様々なヒト・団体がそれぞれ自慢のコンテンツやアイデアを持ち寄り提供する「新虎ヴィレッジ」が虎ノ門ヒルズに期間限定でオープン。アートな空間&知的な刺激に触れられる“遊び場”で、創造性を目覚めさせて。
TEXT BY KYOKO INOU
多彩なヒトが集まり、面白いコトが生まれる場所
10月5日(土)、虎ノ門ヒルズの一画にオープンした「新虎ヴィレッジ」。ヒト・モノ・コトをつなぐ新しい遊び場として、フォルクスワーゲンが誕生させた空間だ。リユースや廃材を使ったストリートアートで彩られたユニークでオープンな会場では、期間ごとに多種多様なテーマのイベントやワークショップ、展示会を開催。さまざまなヒトがオリジナルコンテンツを持ち寄り、それぞれがつながることで、新しいコトが生まれる——訪れるたびに新たな刺激を得られる、そんな空間の誕生だ。
「Play On!」をコンセプトに会場のプロデュースを担当したのは、世界で活躍するクリエイターたち。アムステルダム アートシティ「NDSM」主宰で、都市計画のパイオニアであるエヴァ・デ・クラーク氏、「Street Art Today」の創設者でアーティストプロデューサーのピーター・エルンスト・クーレン氏、ストリートアーティストのオクダ・サン・ミゲル氏。彼らのクリエイティビティによって彩られた空間が、集まる人の想像力を刺激し、交流を加速する。
Eva De Klerk/エヴァ・デ・クラーク
1965年アムステルダム生まれのイギリス育ち。プロジェクトブースター、開拓者、文化探求者、施工責任者、開発者など一言では表現できない肩書をもつ才女。世界の都市に存在する“放置された場所”を調査し、アイデアを集結することで、新しい可能性を見つけ出すことに取り組んでいる。
Peter Ernst Coolen/ピーター・エルンスト・クーレン
「Street Art Today」の創設者兼キュレーター。ストリートアートのプロデューサーとして、アムステルダム博物館や国立美術館の壁画や、世界的ブランドやホテルとのイベントなどで幅広く活躍する。現在建設中の世界最大となるストリートアートミュージアムは、2019年秋オープン予定。
Okuda San Miguel/オクダ・サン・ミゲル
スペイン出身のストリートアーティスト。マドリードの大学で美術学士号を取得後、1997年に独立。ストリートや廃工場、廃れた教会などにアート作品を製作。幾何学構造と極彩色で構成された、一目で彼のものと分かる作品は、世界中のストリートやギャラリーで見ることができる。
今後開催が予定されているプログラムとして、日本の伝統産業のアップデートの方向性を考える「Japan Culture Innovation Program」<10/28〜11/2>などがラインナップ (日程が変更となる可能性あり、詳しくはHPをご覧ください)。多彩なワークショップに参加して新たな視点を手に入れるもよし。世界各国の料理が楽しめるキッチンカーでグルメも堪能するもよし。アートに囲まれ、人が集まり、つながり、新しいコトが生まれる「新虎ヴィレッジ」に、ぜひ足を運んでみよう。
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