新人の入社や部署移動など新たな仲間が増える4月。歓迎会でプチギフトを渡すなら、喜んで使ってもらえるものを選びたい。そこで、ファッションから雑貨や文房具まで幅広く手がけるスタイリストの長坂磨莉さんに、失敗しないギフト選びのコツを聞いた。
TEXT BY MIHO MATSUDA
PHOTO BY TOMO ISHIWATARI
歓迎会の幹事必見! ウェルカムギフトの攻略方法
まだお互いのことをよく知らない4月に渡すプチギフト。選ぶ人のセンスや気遣いが問われるので、歓迎会の幹事になると、頭を悩ませる人も多いことだろう。そこでモノ選びの達人、スタイリストの長坂磨莉さんに注意すべきポイントを聞くと、
「量や価格は過度になりすぎないように。プチギフトには、ちょうど両手に載るくらいのサイズ感がいいと思います。香り、色、柄に主張があるものは避けたほうが無難です」
とのこと。このポイントを押さえて、新しい同僚に素敵なギフトを贈ろう。
❶ お茶やお菓子は、気遣いを感じさせる個別包装で
誰にも喜ばれるプチギフトの代表格は、お菓子やお茶などおいしく食べて、あとに残らないもの。数あるフードギフトの中から、ちょうど良いものを選ぶ際のポイントは?
「相手の好みがまだわからない時期のウェルカムギフトは、気張らず普段の生活にさりげなくプラスされて嬉しいものがおすすめです。選びやすいお菓子やお茶は、セットや個包装になっているとちょっとした気遣いを感じます」
❷ 実用的なものには、遊び心のあるカードを添えて
人によって好みが分かれる雑貨。だから、職場で使える実用的なものを選ぼう。
「こだわりを持っている方もいるので、物を贈るのは少し躊躇してしまいますが、職場で毎日使うマグカップや文房具など、シンプルでベーシックなデザインのものであれば、デスクの上で主張せず長く使ってもらえると思います。もらってすぐに使えるハンドクリームも、仕事中の気持ちの切り替えになります。そして、一言添えるメッセージカードは、ポイントになるデザインを選ぶのも遊び心があっていいと思います」
長坂磨莉|Mari Nagasaka
スタイリスト/アシスタントを経て、2016年独立。雑貨・インテリア・ファッションの分野で雑誌・web・カタログを中心に活躍中。
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