今年9回目を迎える音楽イベント「ARK Hills Music Week」。世界的アーティストが演奏するクラシックから、流しギターを聞きながらのはしご酒まで。さまざまな形の音楽に触れ、芸術の秋をスタート!
TEXT BY KYOKO INOU
音楽という芸術を身近に楽しむ10日間
アークヒルズと、サントリーホールがタッグを組み、2011年にスタートした音楽祭「ARK Hills Music Week」。今年は、10月4日(金)〜13日(日)の10日間、「音楽がであう。音楽にであう。」をコンセプトに約20の施設や店舗で計50以上のプログラムが展開される。
ドリンク片手に、世界トップアーティストの競演を無料鑑賞
10月4日(金)〜6日(日)に、サントリーホールで開催される「ARKクラシックス」。ピアニスト辻井伸行氏とヴァイオリニスト三浦文彰氏がアーティスティックリーダーを務め、プロデュースしたプログラムのほか、気鋭の若手演奏家が集結し誕生させた室内オーケストラ「ARKシンフォニエッタ」など、見所いっぱい。驚くべきは、この全9公演のうち、8公演が「スペシャル・ライブ・ビューイング」で無料鑑賞が可能だということ。アーク・カラヤン広場に設えられた会場では、ワインやビール、軽食の販売も行い、世界トップクラスの演奏を、秋風を感じながら気軽に楽しむことができる。
子どもたちが本物の音楽に出会うワークショップ
10月12日(土)には、音楽ワークショップの第一人者マイケル・スペンサー氏と日本フィルハーモニー交響楽団メンバーによる体験型コンサートを開催。どなたも聴きなじみのある名曲、サン=サーンス『動物の謝肉祭』を題材に、動物たちのパレード・レースに見立て進行。クラシック音楽を身近に楽しむ仕掛け満載のコンサートを、ぜひ親子で楽しんで。また、同週末のアーク・カラヤン広場には、ヴァイオリンやフルート、ウクレレなど、本物の楽器に実際に触れて楽しめる空間「ミュージック・マルシェ」も出現し、子どもたちの感性を引き出す、絶好の機会に。
流しの演奏&はしご酒を楽しめる “音楽横町”
音楽祭のポップアップイベントとして今年初登場するのが「アークヒルズ 音楽横丁」。「飲んで、食べて、音楽を楽しめる」をコンセプトにアーク森ビル3階の飲食エリアが提灯灯りに照らされ、横丁空間に。『流し』の生演奏を聞きながら “ちょい飲み” を楽しむことができる。各店舗が提供するイベント期間限定のスペシャルメニューも魅力的で「ちょっと一杯」では終われなさそう。
平日ランチタイムに、ルーフガーデンや近隣オフィスビルでの無料コンサートが開催されるほか、エリア内の対象店を巡って素敵な景品が当たるスタンプラリー「music Walk!」も実施。外出を誘う心地良い秋の空気のなか、芸術とグルメを楽しみに、アークヒルズに足を運んでみては。
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