この秋は、何を買って、どんな着こなしをするべきか。いくら経験を重ねても、やっぱり悩ましいのがおしゃれというもの。そこで、“失敗しない買い物”のヒントを求め、ヒルズ内のショップで働くスタッフのお気に入りをリサーチ。極めてプライベートなベスト・バイにこそ、リアルなトレンドが隠れている!
TEXT BY KYOKO INOU
PHOTO BY MIDORI YAMASHITA
記念すべき第1回目に登場してくれたのは、エストネーションの長尾 愛さん。主にレディースシューズ売場をご担当。撮影されるのは初めてということで、カメラのレンズ&スタッフの視線を前に緊張はマックス。照れた笑顔がとにかくキュート!
この秋冬の、長尾さんのベスト・バイは、「ホリー・ライアン」のプレートピアス。オーストラリア人デザイナーが、直島の海にインスパイアされデザインした作品だ。「いわゆるフープピアスとは違う存在感にひと目惚れしました。かなり大きめですが、不均一に波打った表面が光を乱反射するから印象は軽やか。どんなコーディネートにも合わせやすく、大人っぽいニュアンスをプラスできます。歩くとユラユラ揺れてキレイなんですが、つけた後はきちんと磨いて、大切に使っています」。
鮮やかなマスタードイエロー&大胆なプリントが目を引くドリス ヴァン ノッテンのロングスカートをチョイスして、大好きなオリエンタルテイストに。ネイビーのニットベストも同じくドリス。「エキゾチックでヴィンテージ感のあるものが好き」という長尾さんのお気に入りブランドだ。「今日は、この秋冬に新調した大好きなものたちを、ギュッと集めたコーディネートです」。
リングは、両手にたっぷり付けるのが長尾流。「TASAKIのブラックパール、マリーエレーヌ ドゥ タイヤックのカラーストーン。それに、祖母や母から譲り受けたリングたち。今のものと古いものをミックスするのが好きです」。
最後に、毎日、六本木ヒルズで働く彼女のお気に入りスポットをご紹介。「ヒルサイド2Fにあるエルカフェの裏。ここから見える東京タワーの景色が絶品なんです! 角度も抜け感も抜群で、通りかかると、つい見とれちゃいます」。
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