家電は今や、ただ便利なだけでは終わらない。それを使ったときの「驚き」や「ワクワク」が求められている。いわば「趣味家電」ともいうべき、あたらしい暮らしの楽しみをくれる家電&電動アシスト自転車を六本木ヒルズで探してみよう。
COFFEEMAKER&BIKE PHOTO BY SHO UEDA
EDIT & TEXT BY RCKT/ROCKET COMPANY*
テクノロジーはハンドドリップを超えたか
デザインも技術も、独自のものづくりを目指す〈BALMUDA〉から登場したコーヒーマシン。美しく洗練されたフォルムで、横幅は約14cmとコンパクト。BALMUDA The Brew¥59,400(バルミューダ/六本木 蔦屋書店/六本木けやき坂通り 1F・2F)
独自の抽出方法「Clear Brewing Method(クリア ブリューイング メソッド)」(特許出願中)により、雑味を限りなく抑えたクリアな後味を実現。ドリッパーは専用で設計した円錐型を採用。オープンドリップ式のため、豆の豊かな香りと膨らみをライブで楽しめる。すっきりとした後味の「REGULAR」、深みのあるフルボディな味わいの「STRONG」、たっぷりの氷を入れて楽しめる「ICED」の3つのモードがある。
クリアな後味を実現するため考案したのが、バイパス注湯。豆から雑味成分が溶け出すタイミングを見計らい、注湯をストップ。雑味が混ざらないよう、ドリップ時とは異なる注湯口からお湯を注ぎ、サーバーに抽出されたコーヒーの最終仕上げを行う。あえてミルはつけず、抽出のみに特化した。
雑誌や書籍のみならず、くらしを彩るスタイリッシュな家電も取り揃えている〈六本木 蔦屋書店〉。もちろん、最新技術とデザイン性で知られる〈BALMUDA〉の家電も取り揃えている。普通の食パンが焼きたての美味しさになると大人気のトースターで有名だが、今回は、2021年秋に発売となった「BALMUDA The Brew」に注目。「それぞれの分野で独自のものづくりを目指す」という〈BALMUDA〉の哲学をもってつくられたマシンは、機械だからこそできる0.2ml単位の正確なドリップや、気が遠くなるような細かな温度調整、オリジナルのバイパス注湯などさまざまな工夫により「ハンドドリップを超える美味しさ」とコーヒー通に言われるほどの出来栄え。自宅でも、プロのハンドドリップを味わうような体験ができるとしたら……毎日が、小さな感動の連続だ。
視覚と聴覚で向き合う、音楽の新体験
歌詞を映し出すスクリーンがついたスピーカー。しかも、歌詞のフォントや動きはは音楽によりさまざまなバリエーションで展開されるので曲ごとに新鮮な気持ちで向き合える。まるで2枚のレコードを立てかけたようなデザインは、どんなインテリアにもしっくりなじむ。COTODAMA Lyric Speaker Canvas(幅48cm x 奥行き12cm x 高さ40cm)¥181,500(コトダマ/スターマン バイ アールアンドコー/ウェストウォーク 4F)
手前の黒いボードがスクリーン、背面のシルバーのボードがスピーカー。2枚のボードは音を効率的に反射させる設計。さらに、リア・リフレクション方式を採用し、壁際にスピーカーを設置した際、室内に美しく響き渡るサウンドを実現している。最先端のテクノロジーを内蔵しながら、それを表に出さないアナログな雰囲気の佇まいも魅力。
「歌詞が見える」というだけでも驚きだが、さらに音へのこだわりにも目を見張るものがある。ハイエンドスピーカーシステムの研究ラボ・Tom’s labが基本設計を担当し、まるでミュージシャンがすぐそばで歌っているよう。この没入感のある音と、歌詞とが相まって脳裏に浮かび上がるイメージをぜひ店頭で実際に味わってみてほしい。
国内のコレクションブランドを中心に展開するセレクトショップ〈スターマン バイ アールアンドコー〉で取り扱うのは、美しいモーショングラフィックを伴って歌詞をリアルタイムで生成する日本発の次世代型スピーカー「COTODAMA Lyric Speaker Canvas」。手元のモバイル端末とつないで好きな音楽を選曲して再生すると、音が流れると同時に歌詞がスクリーンに表示されるというもの。まるで2枚のレコードが立てかけてあるようなアナログなデザインながら、実は内部ではその楽曲の雰囲気や構成を分析して聴き手が抱く感情を機械が自動で解析し、ひとつひとつの楽曲に合わせて選ばれたフォントやデザインで、歌詞をスクリーンに表示するという高度なテクノロジーが駆使されている。情報量の多いYouTubeとはまた違う、歌詞と音楽が自身の記憶や想像と相まって浮かび上がる、いわば脳内映像とでも言うのが近しいだろうか、新たな音楽体験となることは間違いない。
電動アシスト自転車の常識を覆す、チェーンレスの革新
従来の溶接プロセスではない一体形成のモデュラー設計を採用。AI機能と防水液晶モニターも一体となった、シンプルでスタイリッシュなデザイン。人間工学から生まれた一体型のハンドルやサドルのスポーティな形状も新鮮だ。HONBIKE¥199,000(折りたたみ前:長さ157cm×幅58cm×高さ109cm)(ホンバイク/クリック ストア/ヒルサイド B1F)※ボトルフォルダー付バスケットは別売り
クローズ式シャフトドライブシステム(ケース内に収まったドライブシャフトを通じて、ペダリングの動力を後輪に伝える駆動方法)を採用し、チェーンレスを実現。服を巻き込むこともなく、メンテナンスも容易。
2ステップで折り畳み可能。普通乗用車のトランクにも収まるコンパクトサイズで、旅先での移動手段としても便利。航続走行距離は、1回・3時間の充電で約35km~47km。
コロナ禍でのライフスタイルの変化によって、近年需要が伸びている電動アシスト自転車。なかでも脚光を集めているのが、〈クリックストア〉で扱っている「HONBIKE」だ。電動アシストで折り畳みができるものは数あれど、驚きなのはチェーンレスであるということ。クローズ式シャフトドライブシステムを採用した、いわば車のような設計で高い動力伝達効率を誇る。さらに5段階のアシスト機能や、チェーンがないことで耐久性が向上しメンテナンスも楽になるなどストレスなく乗るための工夫が随所に見られる。折り畳んで車に積んでおいて、気が向いたらふらりと自転車で出かけるポタリングにうってつけのHONBIKE。体力をつけて臨まなくてもいい、手入れも楽。この自転車なら、行動範囲が広がりそう。ふだん自転車に乗らない人にも試してみてほしい、ワクワクをくれる自転車だ。
六本木 蔦屋書店 住所 東京都港区六本木6-11-1 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り 1F・2F 電話 03-5775-1515 営業時間 7:00〜24:00
スターマン バイ アールアンドコー 住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ウェストウォーク 4F 電話 03-6434-9557 営業時間 11:00〜21:00
クリック ストア 住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド B1F 電話 03-6820-1586 営業時間 11:00〜21:00 ※2021年11月13日(土)ニューオープン
※2021年12月現在の情報となります。 ※表示価格は全て税込価格です。 ※定休日は六本木ヒルズに準じます。 ※店舗により臨時休業や営業時間を変更させていただいております。詳細は「六本木ヒルズの営業状況について 」をご確認ください。
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