桜の開花も聞こえ始め、外でお弁当をいただくのも楽しい季節になってきました。仲間同士でも、もちろんひとりでも。見た目も綺麗で美味しい、そして少し豪華な和食弁当をご紹介します。ハリウッドプラザ地下で選んで、楽しい“お外ランチタイム”を。
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
PHOTO BY CHISATO NOGUCHI (NDPP.)
EDIT BY TM EVOLUTION.INC
❶ 【小割烹 おはし】——炊きたてご飯を敷き詰めた、“旨い!”と唸る和食弁当
店名の「小割烹」(コカッポウと読む)とは、気軽に楽しめる割烹料理店のこと。京都のおばんざいレシピをベースに、様々な和食を提供しているのが、この店の特色だ。セントラルキッチンではなく、料理人が丁寧に作っているおかず料理は、やはり手作りでしか出せない旨みがある。
そして、その『小割烹おはし』のお弁当は、店内で出している定食と同じもの。当初はランチ向けに用意していたが、コロナ禍のテイクアウトニーズの高まりから、今では夜時間帯でも弁当の注文を受け付けていたり、「Uber Eats」などデリバリーにも対応している。弁当は作り置きせず、注文を受けてから作り始めるため、常に出来立て。もちろん電話注文しておけば、店頭で待たずに持ち帰ることが出来て便利だ(※電話注文は20時まで)。
この店のご飯は、調理場に設置した20台もの羽釜を駆使して、常に炊き立てご飯を用意しているために、本当に旨い。使用しているのは、東北地方を中心にした厳選米。ご飯だけでも食べ進められる極上の“銀シャリ”は、持ち帰って粗熱がとれても、なお旨いのである。
❷ 【焼鳥ここりこ庵】——朝挽きの新鮮な鶏肉を使用した、リーズナブルな弁当がたくさん!
朝挽きの新鮮な鶏肉を毎日仕入れている『焼鳥ここりこ庵』。店名にも付いている通り、店内では自慢の焼鳥をはじめ、各種鶏肉料理をカジュアルな雰囲気で提供している居酒屋だ。その名物鶏肉料理を、テイクアウト用に仕立て直したのが弁当のラインナップ。従って、唐揚げも、チキン南蛮も、よくあるメニューがひと味違う。
『焼鳥ここりこ庵』では、コロナ禍以降、弁当の種類を増やし、ランチ向け以外にも提要時間を拡大。オーダーを受けてから作り始め、出来立てにこだわるスタイルで評判となっている。しかも、どのお弁当もパワフルなボリューム! お腹をしっかりと満たしたい派にも安心で、とてもリーズナブルな価格設定となっている。
お弁当は予め電話注文しておくのが、店頭で待たないのでお勧め。ピックアップは店舗が営業している時間帯ならいつでもOKだが、もしもランチとディナーの間のアイドルタイムに持ち帰りたい場合には、その旨、電話注文時に相談を。場合によっては、対応可能なこともあるそうだ。
❸ 【ぴんとこな】——歌舞伎用語で二枚目を意味する“ぴんとこな”。背筋がビシッと通る、寿司屋の限定弁当はいかが?
長崎・五島列島海域で採れた新鮮な魚介を、地元漁師より直接買い付け。鮮度を保ったまま空輸している『六本木すし ぴんとこな』。そのため、この店のネタは鮮度が高く、しかも市場を経由しないために値付けも“お得”と評判だ。その旬ネタを使いつつ、『ぴんとこな』では、季節の限定弁当を通常弁当とは別に用意している。
今回は春の到来を予感させる“寿司屋の弁当”2種類を用意。両方のお弁当に共通する巻き寿司は、『ぴんとこな』自慢のマグロの赤身に加え、サーモン、卵焼き、カンピョウ、きゅうり、田麩をあしらった色彩豊かなもの。このお弁当を持って、公園ランチに出かけたら、さぞかし気持ちが良さそうだ。
限定弁当は、前日までに要予約。営業時間内ならば、いつでもピックアップ可能だ。そして予め予定を伝えておけば、その時間に合わせて、出来立てを用意してくれる。
※2022年3月現在の情報となります。
※表示価格は全て税込価格です。
※店舗により臨時休業や営業時間を変更させていただく場合がございます。詳細は「六本木ヒルズの営業状況について」をご確認ください。
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