街を歩けば、思わずワクワクするクリスマスシーズン。ここでは、各店各様こだわりの詰まったお勧めの2019年版クリスマスケーキをご紹介します。特別な人と一緒に、家族で過ごす、仲間とワイワイ……。どれを買うのか迷ってしまう、シチュエーション毎に選べるヒルズエリア厳選のクリスマスケーキを。予約はお早めに!
EDIT BY TM EVOLUTION.INC
❶ 味にもデザインにも心踊る宝石箱のようなケーキ
——LA BOUTIQUE de Joël Robuchon(ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション)
1/6「ノエルフレーズ」直径14㎝×高さ4.5㎝ ¥5,000。イチゴのムース、フランボワーズのジュレ、フランボワーズのフィヤンティーヌ……。酸味と甘みとサクサク感を味わえるクリスマスカラーのケーキ。お洒落なデザインで、自宅でのパーティーはもちろん、お呼ばれのギフトにしても喜ばれそう。
2/6「ノエル ショコラキャラメリア」直径14㎝×高さ5㎝ ¥6,000。六本木ヒルズ店限定。フランス産のチョコレートを使用した、甘さを抑えた大人のケーキ。赤ワインに合わせても。
3/6「ロブションのシュトーレン」は、小 ¥1,750 、大¥3,300で、ショコラ¥2,200もある。北海道産の無塩バター、ラム酒やキルシュに漬け込んだドライフルーツ、ナッツがたっぷり入り、とてもしっとりした生地の発酵菓子。ドライフルーツの甘みに、クローブやシナモン、ナツメグなど6種のスパイスが芳醇な香りを添える。上から上品な甘みの和三盆をかけている。
4/6ショーケースの中には、ケーキ、マカロン、季節商品などが並べられている。壁側の棚にはパンや焼き菓子が並ぶ。
5/6エントランスを入ると 右手がオープンキッチンのレストラン、左手が焼きたてのパンとケーキを販売するブティックになっている。
6/6シェフパティシエの清水雅史さん。「美味しいのはもちろん、家族や恋人で箱を開けた時にわぁっと歓声が上がるような、ビジュアルも美しいケーキを心がけています」
クリスマスには『ジョエル・ロブション』のテーマカラーである赤と黒を使った印象的なケーキが登場。例えば「ノエル フレーズ」なら、表面全体に光沢感のあるグラサージュをかけて、鮮やかさとクリスマスらしいキラキラ感を演出。酸味と甘さを整えたイチゴのムースで、中心にはイチゴとフランボワーズのジュレ、その下にはサクサクした食感のチョコレートを敷いている。子供から大人まで誰にも好まれる、そしてイチゴの美味しさを存分に味わえるケーキだ。
一方、黒の「ノエル ショコラキャラメリア」は、甘さを抑えた大人向けのケーキ。ミルクチョコレートを使ったムースで、中央には塩味の効いたキャラメルムースとサクサクしたチョコレートが入り、柔らかさとサクサクの食感の違いを楽しめる。
忘れてはならないのが、お店のスタッフも絶賛する「シュトーレン」。クリスマスまでの間少しずつカットして食べていくドイツの伝統発酵菓子だが、日々熟成していくので、食べるたびに違う味を楽しめるのも魅力だ。
TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
PHOTO BY AKIKO MATSUI
LA BOUTIQUE de Joël Robuchon(ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション) 住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド2F 電話 03-5772-7507 営業時間 10:00〜21:00 定休日 無休 ※クリスマスケーキの予約開始は11月18日から12月18日まで。受け渡し期間は12月21日〜25日 ※クレジットカード使用可 ※価格は税別
❷ ポップなビジュアルと、多層化された味わいの意外性
——ミシャラク 表参道(ミシャラクオモテサンドウ)
1/8食感の良いビスキュイとキャラメルチョコレートを、2種類のミルクチョコレートのムースで包み込んだクリスマスケーキ「ビュッシュ ショコララクテキャラメル」¥5,000。
2/8親しい人への呼びかけの言葉“モンクール”と名付けたこのケーキこそが、ミシャラク氏の代表作。TOPは果実ではなく、成形したチョコレートムース。カスタードクリームに柚子ペーストの酸味をプラスした意外性のある味わい。「ミシャラクモンクール」¥750。
3/8大小ふたつのシュークリームを重ねたパリの伝統的な菓子を、ミシャラク氏が再解釈。台座の中には甘さ控えめのキャラメルクリームがたっぷり。「ルリジューズ」¥650。
4/8ミシャラク氏が和菓子の最中に刺激され、表参道店だけで販売しているテイクアウトメニュー。メレンゲ、ラズベリー、ライチのクリームを最中の皮で挟んで提供される。「【モナック】パブロヴァ」¥500。
5/8クッキーとブラウニーを組み合わせ、チョコレートでコーティングしたベイクドスイーツ「クーニー」。グルテンフリーかつ“カリカリ”“フワフワ”の食感が面白い。各¥350。
6/85つの質問に対する答えから、今の気分に最適なスイーツをAIが作り出す表参道店だけのエクスクルーシブサービス「マイ コスミック」。専用アプリのほか、店頭デバイスからのオーダーも可能だ。
7/826席のカフェスペースでは、『ミシャラク』の各種スイーツをイートインできるほか、パニーニやキッシュなどの食事メニューも用意されている。
8/81973年生まれのクリストフ・ミシャラク氏は、若くしてピエール・エルメ氏と並ぶフランスを代表するパティシエのひとり。ⓒdelphinemichala
コンセプトは“ロック&ラグジュアリー”。伝統に傾倒しがちなパリのパティシエ界の中で、「誰もやっていない事をしたい」と、新たな取り組みに挑戦し続けてきた業界の風雲児クリストフ・ミシャラク氏。その彼が、海外展開1号店に選んだのが表参道だった。
『ミシャラク表参道』のショップコンセプトは“クールポップ ☓ シンプルカジュアル”。ブランドのポップな要素がエレメントとして落とし込まれた店内は、原宿の街と呼応しつつ、大人も楽しめる居心地の良い空間となっている。カフェスペースでは、パリ本店と同様に定番スイーツを楽しめるほか、スタンドコーナーでは表参道オリジナルの「モナック」を気軽に試すことが可能だ。
実はミシャラク氏、1997年から1年間、神戸でパティシエとして働いていた際に「世界の柑橘類の中で最も素晴らしい」と評する柚子と出合った。それ以来、彼の創作には、様々な場面で柚子フレーバーが使用されているのだが、それを証明するのが代表作「ミシャラクモンクール」。控えめなチョコレートムースの甘さに柚子の酸味をプラスして、味の多層化を具現。いつまでも食べ飽きることのない、チョコレートケーキの新たなスタンダードが導かれている。
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
PHOTO BY FUMIAKI ISHIWATA(NDPP.)
ミシャラク 表参道(ミシャラク オモテサンドウ) 住所 東京都渋谷区神宮前6-2-9 営業時間 11:00〜20:00(L.O.19:30) 定休日 年末年始 ※クリスマスケーキの予約受付中。受け渡し期間は12月24日〜25日 ※カード使用可 ※価格は税別
❸ テーブルがパッと華やかに! 目でも舌でも満喫できるケーキ
——PIERRE GAGNAIRE PAINS et GATEAUX(ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー)
1/46種類あるクリスマスケーキのひとつ「ブール・ド・ネージュ(雪だるま)」25㎝× 8㎝×高さ11㎝ ¥7,500。真っ白なムースの上にはチョコレートの帽子を被ったスノーマンや白い雪の結晶がのって、パーティーを彩る華やかなアイテムに。
2/4「モンブラン ベリーのジュレ入り」¥650。ケーキの中身は下からビスキュイマロン、赤い果実のコンポート、ふんわりとしたメレンゲ、シャンティーマロン、細く絞り出したマロンクリーム、その上にはカットしたブルーベリーと栗のコンフィ。控えめな甘さの中にわずかな酸味が複雑な味わいを生み出す、洗練された軽めのモンブラン。
3/4「レモンのタルト ライム風味のメレンゲ添え」¥650。下からタルト生地、ミントとライムのゼリー、レモンクリーム、皮全体を使ったレモンピールのコンフィ、そしてレモンクリームの縁にライム風味のメレンゲ。レモンの皮の白い部分を使うことで甘さと酸味に苦味が加わり、味に奥ゆきが出ている。レモンの爽やかな酸味の中に、ほのかにライムとミントのフレッシュな香りを感じる。通年商品。
4/4才能溢れる若き『ピエール・ガニェール』シェフパティシエのルーカス・デュマルスキさん。「ケーキ類はなるべく使用する素材の味が生きるよう、砂糖の分量を調節して適切な甘さになるようにしています」
「クリスマスケーキは、クリスマスディナーの後で食べるものなので、子供からシニアまで万人に好まれる味を意識して考案しています。そのケーキを出したらテーブルがパッと華やかになるような見た目も大切にしています」と、シェフパティシエのルーカス・デュマルスキ氏。
今年シェフがお勧めするひとつは、雪だるまを意味する「ブール・ド・ネージュ」。可愛らしい帽子を被った雪だるまが目を引く、真っ白なケーキだ。一番外側のバニラムースの中には、ペカンナッツのプラリネ、ペカンナッツクリーム、そして一番下にはくるみ入りのビスキュイといった食感の違いや、ペカンナッツ入りのプラリネとクリームで、ナッツの香りと異なる甘みを堪能できる。パティシエの技術の高さを実感する逸品だ。
ひとり、または少人数だからという人には、秋冬の人気商品であるモンブランや通年商品のレモンタルトがお勧め。いずれも甘さ抑えめで、素材そのものの味が感じられる上質なケーキに仕上がっている。
TEXT BY YOSHIKO NAKASHIMA
PHOTO BY TAKUYA SUZUKI
こちらもチェック! 六本木ヒルズ&表参道ヒルズ発の限定クリスマスケーキ
ファッション雑貨からフードまで、様々なギフトアイテムが揃うショップに、クリスマスケーキが登場。アーモンドのプラリネに、アイラウイスキーのガナッシュ、ブラッドオレンジ風味の濃厚なビスキュイに、ウイスキーたっぷりのチョコレートクリームを重ねた一品。シンプルなデコレーションがシックな大人の雰囲気。「クリスマスタルト2019/ジョンカナヤ」¥5,184(税込) ※クリスマスケーキの予約開始は11月15日から。受け渡し期間は12月13日〜25日 ※1週間前までに要予約
京都にある焼き菓子の老舗がプロデュースするシュークリーム専門店。そのクリスマスケーキは、小さなシューを重ねて作るプロフィットロール。シュー生地にカスタードクリームが詰まったプチシューと、ココアのシューにチョコレートカスタードを入れたチョコレートプチシューをベースに、生クリーム、苺、オレンジ、キウイ、ブルーベリーと、カラフルなフルーツをデコレーション。「プロフィットロールノエル(M)」¥4,644(税込)限定30台 ※クリスマスケーキの予約開始は12月1日から。受け渡し期間は12月21日〜25日
パーティーなどで大人気のケーキ「ショーガール」のクリスマスバージョン。クリスマスカラーケーキに、サンタやジンジャーマンなどの飾りが施され、クリスマスムード満点。台紙にメッセージをつけることも可能。「クリスマス・ショーガール」¥3,672(税込)限定1日10台
16個のカップケーキでツリーの形を作り、グリーンとブラウン、ホワイトのシンプルなアイシングでデコレーションした「クリスマス・ツリー」¥10,800(税込)限定1日5台。ゴールドの台紙には、クリームでメッセージをつけることも可能 ※クリスマスケーキの予約開始は11月26日から。受け渡し期間は12月1日〜25日 ※受け渡し期間の5日前までに要予約 ※予定数に達し次第販売終了
一番人気のガトーにチョコレートで作ったオーナメント を乗せた「グアヤキル ノエル」¥4,320(税込)限定10台。カカオとアーモンドが香るビスキュイと、ベネゼエラ産カカオのムースを組み合わせた上質かつ芳醇な味わい
地球を守る小さな天使で自然へのオマージュを表現した、2019年限定の「ビッシュホープ」¥6,750(税込)限定15台。花や木を思わせる独特な香りを持つエクアドル産カカオのムースに、小麦粉不使用のビスキュイショコラ、クレームブリュレなどでアクセントを利かせたケーキ ※クリスマスケーキの予約受付中。受け渡し期間は12月23日〜25日 ※受け渡し期間の5日前までに要予約 ※予定数に達し次第販売終了
柚子とチーズケーキムースのマリアージュが絶妙な、2019年限定の「ビュッシュ チーズケーク ユズ」¥3,780(税込)
マロンクリームの濃厚さと、洋梨の爽やかさという組み合わせが新鮮な「ビュッシュ ポワール マロン」¥6,264(税込)。こちらも2019年限定
バニラビーンズ香る特製生クリームのデコレーションの中央に“フォリー(狂おしいほど)”の苺やブルーベリー、ラズベリーをトッピングした「フレーズ オン フォリー」4号¥5,184(税込)、5号¥6,804(税込) ※クリスマスケーキの予約受付中。受け渡し期間は12月20日〜25日 ※要予約
#christmas#Creme de la Creme#g GIFT AND LIFESTYLE#HUGO & VICTOR#JEAN-PAUL HEVIN#LA BOUTIQUE de Joel Robuchon#LOLA'S Cupcakes#MICHALAK OMOTESANDO#PIERRE GAGNAIRE PAINS et GATEAUX#roppongi-lunch
SHARE