ヒルズエリアで働くオフィスワーカーたちのランチを探る「ヒルズランチ」。アーク森ビルに本社移転したばかりのマネックス証券PR・広報 松﨑裕美さんは、学生時代を過ごしたカリフォルニアを感じる「ウルフギャング・パック ピッツァバー」でつかの間の休息をとる。
TEXT BY MIHO MATSUDA
PHOTO BY TOMO ISHIWATARI
コンテンポラリーダンスから金融の世界へ
マネックス証券のPR・広報、松﨑さんは新卒として2010年に入社し今年で8年目。本社移転に伴い、今年からアークヒルズに通勤している。
「街が華やかですね。オフィス街ですが、カラヤン広場で子どもが遊んでいたりベビーカーで散歩する方もいたり、素敵な雰囲気です」
マネックス証券は、今年2~5月にかけて麹町と日本橋のオフィスをアークヒルズに集約した。さらに証券基幹システムを次世代システムに移行、主要オンライン証券初の米国株取引専用のスマホアプリのリリースや人工知能を活用した「MONEX AIレポート」の提供を開始するなど、話題のニュースが目白押しだ。
「時差があるためなかなか米国株取引に踏み込めなかった方にも、スマートフォン専用アプリでスムーズにお取引いただけるようになりましたし、AIやロボアドなどを活用することで、人間ではできない膨大な量のデータを分析し、お客様に最適な商品をおすすめできるようにもなりました。私の仕事は、メディアへのPR、取材のコーディネート、プレスリリースの制作や社内コミュニケーションなどです」
テキパキと解説してくれる松﨑さんだが、大学ではコンテンポラリーダンスを専攻していた。アートの世界から、なぜ金融界に?
「アメリカで約7年、コンテンポラリーダンスを学んでいました。現地の友人たちは政治意識も高く、将来設計もしっかりしていた。中には仕送りをもらわずに、自分で投資をしている人もいました。彼らを見て、日本の女性にもっと金融の知識があったら、人生が豊かになるんじゃないかと感じたんです。だから、金融知識のない私が、いちから学んだことを発信できれば、同じような初心者の方にもきっとわかり易く伝えられるんじゃないかと思い切って挑戦しました」
ランチタイムはカリフォルニアの雰囲気で
そんな松﨑さんのランチタイムは、業務によって時間帯はさまざま。忙しい日は、テイクアウトしてオフィスで食べることもある。
「まだまだアークヒルズのランチスポットは開拓中です。ウルフギャング・パック ピッツァバーはお店の前を通ると、いつもいい香りがしていて、以前、社内向けセミナーを開催したときにケータリングをお願いしたらピザがとても美味しかったんです。それに、カリフォルニア料理だから気になっていて」
今日は「ウルフギャング・パック バーガー」に初挑戦。肉厚のパティに柔らかなパン。フレッシュなレタス、トマト、オニオンにガーリックマヨネーズで味付け。好みによって、チェダーチーズやベーコン、アボカドも追加でトッピングできる。
「ハンバーガーが大好きなんです。ウルフギャング・パックのハンバーガーは特にオニオンの甘さが印象的でおいしい!」
ランチタイムは、つかの間のほっとする時間。8年前には全くの初心者だった金融の世界も、どんどん面白さを感じるようになり、今は忙しくも充実した毎日だ。
「最初はわからないことばかりでした。金融商品は、家具やカバンなどとは異なりカタチがないもの。でも、買ってみることで経済の動きを勉強できるし、上手くいけばお小遣いにもなります。他にはない面白さがあります」
松﨑さんのある1日
7:00 起床
8:00 出社し掲載記事の確認、社内外にリリースする資料の準備
9:00 取材対応、プレスリリースの原稿作成
11:30〜15:00 午後の業務との兼ね合いで、ラインチタイムはフレキシブル
午後 ミーティング、取材対応、掲載記事原稿の確認など
19:00頃 翌日の予定を確認して1日の業務終了。まっすぐ帰ったり、六本木ヒルズや麻布十番に立ち寄ることも
夜 入浴してリフレッシュ。念入りにストレッチして就寝
松﨑裕美|YUMI MATSUZAKI
マネックス証券マーケティング部マネジャー PR担当/愛媛県の高校を卒業後留学。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校卒業後、2010年マネックス証券に入社。マーケティング部に所属し投信・債券・日本株・米国株を担当してマーケティングに携わる。12年12月からPR担当としてPR・広報業務に携わる。
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