旅に出たいな、今すぐに。そんな気分の時には、バーの扉を開けてみよう。きらめくグラス、心地よい音楽、気の利いたバーテンダー、好みの美酒……大人の贅沢が凝縮された非日常な場所。ほんの数時間過ごすだけで、ショートトリップしたかのようにリフレッシュできる六本木ヒルズのバー4選。
PHOTO BY AYUMU MUNENO
EDIT & TEXT BY RCKT/ROCKET COMPANY*
❶ バカラならではの煌めきに満ちた空間 —— B bar Roppongi
透明度の極めて高いバカラのグラスは、ドリンクを注いだ時の美しさもこの上ない。こちらはバカラのクリスタルビジューをイメージしたカクテル。爽やかなブルーのリキュールとグラスの澄み渡った輝きが一体となり、まるで宝石のよう。ジェイド・ペーシュ¥2,800 ※チャージ別(ビー バー ロッポンギ/六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り 1F )
バカラのクリスタルでできた豪華なシャンデリア。中央に配したカラークリスタルは赤のオクトゴン(八角形)。バカラのシンボルとして知られ、シャンデリアには必ず付けられているモチーフ。
バカラのシンボルカラー“バカラレッド”のソファ。深みのあるこの赤は、クリスタルに純金を加え高温で熱することで生まれた特別な色で、バカラのシンボルカラーとしても有名。
1764年の創設以来、世界中の王侯貴族たちにも愛用されてきたクリスタルブランド〈バカラ〉。そのクリスタルのきらめきと厳選したお酒やシガーが楽しめる、国内に3軒しかないバカラ直営バーのひとつが、ここ〈B bar Roppongi〉。ドリンクはオーダーメイドさながら、バーテンダーがゲストのその日の気分や好みを聞いてグラスから提案。もちろんすべてバカラグラスで、希少なグラスを含む様々なデザインが並ぶ。さらに、グラスだけでなく、インテリアの随所にも洗練されたこだわりが。究極の輝きと称されるバカラのシャンデリアやバカラレッドのソファ、そしてグラスをドラマチックに照らす計算尽くされた照明。それらすべてが見事に合わさったラグジュアリーな空間で、時代を超えた輝きに浸れる。
❷ ジャズの生演奏が流れる大人のバーラウンジ ― MADURO
巨大なガス灯に照らされたバーカウンターに映えるのは、人気のシグネチャーカクテル「モヒート」。ミントの爽やかな爽快感とラムに含まれるさとうきびのコクが魅力。モヒート¥2,200〜 ※サービス料別(マデュロ/グランド ハイアット 東京 4F )
時間帯によりライブミュージックが楽しめるのもマデュロの魅力。ライブセットの正面にはソファ席が用意され、お酒やシガーをお供にゆったりと堪能できる。※ミュージック カバー チャージあり(¥2,200)
国内では珍しい巨大なガスランプ。優しいオレンジ色の炎のゆらめきは日頃の由無し事を忘れさせてくれそう。
シガー愛好家にはこちらも人気。取り扱うシガーはすべて、力強い香りと奥深い味わいが特徴のキューバシガー。ペアリングのウイスキーは、入手困難となった日本の銘柄やスコッチウイスキーなど、希少な一点物からスタンダードまで揃う。シガーペアリング 時価 ※サービス料別(マデュロ/グランド ハイアット 東京 4F )
〈グランド ハイアット 東京〉内にある〈マデュロ〉は、国内有数のジャズラウンジを備えたバーラウンジ。ホテルならではの広々とした空間の中、ピアノ、ドラム、シンガーなど本格的なバンドセットでプロのミュージシャンの生演奏が聴ける。まるで海外にいるかのような錯覚に陥る重厚感がありながら居心地の良い内装は、ニューヨークを拠点に活躍する世界的インテリアデザイナー トニー・チー氏の監修によるもの。炎ゆらめく巨大なガス灯や手彫りのガラスのパーティションなど、ダイナミックなスケール感と緻密な技巧は圧巻だ。ジャズに合うお酒といえばウイスキー&シガーが定番だが、生のミントをたっぷり使用したシグネチャーカクテル「モヒート」をはじめ各種カクテル、ヴィンテージもののワインなども充実。一日3組限定のボックス席では、ジャズの音色に耳を傾けながらスペシャルなディナーコースも楽しめる。
❸ 最新のサウンドシステムを備える都会のバー —— TUSK
最先端のサウンドシステムとDJスペースを完備。夕方はダウンテンポなラウンジミュージック、夜はアップビートなダンスやエレクトリックミュージックなど、時間帯に合わせて様々なジャンルの音楽が流れる。
TUSKオリジナルのレシピで作った、マティーニやサイドカーなど人気のクラシックカクテル。いずれも日本の一般的なサイズよりもハイボリュームで、たっぷりと味わえる。左から時計回りにマルガリータ、マティーニ、サイドカー、エックスワイジー、コスモボリタン各¥1,650(タスク/六本木ヒルズ ウェストウォーク1F )
全88席の広々とした店内には、10メートルのロングカウンターと、奥には音楽や飲食業界とのコラボレーションも多数手がけるアーティスト小澤雅志の大型絵画が迎える。
仕事終わりやディナー前にちょっと一杯楽しみたい時など、気軽に立ち寄れる都会のオアシス的存在〈TUSK〉。全席喫煙可、六本木通りからすぐのアクセスの良さと席数の多さも相まって、近隣のオフィスワーカーにも重宝されているという。店内に一歩入ると、そこはセントラルニューヨークやロンドン、シドニーなど海外の大都市のバーを思わせるシックで洗練された空間。10メートルの迫力のロングカウンターと、最先端のサウンドシステムから流れるミュージックが、さらなる非日常へと誘う。ドリンクは人気のカクテルやビール、世界各国から仕入れた希少なウォッカやジン、厳選したワインセレクションのほか、お酒と相性の良いフードも充実。店内の一角にはDJブースも完備し、毎週金曜夜のDJタイムには、最新のダンスチューンがチャージフリーで楽しめる。
❹ 本やアートに囲まれた新感覚のカフェ&バー ——六本木 蔦屋書店 The Lounge
画家アレクシス・ジーン・フルニエの絵画『After Rain』をイメージしたアートカクテル。美しい絵画の風景を彷彿させる、ハーブとキュウリの爽やかなコンビネーション。「you know how green I am」¥2,070(六本木 蔦屋書店/六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り2F )
店内の本棚には、レアな海外のアート系の雑誌や書籍が充実。さすが蔦屋書店の選書、と通をうらなせるラインナップだ。
壁のアート作品は定期的に入れ替わる。ギャラリーを擁し本だけでなくアート作品も取り扱う蔦屋書店らしく、旬なアーティストを取り上げている。ゆったりくつろげるソファ席に飾られたこちらの作品は、海外でも注目されるアーティスト天野タケルのペインティング。
本やアートに囲まれた空間でゆったりお酒を飲みながら、日常から意識を解放したい。そんな人におすすめなのが〈The Lounge〉。けやき坂の交差点に面したガラス張りの開放的な〈六本木 蔦屋書店〉の2階にある、本とお酒が楽しめるユニークなカフェ&バーラウンジだ。ここでは蔦屋書店の本も自由に持ち込める上、店内の本棚にも、想像力や好奇心をくすぐる写真集やアートブックがぎっしり。ドリンクはカクテルからコーヒーまで豊富に揃うが、中でも独創的なのがアートカクテル。2017年に「World’s Best Sommeliers(世界のソムリエ50)」に選出されたソムリエの梁世柱(ヤンセジュ)氏が、絵画もモチーフにレシピを考案したもので、クロード・モネ、ポール・ゴーギャン、葛飾北斎など、名だたる芸術家の作品をイメージしたカクテルは、常時9種類ラインナップ。美しいビジュアルに加え、「どんな味だろう?」と好奇心をくすぐられるユニークなカクテルだ。
MADURO|マデュロ 住所 東京都港区六本木6-10-3 グランド ハイアット 東京 4F 電話 03-4333-8783(直通)
TUSK|タスク 住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウェストウォーク1F 電話 03-3478-9991
※ 2022年6月現在の情報となります。 ※ 表示価格は全て税込価格です。 ※ 店舗により臨時休業や営業時間を変更させていただく場合がございます。詳細は「六本木ヒルズの営業状況について 」をご確認ください。
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