。
「ストロベリー&パッションティー(ICE)」に、「ホワイトモカシロップ」¥55を加えてシェイク。「ホワイトモカシロップ」は、甘いもの好きな方だけでなく、酸味を抑えて甘みを感じさせるカスタマイズで人気のアイテム。
「アール グレイ クラシック ティー ラテ(HOT)」¥590のミルクをソイミルクに変更し、ホイップクリームをトッピング。アールグレイとソイミルクの相乗効果がアーモンドのような風味を醸し出している。トッピングしたホイップクリームによりソイミルクの風味が一層増し、優しい口当たりに。
「ホイップクリーム」¥55。どの商品にも追加可能なトッピングで大人気のアイテム。ソイミルクへの変更は、プラス¥55。まずは試してみたいカスタマイズメニューだ。
「ゆず&シトラス ラベンダーセージティーフラペチーノ® ノンカフェイン」¥680にストロベリー果肉とバニラアイスをトッピング。自分へのご褒美に、フルーツもたくさん使用したフラペチーノ®。シトラスラベンダーセージティーがベース。多めの果肉感とほのかな酸味と甘味があり、食感も味わいも楽しめるドリンクだ。
果肉を追加することで、風味だけでなく食感も楽しめる。特に酸味のあるティーにプラスすると、よりスッキリした味わいに。「ストロベリー果肉」¥110。「バニラアイスクリーム」¥110。
こだわりのコーヒーが人気の『スターバックス』だが、オリジナルのティーブランド『TEAVANA™』を展開するなど、ティーにも力を入れている。六本木ヒルズにある『スターバックスコーヒー 六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ店 』もティービバレッジに特化した商品をラインナップする店舗のひとつだ。『TEAVANA™』とは「HEAVEN OF TEA(ティーの楽園)」を意味し、厳選された上質な茶葉と、ボタニカルな素材を使用したメニューが特徴。多彩な茶葉と華やかなフルーツを組み合わせた爽やかなドリンク、抹茶やほうじ茶に和三盆を合わせたフラペチーノ®、ラテなど、色鮮やかで香り豊かな新感覚のティーが楽しめる。オリジナルはもちろん、豊富なカスタマイズができると、ティー好きに大人気となっている。
ティーというとストレートにレモン、ミルクやシロップの追加などが王道。でも、『スターバックス』はひと味違う。とにかく選択肢の幅が広く、茶葉の種類だけではなく、ミルクの代替品、シロップの種類など、可能性は無限大だ。中でも簡単に取り入れられて人気なのが、ミルクをソイミルクにチェンジする方法。ソイミルクは『スターバックス』オリジナルで、コーヒーやティーに合うように作られているので、軽やかな口当たりでファンが多いとか。そして、もっと手軽に楽しめるのが、シロップの追加。レギュラーの『スターバックス』と同様、様々なフレーバーが揃っているのは当然だが、フルーツ果肉系など、『スターバックス ティー & カフェ』オリジナルもある。また、バニラアイスクリームやホイップクリームなどトッピングも多数用意。少しでも、ガッツリでも、その日の気分に合わせてカスタマイズを楽しんでほしい。
とはいえ、こんなに選択肢があると悩んで遠慮してしまうかもしれないが、自分好みを見つけるまではとにかくトライを! また、お店のパートナーに相談するのも一手だ。好みのイメージを伝えれば、きっと優しくアドバイスしてくれるはず。そして、ゆっくり選びたい方にはモバイルオーダーがお薦め。カスタマイズメニューも揃っているので、どんな味がするのか想像しながらオーダーするのも楽しそうだ。『スターバックス』が発信する、この新しい世界観を、是非一度味わってほしい。
スターバックスコーヒー 六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ店住所=東京都港区六本木6-4-1 六本木ヒルズ メトロハット/ハリウッドプラザ B1F 電話=03-3403-7716 営業時間=7:00~22:30 定休日=不定休 ※各種電子マネー、交通系IC、各種クレジットカード利用可
TEXT BY HANAKO ASAKURA
PHOTO BY HIDEHIRO YAMADA
※ 2024年3月現在の情報となります。
※ 表示価格は全て税込価格です。
#カスタマイズメニュー#ランチ
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