そのまま食べてもおいしくて、アレンジ次第でランチにお弁当にと七変化してくれる、便利な作り置きおかず。今回はお子さんに大人気の鶏そぼろと、野菜をたっぷりのナムルの、基本レシピとランチやお弁当へのアレンジ方法を、フードスタリストの田島明日香さんがご紹介します。
FOOD STYLING BY ASUCA TAJIMA
PHOTO BY TOMO ISHIWATARI
基本の作り置きレシピ A
——家族みんながホッとする味「鶏そぼろ」
料理のポイント!
✔️ 生姜はすりおろすことでお子様も食べやすくなります。
✔️ 鍋に押しつけるように潰しながら炒めることでほぐれやすくなります。あえて大きめの塊を残しても食べ応えがあって楽しいです。
✔️ そのままはもちろん、ごはんにのせたり、麺と和えたり、芋のそぼろ煮、トマト缶を加えて即席パスタソースに、とアレンジも様々。筍やレンコンを足して食感を加えても。
鶏そぼろアレンジ❶ 「ガパオライス風炒飯」
鍋に鶏そぼろ、バジル、カシューナッツを入れてさっと炒め、ナンプラー、オイスターソースで味を整える。ごはんを加えて全体がパラっとするまで炒める。器に盛り、うずらの卵で目玉焼きを作って上に乗せる。
鶏そぼろアレンジ❷ 「お弁当用そぼろ入り卵焼き」
ボウルに鶏そぼろ、卵を割り入れ、よく混ぜておく。フライパンに油(分量外)を熱し、2〜3回に分けて卵液を加え、卵焼きを作る。あら熱を取ってからひとくち大に切り、お弁当に詰める。
基本の作り置きレシピ B
——野菜のおいしさを味わえる「塩ナムル」
料理のポイント!
✔️ ちょっと手間ですがそれぞれを別に調理し、最後に一皿に盛り合わせる方法で見栄え良く。時間がないときには、一気に炒め合わせてもOK。
✔️ そのままラーメンのトッピングに。酢の物にプラスしてボリュームアップしたり、焼きそばの具材にも。
塩ナムルアレンジ❶ 「チャプチェ丼」
春雨は熱湯で戻しておく。フライパンに油少々(分量外)を熱し、牛肉を炒める。ナムル、春雨を加えて炒め合わせ、しょうゆ、砂糖で味を整える。ごはんを盛った器にのせる。
塩ナムルアレンジ❷ 「お弁当用チヂミ」
ボウルに材料を入れ、よく混ぜる。フライパンに油(分量外)を熱し、スプーンでひとくち大に落とし入れ、両面を焼く。大人用には、酢醤油を添えて。
田島明日香|Asuca Tajima
フードスタイリスト。東京都小平市生まれ。立教大学社会学部卒業後、ハウスメーカー勤務、インテリアコーディネーターを経て、2013年よりフードスタイリストとして独立。2016年より、インテリアデザイナーの夫ヤマシタマサトシと料理ユニット「ちろり」として、広告やカタログのフードスタイリング、レシピ考案やイベントのケータリングなども手がける。日本の郷土食材やお酒を含めたスタイリングが得意。ELLE gourmetフードクリエイター部のメンバーでもある。2019年6月、吉祥寺にプライベートサロン「閒-awai-」をオープン。
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