1968年の創刊以来、50年にわたって漫画雑誌の頂点に君臨してきた「週刊少年ジャンプ」。創刊から現在までを振り返る大規模展覧会の第三弾 が、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催中だ。
TEXT BY KYOKO INOU
440点の原画と空間演出で、人気作を堪能!
昨年夏のVOL.1 「創刊〜1980年代」展、今年春 のVOL.2 「90年代」展に続き、今回でいよいよ最終章として幕を開く「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展 VOL.3 -2000年代~、進化する最強雑誌の現在(いま)-」。創刊以来、伝説的なマンガコンテンツを生み出し、トップを走り続けてきた「週刊少年ジャンプ」。名だたるヒット作に甘んじることなく、新たな挑戦で新しいファンを獲得してきた2000年代の飛躍を総覧する。『ONE PIECE』、『NARUTO-ナルト-』、『BLEACH』などの超ビッグタイトルや、『DEATH NOTE』、『テニスの王子様』などの話題作が、趣向を凝らした展示で登場する。
展覧会のために描きおろされたスペシャルなイラスト展示、映像展示など、ここでしか見ることのできない特別な展示がたっぷり。場内は大半のスペースが撮影可能(曜日指定・機材制限あり)で、最愛のキャラクターや作品と記念撮影をお楽しみいただける。
会期中に次々変わる展示やコラボグルメにも注目
会場に隣接するカフェ「Cafe THE SUN」では、「JUMP 50th anniversary cafe」と題して人気作品とコラボレーションしたオリジナルメニューを提供。 コラボメニューを注文すると、注文したメニューの作品に合わせたノベルティコースターのプレゼントがもらえるので、ぜひお立ち寄りを。
作品の世界観を余すところなく表現したインパクト抜群の映えるビジュアルは、ファンならずとも写真とお腹におさめておくべき!
さらに、会期中には、同じ作品のファン同士が集まって楽しむ公式応援日<ファン感謝デー>が開催され、オリジナルデザインの「来場記念証」がその日限定で配られるほか、発売号の巻頭カラーやスペシャル読み切り、話題の新連載陣のカラーやモノクロ原画を週替わりで展示するWeeklyコーナー「What’s up JUMP!?」など、ファンにはたまらない企画が目白押し。また、文具やアクセサリーからファン垂涎の複製原画まで、バリエーション豊かな展覧会オリジナルグッズのラインナップも見逃せない。
創刊50周年を迎えた「週刊少年ジャンプ」が築き上げた漫画の歴史を辿る日本初、そして過去最大規模の原画展。現代の漫画シーンをより深く理解し、楽しむきっかけとなる本展を、どうぞお見逃しなく。
SHARE